2018年 05月 06日
「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」
「The Post」2017 USA/UK
1971年、ベトナム戦争は泥沼化し、アメリカ国内では反戦ムードが増幅していた。国防総省(ペンタゴン)はベトナム戦争に関する文書を作成していたが、戦争の長期化によりその機密文書は7000枚に膨れ上がっていた…
ニューヨーク・タイムズは機密文書“ペンタゴン・ペーパーズ”についてスクープする。ライバル紙に先を越されたワシントン・ポストの編集主幹ベン・ブラッドリーは文書の入手に奔走することになる。
70年代ワシントン・ポストは地方新聞で、ニューヨーク・タイムズに遅れを取っていた。ブラッドリーが若手記者をニューヨーク・タイムズに送り込み偵察させる様が面白い。
PCが存在しない時代に7000枚の文書をチェックして記事にするなんて…それも1日の間で…。それはとても記者魂を感じるシーンだった。
スピルバーグ映画にハズレはない…で、本作も見ごたえがあった。
報道の自由に信念をかけたワシントン・ポストの編集主幹と社主。演じるオスカー俳優メリル・ストリープ&トム・ハンクスに圧倒される。
夫の死後キャサリン・グラハムは史上初の女性発行人となったわけだが、その経緯を少しは描いて欲しかった気がする。彼女はピューリッツァー賞を受賞し、アメリカで最も影響力のある女性の一人だったそう。
実を言えば「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」&「トレイン・ミッション」はTOHOシネマズ日比谷で見たかった。しかし何処かで”オープン間もなくは混雑が予想される...”との記事を読んで諦めた。GWにイタリア映画祭2018を鑑賞した帰りにTOKYO MIDTOWN HIBIYAに寄った。やはりというかすごい人。六本木の時もそうだったけど、ほとぼりが冷めたら混雑もそれほどでもなくなるからそれまで待つことにしよう。そして以前より格段に大きくなったゴジラの像だけ写真に収めてきた。
キャサリン(ケイ)・グラハムに「マダム・フローレンス! 夢見るふたり/2016」のメリル・ストリープ。
ベン・ブラッドリーに「王様のためのホログラム/2016」のトム・ハンクス。
トニー・ブラッドリーに「キャロル/2015」のサラ・ポールソン。
ベン・バグディキアンに「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅/2013」のボブ・オデンカーク。
フリッツ・ビーブに「アンダーカバー/2016」のトレイシー・レッツ。
アーサー・パーソンズに「ウォルト・ディズニーの約束/2013」「アイ・ソー・ザ・ライト/2015」のブラッドリー・ウィットフォード。
ロバート・マクナマラに「ザ・シークレットマン/2017」のブルース・グリーンウッド。
ダニエル・エルズバーグに「二ツ星の料理人/2015」のマシュー・リス。
監督、製作は「ブリッジ・オブ・スパイ/2015」のスティーヴン・スピルバーグ。
新宿バルト9にて(既に上映終了)
ペンタゴン・ペーパーズ、見応えがありましたね。
報道の自由をかけたジャーナリストたちの闘いを描いた作品ですが
キャサリン・グラハムの成長物語、そしてワシントンポストのサクセスストーリーとしても
興味深く見れました。
ストリープ&ハンクスの演技もすばらしかったですね。
トレイン・ミッションを日比谷で見ましたが、朝一番の回だったのでわりとあっさり取れました。
そのうちきっと落ち着くでしょうね。
シアターのロビーに、元いた小さいゴジラが飾ってありました。^^
もうすでに、前を向いているんだから、そっと背中を押してあげないと(笑)
TOHO日比谷だ!
都心に住むセレブなmargotさんたちが羨ましいです。
スピルバーグ映画の製作最短!
こちらにもコメントありがとう。
>キャサリン・グラハムの成長物語、そしてワシントンポストのサクセスストーリー...
そうですね。上手く描かれていたと思います。
見ごたえありましたね。さすがスピルバーグです。
オスカー俳優たちも素晴らしかったです。
シアターの小さいゴジラを見るのが楽しみです。
映画館って朝は空いているのですね。でも朝は苦手なのです。
いつもコメントありがとう。
取締役にあなたの指図は受けないわ!と言うキャサリン。
そして覚悟を決めたキャサリンが凛としていて素敵でした。
アメリカで最も影響力のある女性の一人だったというのもうなずけます。
itukaさん、都会には住んでいますが残念ながらセレヴではありませんので...。
こんばんは。
いつもコメントありがとう。
スピルバーグ映画の製作最短!
そういえばスピルバーグなのに長くはなかったですね。
ドラマは上手くまとめてあったと思います。