「あの頃エッフェル塔の下で」

「Trois souvenirs de ma jeunesse」…aka「My Golden Days」2015 フランス
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人類学者で外交官でもあるポール・デダリュスは長い外国暮らしに幕を閉じ故郷のフランスへ帰国する。しかし空港でパスポートに問題ありと入国を拒否される。やがて取調官が現れポールは過去を語り始める...

ポール・デダリュスにカンタン・ドルメール。
エステルにルー・ロワ=ルコリネ。
ポール・デダリュス(大人)に「カミーユ、恋はふたたび/2012」のマチュー・アマルリック。
ポールの父親アベル・デダリュスに「キングス&クイーン/2004」「96時間/2008」「君を想って海をゆく/2009」「神々と男たち/2010」「ラブ・クライム 偽りの愛に溺れて/2010」「96時間/リベンジ/2012」のオリヴィエ・ラブルダン。
ポールの弟イヴァン・デダリュスにラファエル・コーエン。
ポールの妹デルフィーヌ・デダリュスにリリー・タイエブ。
取調官に「パリよ、永遠に/2014」のアンドレ・デュソリエ。
ソ連のポールの恋人イリーナに「やさしい嘘/2003」「愛について、ある土曜日の面会室/2009」「愛、アムール/2012」「1001グラムハカリしれない愛のこと/2014」のディナーラ・ドルカーロワ。
コヴァルキにピエール・アンドロー。
コヴァルキ(大人)に「ビッグ・ピクチャー 顔のない逃亡者/2010」のエリック・リュフ。
監督、脚本は「キングス&クイーン/2004」「クリスマス・ストーリー/2008」「ジミーとジョルジュ 心の欠片を探して/2013」のアルノー・デプレシャン。

パスポートは偽物と言う事実を突きつけられポールは過去に思いを馳せる。
精神に異常をきたし自殺を図った母親。妻の死から立ち直れない父親アベル。やがてソリが合わなくなった父親とポールは絶縁状態となる。しかしポールにはとても仲の良い弟イヴァンと妹デルフィーヌがいた。
思い起こせば高校時代親友とソ連へスリリングな旅をした際パスポートを盗まれたと偽り再発行申請していた。だがそのパスポートはユダヤ人青年を助けるため彼に与えたもので、ポール・デダリュスはユダヤ人に取って代わっていたのだ。高校生活に戻ったポールはデルフィーヌの同級生エステルと出会い恋に落ちる。卒業後ポールは憧れのパリ大学に進学するがエステルは故郷 ルーベに残ることになる。

恋人を取るか仕事を取るか?との究極の選択に迫られたポールは仕事を選ぶ。こういったシチュエイションに置かれた時の人ってスゴくツライだろうな?と感じる。ラスト近くでポールがずっとエステルを愛していたことが語られあっと思った。
パリに戻ったポールがオペラを鑑賞した劇場で偶然にもコヴァルキと再会する。中年になったエステルも登場するのか?とも思ったけど…やはり出てこなかった。スクリーンが青春時代のポールに戻る大ラスはとても良かったな。
邦題の「あの頃エッフェル塔の下で」は全くタイトルにふさわしくない。エッフェル塔の下の二人が映ったのは確か一回だけだったと思うけど…。

本作は「そして僕は恋をする/1996」と同じ役 名でアルノー・デプレシャンとマチュー・アマルリックがコンビを組んだという。「そして僕は恋をする」は未見なので是非見てみたい。
こうして見るとデプレシャン監督はマチューが相当好きらしい。

マチュー大好きなので楽しみにしたいた一作ながら中々見に行けなくてやっと見れた。
ドラマはポールの若い頃を中心に描いているのでマチューの出番は少ない。
若いポールを演じるカンタン・ドルメールと、恋人エステル役のルー・ロワ=ルコリネには初めてお目にかかった。ルーのキュートさは若かりし頃のブリジット・バルドーを彷彿とさせる(顔のみ)。

Bunkamura ル・シネマにて
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by margot2005 | 2016-01-21 00:15 | フランス | Trackback(2) | Comments(0)
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