「パリは燃えているか」

「Is Paris Burning?」…aka「Paris brûle-t-il?」1966 フランス/USA
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1944年、第二次世界大戦中、独軍占領下のパリ。ヒトラーの“パリ焦土化計画”を阻む闘いを展開するレジスタンスと、パリ解放を描いた米仏合作の戦争ドラマ。

“これはある美しい街が
いかにして苦難を乗り越え
栄光を勝ち取ったかという物語である
独軍のパリ占領から4年の歳月が流れた1944年
ナチス打倒の機は熟しつつあった
しかしいかにして自由の道を見いだすか
レジスタンスの内部では激しい議論がなされていた
時間はない...”
とオープニングに記される。

ナチス本部から“パリは燃えているか?”の連絡が入った時、ドイツ軍パリ防衛司令官ディートリヒ・フォン・コルティッツは既にル・ムーリスから退去した後だった。
ヒトラーの命によりパリ破壊に着手するコルティッツにストップをかけるスウェーデン総領事ラウル・ノルドリンクの力も大きかったが、特命を受けて単身連合軍に乗り込んだロジャー・ガロア少佐がジョージ・パットンに“是非援軍を!”と説得したことでパリを守ることができた。
ほぼ全シーンパリ中でロケされている。エッフェル、ノートルダム、アレクサンドル3世橋などに爆弾をしかけるシーンは実写でとてもリアル。
ドラマの舞台は1944年。ほぼ20年後の撮影時のパリの景色と変わりがない様子。ラストは実写でドゴール将軍を筆頭にコンコルド広場や凱旋門に集まるフランス国民の姿が映しだされ感動する。
全編白黒ながらエンドクレジットが始まるとパリの象徴エッフェルがカラーで映し出され、“パリの街は無事だよ。”と語っているようで素晴らしかった。

「パリよ、永遠に/201」を見て以来機会があればと思っていたらwowowでこの時期戦争映画のオンパレード。ナイス・タイミングでやっとこの名作を見ることができた。
ドラマはとても臨場感があって…いやこれって絶対名作だと思う。見終わってマジで感動してしまった。
何はともあれキャストがスゴい。仏米の著名なる俳優がどっさり出演している。
60年代のフランスの人気俳優ジャン・ポール・ベルモンド&アラン・ドロンがレジスタンスの闘士。
そして80歳を超えた今でもスクリーンで主演をはれるミシェル・ロンズデールが若い。ミシェル・ピッコリとジャン・ルイ・トラティニャンも然り。
ただフランスが舞台で、フランス人俳優が中心ながら皆英語で喋っているのに少々違和感ありだが、アメリカ資本(パラマウント)で作った映画だから致し方ない。

ドイツ軍パリ防衛司令官ディートリヒ・フォン・コルティッツに「007 ゴールドフィンガー/1964」のゲルト・フレーベ。
スウェーデン総領事ラウル・ノルドリンクに「第三の男/1949」のオーソン・ウェルズ。
レジスタンスのイヴォン・モランダに「勝手にしやがれ/1959:気狂いピエロ/1965」「パリの確率/1999」のジャン・ポール・ベルモンド。
ジャック・シャバン・デルマスに「太陽はひとりぼっち/1962」「太陽が知っている/1962」のアラン・ドロン。
ロジャー・ガロア少佐に「恋愛睡眠のすすめ/2005」のピエール・ヴァネック。
モノー博士に「凱旋門/1948」のシャルル・ボワイエ。
アンリ・ロル・タンギー大佐に「まぼろし/2001」のブリュノ・クレメール。
アンリ・カルチャー中尉に「潜水服は蝶の夢を見る/2007」のジャン・ピエール・カッセル。
エドガー・ピザーニに「昼顔/1967」「ランジェ公爵夫人/2007」「ローマ法王の休日/2011」「ホーリー・モーターズ/2012」のミシェル・ピッコリ。
レジスタンス運動主導者の妻フランソワーズ・ラベに「巴里のアメリカ人/1951」「ル・ディヴォース/パリに恋して/2003」のレスリー・キャロン。
フランス人兵士に「さよならをもう一度/1961」のイヴ・モンタン。
カフェの女主人に「嘆きのテレーズ/1953」のシモーヌ・シニョレ。
ジャック・ディビュ・ブライデルに「そして、デブノーの森へ/2004」「ミュンヘン/2005」「宮廷画家ゴヤは見た/2006」「神々と男たち/2010」「楽園からの旅人/2011」「家族の灯り/2012」のミシェル・ロンズデール。
サージ大尉に「男と女/1966」「歌え!ジャニス・ジョプリンのように/2003」「愛、アムール/2012」のジャン・ルイ・トラティニャン。
ジョージ・パットンに「スパルタカス/1960」のカーク・ダグラス。
オマール・ブラッドレー将軍に「ギルダ/1946」のグレン・フォード。
ウィリアム・L・シーバート将軍に「アンタッチャブル/1959~1963」のロバート・スタック。
米軍のGIに「サイコ/1960」「さよならをもう一度」のアンソニー・パーキンス。
同じくGIに「ウエスト・サイド物語/1961」のジョージ・チャキリス。
監督は「太陽がいっぱい/1960」のルネ・クレマン。
脚本はゴア・ヴィダルと、「地獄の黙示録/1979」「ゴッドファーザー・シリーズ/1972~1974」「コッポラの胡蝶の夢/2007」のフランシス・フォード・コッポラ。

wowowにて
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by margot2005 | 2015-08-16 20:35 | フランス | Trackback | Comments(0)
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