2018年 05月 22日
「ザ・スクエア 思いやりの聖域」
「The Square」2017 スウェーデン/ドイツ/フランス/デンマーク

バツイチのクリスティアンは可愛い二人の娘の父親で現代美術館のキュレーターをしている。彼は次の展覧会で”すべての人が平等の権利を持ち、公平に扱われる”ということをテーマに掲げた参加型アート”思いやりの聖域/ザ・スクエア”を発表する。そんなある朝、出勤途中のクリスティアンはスリに遭い財布とスマホ、そしてお気に入りのカフスボタンまで盗まれてしまう…
GPS機能を使って犯人の住まいを突き止めたのはナイスだったが、集合住宅のそれぞれの部屋に脅迫めいたビラを配布したことで騒動が起きる。
でもクリスティアンのサイフとスマホが、そのままで戻ってきたのが摩訶不思議。犯人はなぜ金を取らなかったのだろう?
そうそうクリスティアンに迫る少年のしつこさに驚き。
ショッピングセンターで迷子になった娘たちを探すクリスティアン。助けを求めるものの誰も取り合ってくれない。結局彼が助けを求めオーケイしてくれたのは物乞いの男だった。
ドラマの中、幾度か物乞いの男女が登場する。過去に行ったフランスやイタリアで何度も見かけた物乞い。日本ではもはや見かけなくなったが、ヨーロッパは物乞い天国なのかも知れない。
ハンバーガーショップでクリスティアンに玉ねぎ抜きのサンドイッチをねだる物乞いのおばさんに唖然!良い人のクリスティアンも”玉ねぎは自分で抜け!”と言っていたけど…。
アーティスト、ジュリアンがインタビューを受けるシーン...女性司会者に卑猥なヤジを飛ばす男をかばう面々の姿にはちょっと呆れた。
「フレンチアルプスで起きたこと」がとても面白かったので楽しみにしていた一作。ヨーロッパ映画ながら意外にも上映時間が長かったが、だらだらとした感じはなくて最後までこの悲喜劇を楽しむことができた。
本作でブレイクしたという主演のデンマーク人俳優のクレス・バングがトラブルに巻き込まれまくる男を好演している。「猿の惑星リプート・シリーズ」を見ていないのでテリー・ノタリーに初めてお目にかかった。ちょっとマーク・ウォールバーグ似の彼のパフォーマンスはスゴ過ぎる。
スウェーデンやデンマーク映画の楽しみの一つはインテリアやテーブルウェア。会議のシーンに登場したガラスのコーヒー・カップがシンプルながらオシャレだった。
クリスティアンにクレス・バング。
アンに「ハイ・ライズ/2015」「ニュースの真相/2015」のエリザベス・モス。
ジュリアンに「マネーモンスター/2016」のドミニク・ウェスト。
オレグに「猿の惑星リプート・シリーズ/2011~2017」のテリー・ノタリー。
監督、脚本、編集は「フレンチアルプスで起きたこと/2014」のリューベン・オストルンド。
ヒューマントラストシネマ有楽町にて
しつこい少年から、徐々にエキサイトしていくサル男など
観ててちょっと怖くなりました(笑)
あのインタビュアーのオネーさんのゴムのしつこさも怖い(笑)
こんばんは。
映画とても気に入られたようですね。
確かに見ごたえありました。
しつこい少年&サル男は不気味でした。
オネーさんのゴムのしつこさ...
ほぼすべてのエピソードに対してしつこさ.が強調されていた感があり
監督の狙いかな?と思いました。

