2018年 06月 26日
「母という名の女」
「Las hijas de Abril」…aka「April's Daughter」2017 メキシコ

メキシコのリゾート地、プエルト・バジャルタ。17歳のバレリアは姉のクララと母が所有する別荘に暮している。バレリアは初体験で妊娠してしまい同い年のボーイフレンド、マテオの子供を身ごもっていた。妊娠は内緒にしておいてとクララに言っていたにも関わらず、ある日突然母がやって来る。再会した母に戸惑うバレリアだったが出産の不安から母を頼るようになる…
なんという母!なんというエンディング!が映画の感想。
母アブリルはどちらも実の娘ながらクララが大好きでバレリアはそれほどでもない、といった感情があるように思える。親って可愛い子と、それほどでもない子がいるはずだから、多分…。
ストレスを抱えるクララは過食症気味で女性としての魅力に欠けるが、バレリアはキュートで魅力的な女性。ひょっとしてアブリルは娘のバレリアに嫉妬しているのではないか?とも感じた。あの母なら絶対に芽生える感情だ。
マテオの父親は孫の存在を無視し、母親に頼らないよう息子に釘を刺している。そこでアブリルは17歳のカップルに子供が育てられるわけがないと判断し、勝手に孫カレンを養子に出してしまう。その後自分の思い通りに行動するアブリルにゾッとした。母/祖母より女を優先するアブリルにただただ唖然!
アブリルに「ジュリエッタ/2016」のエマ・スアレス。
バレリアにアナ・バレリア・ベセリル。
マテオにエンリケ・アリソン。
クララにホアナ・ラレキ。
マテオの父に「父の秘密/2012」のエルナン・メンドーサ。
監督、脚本、製作は「或る終焉/2015」のミシェル・フランコ。
ユーロスペースにて

