「ムーン・ウォーカーズ」

「Moonwalkers」2015 フランス
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1969年、アメリカ合衆国。CIAエージェントのキッドマンはベトナム戦争帰りでPTSDに悩まされる日々を送っている。そんなキッドマンにCIA本部から極秘任務のミッションが言い渡される。それはアポロ11号の月面着陸は是が非でも成功させねばならないNASAの使命。しかしもし成功しなかった場合の保険として「2001年宇宙の旅/1968」を監督したスタンリー・キューブリックに偽映像の作成を依頼し、秘密保持のため製作に関わった人物を全て抹殺せよ!というとんでもない指令だった。
一方でロンドンに住むジョニーは売れないバンドのマネージャーで借金地獄に陥っている。バンドのリードボーカル、ポールにクビを言い渡されたジョニーは従兄弟でエージェントのデレク・ケイに借金を申し込みに行き、そこでキッドマンと出くわす…

キッドマンに「ドライヴ/2011」のロン・パールマン。
ジョニーに「ハリー・ポッター、シリーズ/2001~2011」「バレット・オブ・ラヴ/2013」のルパート・グリント。
レオンに「シャドウハンター/2013」のロバート・シーハン。
ジョニーの従兄弟でエージェントのデレク・ケイに「バンク・ジョブ/2008」のスティーヴン・キャンベル・ムーア。
ミュージシャン、ポールに「ロシアン・ドールズ/2005」「フランス、幸せのメソッド/2011」のケヴィン・ビショップ。
前衛映画監督レナータスにトム・オーデナールト。
レナータスの秘書にジーン・アブラハム。
監督、原案はアントワーヌ・バルドー=ジャケ。

借金まみれのバンド・マネージャーにベトナム帰りで、PTSDを患うCIAエージェント。そして偽物スタンリー・キューブリックに前衛映画監督。
レナータスによる“月でのムーンウオーク”の撮影シーンから、CIAとギャングの銃撃戦に至るまで最高の盛り上がりを見せ、ドラッグまみれの虚構の世界はとことんふざけている。

“アポロ11号の月面着陸は嘘だった!?”という説があるらしい。人類が初めて月の上を歩いたのだからひょっとしてヤラせかも?なんて…。
だからこういった映画を作ろうと考える輩(原案者アントワーヌ・バルドー=ジャケ)がいたわけだ。

人類初の有人火星探査宇宙船カプリコン1号が火星に行ったという事実の捏造を行う飛行士たちの姿を描いた映画「カプリコン・1/1977」を思い出した。

オープニングのアニメーションや、60年代のファッションや音楽が興味深い。前衛映画監督レナータスの取り巻きたちの、酒、マリファナ&nudeの世界がスゴい。
こんなにふざけた映画を見たのは初めてかも知れないが、意外に楽しんでしまったかも知れない。

シネマカリテにて(12/11迄上映)
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by margot2005 | 2015-12-08 23:17 | フランス | Trackback | Comments(0)
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