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「黄金のアデーレ 名画の帰還」

「Woman in Gold」2015 UK
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グスタフ・クリムトの名画“黄金のアデーレ”の数奇な運命を描いた実話ベースの感動のドラマ。

マリア・アルトマンに「マダム・マロリーと魔法のスパイス/2014」のヘレン・ミレン。
ランディ・シェーンベルクに「あなたは私の婿になる/2009」「グリーン・ランタン/2011」「デンジャラス・ラン/2012」「ハッピー・ボイス・キラー/2014」「白い沈黙/2014」のライアン・レイノルズ。
記者フベルトゥス・チェルニンに「天使が消えた街/2014」のダニエル・ブリュール。
パム・シェーンベルクに「サンキュー・スモーキング/2006」「陰謀の代償 N.Y.コンフィデンシャル/2010」のケイティ・ホームズ。
若い頃のマリア・アルトマンに「君への誓い/2012」のタチアナ・マズラニー。
マリアの夫フリッツに「赤ずきん/2011」のマックス・アイアンズ。
アデーレに「マン・オブ・スティール/2013」のアンチュ・トラウェ。
ナチスのハインリッヒに「ピエロがお前を嘲笑う/2014」のトム・シリング、そしてグスタフ・クリム役で「ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~/2010」のモーリッツ・ブライブトロイが出演している。
監督/製作総指揮「マリリン 7日間の恋/2011」はサイモン・カーティス。

「ミケランジェロ・プロジェクト/2014」でも描かれていたナチスによるヨーロッパ各地における名画強奪。本作に登場する美しい肖像画“黄金のアデーレ”もナチスがユダヤ人一家から略奪した一品で、後にオーストリアに返還されている。その美しい“黄金のアデーレ”はユダヤ人家族の所有物で、1940年代ナチスから逃れアメリカに移民したマリア・アルトマンは、1998年に亡くなった姉ルイーゼの意志を継ぎ返還を求める訴訟を起こす。
“黄金のアデーレ”はグスタフ・クリムトが描いた“オーストリアのモナリザ”と称されるほどの名画。ゆえにオーストリア政府が手放すはずもない。
マリアは駆け出しの弁護士ランディに協力を求めるが、敗訴しか考えられない訴訟に、彼は全く乗り気ではない。しかし“黄金のアデーレ”奪還に執念を燃やすマリアは引こうとはしない。そんなある日、ランディは好奇心から“黄金のアデーレ”の価格を調べ、PCで見た1億€の数字に驚き、マリアと共にオーストリアに乗り込む。
名画の価格に一時惹かれたランディながら、裁判に執念を燃やした本当の理由はルーツ(オーストリア出身の祖先を持つ)であることが描かれナイスだった。

裕福な家庭に生まれた少女時代のマリアと美しい叔母アデーレの交流。そして声楽家フリッツと幸せな結婚をするが、オーストリアにナチスが侵攻してくる。ユダヤ人のナチスに対する迫害などもさらっと描き、現在、過去と流れるように進むさまは秀逸。
テーマは重いが所々にユーモアをちりばめて素敵な作品に仕上がっている。
何度も登場する“黄金のアデーレ”のレプリカが美しい。この絵はかつてベルベデーレ宮殿に展示され、現在はニューヨークにある。本物が見たい!

シネ・リーブル池袋にて
Commented by セレンディピティ at 2015-12-14 10:45
こんにちは。
クリムトの名画にまつわる感動的な作品でした。
そう、テーマは重いですが、ところどころにくすりと笑える場面があって救われましたね。
ヘレン・ミレンが演じていることもあって、なんとなくイギリス的ユーモアを感じました。

クリムトのこの作品、私はニューヨークのノイエ・ギャラリーで見ているのです。
オーストリア美術のこじんまりとしたギャラリーは、どことなくウィーンのマリアの邸宅にも似ていて
この絵を飾るのにふさわしい空間だと思います。
Commented by margot2005 at 2015-12-16 23:00
セレンディピティさん、こんばんは。
素敵な映画でしたね。
そうヘレン・ミレンにはイギリス的ユーモアが似合います。

クリムトの有名な絵画はベルベデーレにあるとばかり思っていたので驚きました。
NYへ行かないと見れないのですねこれは...。
ロケーションにこだわっただけあってマリアの家は美しかったです。
by margot2005 | 2015-12-13 21:45 | Comments(2)