「愛しき人生のつくりかた」

「Les souvenirs」…aka「Memories」2014 フランス
a0051234_0321138.jpg

パリの小さなアパルトマンで一人暮らしのマドレーヌは最愛の夫を亡くしたばかり。彼女には3人の息子がいるが、その中の一人で定年退職したばかりのミシェルの一人息子ロマンをとても可愛がっている。そんなある日、突然倒れたマドレーヌを心配し、一人暮らしは無理だと判断した3人の息子は母親をホームに入れてしまう...

マドレーヌに「マダムと奇人と殺人と/2004」「DISCO ディスコ/2008」「風にそよぐ草/2009」のアニー・コルディ。
息子ミシェルに「仕立て屋の恋/1989」「マルセイユの決着/2007」「マダム・マロリーと魔法のスパイス/2014」のミシェル・ブラン。
ミシェルの妻ナタリーにシャンタル・ロビー。
孫ロマンにマチュー・スピノジ。
監督、脚本、出演(ロマンの働くホテルのオーナー)は「エディット・ピアフ~愛の讃歌~/2007」「アデル/ファラオと復活の秘薬/2010」「ターニング・タイド 希望の海/2013」(全て出演)のジャン=ポール・ルーヴ。

いくら年(80代半ば)だからって、息子たちに勝手に家を売られ、あげくホームに入れられたんじゃ憤慨するのは当たり前。マドレーヌは単身生まれ故郷のノルマンディへと向かう。

オープニングとエンディングにモンマルトル墓地が登場し、ロマンが夜勤するホテルはモンマルトルにあるホテル・アシアナ。そしてノルマンディに向かう列車の発着地サンラザール駅やエトルタの断崖が登場する。

最初と最後が葬儀のシーンながらとてもハッピー・エンディングなフランス映画。フランスでヒットしたらしいが、フランス人てこんなに家族愛に満ちた人種?なんて思ってしまった。
息子は母を愛してやまないし、孫も祖母を愛し、いつも気にかけている。ホームに入所した祖母の元に足しげく通う孫がこの世に何人いるだろう?と皮肉な考えが頭をよぎる。あんなに優しくて心配り出来る孫息子が存在するなんて驚くばかり。まぁ映画だから...。
倦怠期の夫婦ミシェルとナタリーもラストでばっちり愛を確認し、ロマンは運命の女性と出会う。とにかくかなり出来過ぎの展開はフランス映画らしくなくてつまらない。ホテルのオーナーのロマンに対する扱い方、あれはあり得ない。
でもドラマの後半の舞台となるノルマンディの景色は素晴らしく美しかった!

Bunkamura ル・シネマにて
[PR]
by margot2005 | 2016-02-13 00:48 | フランス | Trackback(1) | Comments(0)
トラックバックURL : https://margot2005.exblog.jp/tb/22431967
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 映画的・絵画的・音楽的 at 2016-02-17 05:54
タイトル : 愛しき人生のつくりかた
 『愛しき人生のつくりかた』を渋谷ル・シネマで見ました。 (1)フランスで100万人動員したヒット作というので映画館に行きました。  本作(注1)の冒頭では、モンマルトル墓地における埋葬の儀式が描かれます。  亡くなったのは、マドレーヌ(アニー・コルディ)の夫...... more
<< 「ドリームホーム 99%を操る... 「クリムゾン・ピーク」 >>