2016年 02月 22日
「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」

ニューヨーク、ブルックリン。アレックスは画家でルースは元教師。40年住んでいる彼らの部屋からは ブルックリンが一望できる美しい眺めを持っている。しかし寄る年波には勝てず5階まで階段を登るのが辛い日々...
アレックス・カーヴァーに「最高の人生の見つけ方/2007」「ウォンテッド/2008」「インビクタス/負けざる者たち/2009」「ダークナイト ライジング/2012」「ラストベガス/2013」のモーガン・フリーマン。
ルース・カーヴァーに「幸せのポートレート/2005」「恋とスフレと娘とわたし/2007」「映画と恋とウディ・アレン/2011」のダイアン・キートン。
リリー・ポートマンに「セックス・アンド・ザ・シティ/2008」のシンシア・ニクソン。
若き日のルースにクレア・ヴァン・ダー・ブーム。
若き日のアレックスにコーリー・ジャクソン。
監督は「美しき家、わたしのイタリア/2003」「ウィンブルドン/2004」「ファイヤーウォール/2006」のリチャード・ロンクレイン。
アレックスとルースが40年も住むブルックリンのアパートメントは眺めは良いしとても気にいってるんだけど、悲しいことにエレベーターがない。このエレベーターがないというのはとても辛いと思う。若い頃は何でもなかった階段が立ちはだかる。アレックスもそうだが彼らの老愛犬も辛そう。そこで引っ越し話が持ち上がる。
ブルックリンが一望できる最高のスポットに建つアパートメントは誰もが住みたいと願う物件。どんどん売却を進め、仲介手数料ゲットを狙う不動産屋のリリーのラストが可笑しかった。
40年住んだ家を離れる決断をするのはかなりキツい。でもエレベーターがなくて5階分階段をあがるのもかなりキツいものがある。
ドラマのラストは想像どうりだった。大事なものは決して譲れないということ。しかしあの後もっと年をとったら二人はどうするのだろう?なんて余計な心配もした。長く住むと決めた家を買う時はエレベーターのないアパートメントを買ってはいけないのかも知れない。どんなに眺めが美しくても。
モーガン・フリーマンとダイアン・キートンは初共演とのこと。名優二人の織りなすドラマはなんとなくほのぼのとした雰囲気でナイス。
60歳過ぎて主演をはれる女優ってメリル・ストリープとヘレン・ミレンとダイアン・キートンくらい?
ダイアン・キートンは70歳。「アニー・ホール/1977」を彷彿させるファッションできめている彼女が若くて素敵だ。
老人映画ながらシアターは若い女性もいっぱい。鑑賞した日はレディース・ディってこともあり、金曜日がサービス・デイのこのシアターなら空いていると思っていたので驚いた。
シネスイッチ銀座にて
ダイアン・キートンとモーガン・フリーマン、少々意外な組み合わせながら
息がぴったり合って、すてきなご夫婦でしたね。
ダイアン・キートン、もう70歳でしたか!
映画を見ながら「アニー・ホール」や「マンハッタン」を思い出しました。
結末は読めてしまいますが、2人の魅力で楽しく見れました。
そうこの二人は意外なカップルでしたが、しっくりきてました。
ダイアン・キートン70歳とは思えない若さです!そして貫禄ですね。
ほのぼのとした素敵なドラマで一時幸せな気分になれました。

