2018年 04月 08日
「彼の見つめる先に」
「Hoje Eu Quero Voltar Sozinho」…aka「 The Way He Looks」2014 ブラジル
ブラジル、サンパウロ。レオナルドは盲目の高校生で、幼なじみのジョヴァンナがいつも側にいて支えてくれている。過保護の両親から逃れたくて留学したいなんて考える今日この頃。そんなある日、レオとジョヴァンナが通う高校にガブリエルが転校してくる…
過保護の両親と、常に側で支えてくれるジョヴァンナは当然のことながらレオが盲目であることを認識している。しかしガブリエルは”映画を見に行こう!”とか”自転車に乗ろう!”なんて目の不自由な人ができないことを言い放つ。全くもって悪気はないのだが…。そう、それは両親やジョヴァンナが決して言わない言葉なのだ。ガブリエルはレオが盲目であることもあまり意識の中にないのかも知れない。レオにとってそんなガブリエルが新鮮に映り惹かれてしまったに違いない。
映画を見終わってなんと美しく爽やかなゲイ青春ストーリーなんだろう!と感嘆してしまった。
盲目とゲイというマイナーな二人...「自分に自信を持っていいんだ」という監督のメッセージは、見ているものにしっかりと伝わってくる。
二人の恋が実るキスのシーンがあまりに美しくてため息でそうだった。同級生たちに揶揄されながら互いに手を握り合うラストも美しかった。
ガブリエル役のファビオ・アウディが眩しいほどイケメン。
レオナルド(レオ)にジュレルメ・ロボ。
ガブリエルにファビオ・アウディ。
ジョヴァンナにテス・アモリン。
祖母マリアにセウマ・エグレイ。
監督、脚本、製作はダニエル・ヒベイロ。
新宿シネマカリテにて
さわやかで、そしてなんともかわいらしい青春映画でした。
私は今年のベストというくらい気に入っちゃいました。
2人が互いに惹かれ合っていくところが、とても自然に感じられました。
すてきな作品でしたね☆
こんばんは。
>なんともかわいらしい...
そう美しく、爽やかで、かわいらしいという表現がぴったりのドラマでした。
私もこれはMY BESTですね。今一度見たいくらいです。
惹かれ合う二人を嫌味なく、とても素敵に描いていて素晴らしかったと思います。