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「フランス組曲」

「Suite Française」2014 UK/フランス/カナダ/ベルギー
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1940年6月のフランス、ビュシー。ドイツ軍の侵攻によりパリから多数の市民がこの地にも押し寄せて来る。リュシルは戦地に行った夫を待ちながら厳格な義母との二人暮らし。アンジェリエ家は裕福で大きな屋敷を所有しているため、ドイツ軍が将校の滞在先として選びブルーノ・フォン・ファルク中尉がやって来る...

リュシル・アンジェリエに「アイム・ノット・ゼア/2007」「彼が二度愛したS/2008」「ブローン・アパート/2008」「ブルー・バレンタイン/2010」「テイク・ディス・ワルツ/2011」のミシェル・ウイリアムズ。
アンジェリエ夫人に「パリ3区の遺産相続人/2014」のクリスティン・スコット・トーマス。
ブルーノ・フォン・ファルク中尉に「ロフト/2008」「闇を生きる男/2011」「君と歩く世界/2012」「マイ・ブラザー 哀しみの銃弾/2013」「ヴェルサイユの宮廷庭師/2014」のマティアス・スーナールツ。
ブノワ・ラバリに「オン・ザ・ロード/2012」「ビザンチウム/2012」「マレフィセント/2014」のサム・ライリー。
マドレーヌ・ラバリに「アンナ・カレーニナ/2012」「ウォルト・ディズニーの約束/2013」「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分/2013」のルース・ウイルソン。
セリーヌ・ジョゼフに「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」のマーゴット・ロビー。
モンモール子爵(町長)に「華麗なるアリバイ/2007」「神々と男たち/2010」「ブラインドマン その調律は暗殺の調べ/2012」のランベール・ウイルソン。
子爵夫人に「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「わたしの可愛い人-シェリ/2009」のハリエット・ウォルター。
クルト・ボネ中尉に「ルートヴィヒ/2012」「コーヒーをめぐる冒険/2012」「ピエロがお前を嘲笑う/2014」「黄金のアデーレ 名画の帰還/2015」のトム・シリング。
レーアに「愛を読むひと/2008」「セントアンナの奇跡/2008」「バーダー・マインホフ 理想の果てに/2008」「フェアウェル/哀しみのスパイ/2009」「最終目的地/2009」「イマジン/2012」のアレクサンドラ・マリア・ララ。
監督、脚本は「ある公爵夫人の生涯/2008」のソウル・ディブ。

昨年からシアターで何度も、何度も予告を見て楽しみにしていた一作。第二次世界大戦下、ドイツ軍に侵攻されたフランスの田舎町の人々がベースになっているがドラマはラヴ・ストーリー。
こんなに切ないドラマを見たのは久方ぶり。それも戦争のせいで…。かなりシチュエーションは異なるが「暮れ逢い/2013」も戦争(第一次世界大戦)のせいでかなり切ない。

お気に入り俳優のマティアス・スーナールツがナイス・キャスティング。この方切ない表情がすごく上手い。そしてミシェル・ウイリアムズも切ない表情が実に似合う女優。
最近ドイツ映画以外にも出演が目立つトム・シリング。「黄金のアデーレ 名画の帰還」と同じく第二次世界大戦下の嫌われドイツ軍人がマッチしている。
出番は少ないながらモンモール子爵(町長)を演じるランベール・ウイルソンは存在感あり。
いつもながら激しい役柄が激しく似合うクリスティン・スコット・トーマス。ラストで温情を見せるところも良いな。
映画は小品ながら豪華キャスティング。

ドイツ軍の支配下に置かれた町の人々はドイツ軍人の慰みものになる人、彼らを忌み嫌う人、そしてレジスタンスに向かう人とそれぞれ。ヒロインのリュシルは軍人ブルーノの紳士的な態度や、音楽を愛する繊細な人間像に心惹かれる。やがてリュシルとブルーノは互いの感情が押さえられなくなっていることを認め密会を計画する。しかしブルーノにやっかいな出来事が起き密会は叶わなかった。

少々ネタバレ...
ラストでリュシルは生き延びるがファルク中尉が亡くなることが明かされる。あの二人の間でやはり再会は叶わなかったのだと悲しくなる。しかし互いに想いは寄せていても、再会するなんてかなり無理があるなとも感じた。不謹慎だけどブルーノが亡くなったからこそドラマ(小説)は盛り上がりを見せるのかも知れない。
2004年にフランスのみならず世界中でベストセラーとなった原作。翻訳本読んでみたい!

TOHOシネマズ・シャンテにて
Commented by オジロワシ at 2016-03-18 12:37 x
こんにちは。オジロワシと言います。
貴ブログ記事、拝読いたしました。なんといっても、中央に大きく掲載されたセピア色のポスター、とっても効果的ですね。ミシェル・ウィリアムズの美しさともの悲しさ、そして優しく肩に手を添えたマティアス・スーナールツとのショットは、この映画の内容を余すところなく伝えています。

また、トム・シリングやランベール・ウィルソンにまで触れていらっしゃるなど、さすがと感心しました。クリスティン・S・トーマスは言わずもがなでしょうか。私はマドレーヌを演じた『アンナ・カレーニナ』のルース・ウィルソンの肉感的な雰囲気にも魅かれました。ドイツ兵をそそる役どころとして打ってつけですね。

最後になりましたが、さっそくトラック・バックをお寄せいただき、ありがとうございます。
Commented by margot2005 at 2016-03-20 00:36
オジロワシさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
セピアのポスターわたしも気に入っています。とても切ない雰囲気が伝わってきて素敵です。

さて本作の出演陣はとても豪華ですね。ナチスが出てくるとドイツ人俳優も出てくるし、舞台はフランスなのでフランス人俳優も出てきて良いなと思いますが...台詞が英語なので少々違和感はありました。
そうルース・ウィルソンも頑張ってました。
by margot2005 | 2016-01-16 22:51 | Comments(2)