2017年 02月 27日
「王様のためのホログラム」
「A Hologram for the King」2016 UK/フランス/ドイツ/USA/メキシコ
大手自転車メーカーの取締役アランは、業績悪化の責任を問われて解任されてしまう。車も家も妻までも失ったアランはIT業界に転職しサウジアラビアの国王に最先端の映像装置〈3Dホログラム〉を売りに行くことになる。しかしはるばるやって来たサウジアラビアの砂漠のオフィスはWi-Fiもつながらなければ、空調設備も悪く、いつになっても国王に会わせてもらえない。おまけに上司からはプレッシャーをかけられ、アランはとうとう身体に変調をきたしてしまう…
アラン・クレイに「インフェルノ/2016」のトム・ハンクス。
ユセフにアレクサンダー・ブラック。
ザーラ・ハキムに「しあわせへのまわり道/2014」のサリタ・チョウドリー。
ハンナに「アフター・ウエディング/2006」「インフェルノ」のシセ・バベット・クヌッセン。
デイヴに「未来を花束にして/2015」のベン・ウィショー。
アランの父親ロンに「リバー・ランズ・スルー・イット/1992」のトム・スケリット。
監督、脚本、音楽は「プリンセス・アンド・ウォリアー/2002」「パリ、ジュテーム/2006」「パフューム ある人殺しの物語/2006」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「クラウド アトラス/2012」のトム・ティクヴァ。
異国の地で体調を壊したアランを助けたのは、他でもないアラヴの女性ドクター、ザーラとお調子者の運転手のユセフだった。
決して若くはないアランが、異なった文化を持つイスラムの地に順応できるってスゴいなぁ!と感心するばかり。デンマーク人のハンナにもらった酒を密かに飲んではいたけど...。
滞在するホテルに酒は置いていないが、どうやらこの国にやって来る外国人が持ち込むらしい。
シアターで何度か予告編を見てはいたが全く期待しないで見に行った。意外なことにとてもナイスなドラマで大満足。しかしながら都内では、今現在日比谷と錦糸町(午前1回のみ)でしか公開していないのが疑問?トム・ハンクス主演なのに…。
デンマーク人のハンナは何処かで見た?見た?と思っていたら「インフェルノ」でWHOのエリザベス役のシセ・バベット・クヌッセンだった。
ユセフを演じるアレクサンダー・ブラックが最高!
ベン・ウィショーは“3Dホログラム”のプレゼンテーションで姿を現すのみ。
女性がまだまだ自立していないサウジアラビアでザーラの大胆なこと!やはり映画だから?
アランがサウジアラビアに残る決断をしたまさかの展開に思わずにんまり。
TOHOシネマズ・シャンテにて