2018年 05月 23日
「心と体と」
「Teströl és lélekröl」…aka「On Body and Soul」2017 ハンガリー

マーリアはブタペスト郊外にある食肉処理場で代理職員として働いている。コミュニケーションが苦手な彼女は職場に馴染むことができず孤立している。マーリアの上司のエンドレは片手が不自由な中年男で妻と別れて一人暮らし。エンドレはマーリアが気がかりだが首尾よくアプローチすることができない。そんなある日、社内で盗難事件が発生し、全従業員が精神分析医クラーラのカウンセリングを受けることになる…
映画のオープニングは二頭の鹿が水辺にいるシーン。ドラマが進み二頭の鹿は夢の中のマーリアとエンドレに重なる。
ある時、同じ夢を同じベッドでみようと計画した二人はエンドレの家で眠ることになる。しかし互いに寝付けずトランプを始めてしまう。不器用な二人は互いが側にいると緊張してしまうのかも知れない。
食肉処理場での牛の屠殺、解体のシーンがかなり残酷でちょっと引いた。エンドレが従業員を採用する際”精神的にキツい仕事だが耐えられるか?”と質問する台詞があったのを思い出す。ドラマの中でも血だらけのシーンが何度か登場し、盗難事件で捜査に来た刑事が失神していた一方で従業員はランチで屠殺され加工された肉を普通に食べている。特殊な世界を垣間見た。
タイトルの「心と体と」…マーリアは心に欠陥があり、エンドレは体に欠陥がある。同じ夢を見たことで二人が歩み寄り結ばれるラヴ・ストーリーはとてもユニーーク。
血が溢れ出る食肉処理場のシーンが、マーリアとエンドレが見る美しい夢のシーンによってかき消されているようにも思えた。
マーリア役のアレクサンドラ・ボルベーイが心を病む女性を素敵に演じている。
マーリアにアレクサンドラ・ボルベーイ。
エンドレにゲーザ・モルチャーニ。
クラーラにレーカ・テンキ。
シャーンドルにエルヴィン・ナジ。
監督、脚本は「私の20世紀/1989」のイルディコー・エニェディ。
新宿シネマカリテにて(既に上映終了)
配信で観ました。ハンガリー映画なのでご覧になってるかしら?とお邪魔しました(*^^*)
劇場の大きなスクリーンのあの森のシーンはさぞ美しかったでしょうね。あ、でも食肉工場のシーンは結構しっかり映ってショックでしたよね。
まだ知り合ってもいないのに同じ夢を見る二人、不思議なラブストーリーでしたね。
現実の残酷さと美しい夢、独特の世界観を持つ作品ですね。
アレクサンドラ・ボルベーイの透明感ある美しさがとても印象的でした。
こんばんは。古い記事にコメントありがとうございます。
プライムでの配信ありで今一度観ようかとも思ったのですがやめました。
とってもリアルな食肉工場のシーンを思い出したので...。
鹿のシーンはすごく幻想的で美しかったと記憶しています。
ファンタジーのような雰囲気もある変わったLove Storyは中々素敵でした。
>現実の残酷さと美しい夢、独特の世界観を持つ作品ですね。
同感です。
アレクサンドラがぴったりのキャスティングでナイス!
何度かトライしたのですがコメント送信できませんでした。
ここに貼り付けておきます。
こんばんは。
コメントありがとうございました。
鹿と雪のシーンがとても幻想的。
夢の続きが見たくてベッドインする二人の発想がナイスでしたが...
食肉解体工場のシーンはちょっときつかったですね。
幻想的なシーンと現実の対比が見事だなぁと思いました。
ヒロインが儚げで、演じるアレクサンドラ・ボルベーイは
まさにぴったりでした。
コメントの件、何度もトライしてくださったのですね、申し訳ないです。
せっかくなので、いただいたコメントを私のブログに写してお返事を書かせていただきますね。
FC2に問い合わせたのですがはっきりした原因がわからず・・・、その時にひとつの方法として拍手を送ったらそこにコメント欄が開くので、そこなら問題なく送れると思いますと言われました。
もし、また同じように送れないときは(そうでないといいのですが)試していただけるとありがたいです(*^^*)
こんばんは。
コメント欄に当ブログのname/URLが入っている時は送信できるようです。
でもコメント欄が空欄になっていると送信できないようです。
拍手ですね、了解しました。
お返事書いてくださってありがとう。拝見しましたよ。

