「悪党に粛清を」

「The Salvation」2014 デンマーク/UK/南アフリカ/スウェーデン/ベルギー
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1870年代のアメリカ西部。元兵士のジョンは兄ピーターと共にデンマークから新天地を求めこの地にやって来た。以来7年が経過し事業も軌道にのったある日、祖国から呼び寄せた妻と息子が到着する。やがて再会に喜ぶ3人が駅馬車で家路に向かおうとしていた折、刑務所帰りのならず者ポールが乗りこんできて外国から来たばかりのジョンの妻を愚弄し、家族を銃で脅したあげくジョンを馬車から突き落としてしまう…

ジョンに「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮/2012」のマッツ・ミケルセン。
マデリンに「007/カジノ・ロワイヤル/2006」のエヴァ・グリーン。
デラルー大佐に「P.S.アイラヴユー/2007」のジェフリー・ディーン・モーガン。
ピーターに「未来を生きる君たちへ/2010」「エージェント・ハミルトン ~祖国を愛した男~/2012」「ヒプノティスト-催眠-/2012」「エージェント・ハミルトン ~ベイルート救出大作戦~/2012」「ホビット 竜に奪われた王国/2013」のミカエル・パーシュブラント。
コルシカ人に「エリザベス/1998」「マルセイユの決着/2007」「エリックを探して/2009」「スウィッチ/2011」のエリック・カントナ。
知事キーンに「ニュー・ワールド/2005」「かけひきは、恋のはじまり/2008」のジョナサン・プライス。
保安官マリックに「リプリー 暴かれた贋作/2005」のダグラス・ヘンシュオール。
ポールにマイケル・レイモンド・ジェームズ。
監督、脚本はクリスチャン・レヴリング。

デラルー大佐は多数の子分を抱え町を牛耳っている。知事や保安官はデラルーの言いなりで住民は日々不満を募らせていた。人の命は駅馬車以下...という不条理の世界。
そんな折、デラルーの弟でマデリンの夫でもあるポールが死体となって発見される。殺害したのはジョンで、それは妻子を殺された彼の復讐劇だった。
“目には目を歯には歯を”“やるか、やかれるか”…ピーターは途中でやられてしまって残念だったけど、ジョンのデラルー一味をやっつける復讐劇が最高に盛り上がって面白い!
ドラマのテーマは“男の美学”とでもいうのか?シアターはおじさんで超満員だった。
極めつけのラスト...マデリンを伴って去って行くジョンのクールな姿に惚れ惚れする。

マッツ・ミケルセン&ミカエル・パーシュブラントの出演にスゴく楽しみにしていた一作。
デンマーク版ウエスタンってどんなの?と想像を膨らませていたが映画は最高!
1960年代〜70年代にイタリア製西部劇マカロニ・ウエスタン(Spaghetti Western)なるものがあった。それらの名作の中にあのクリント・イーストウッドが出演している。ジュリアーノ・ジェンマとかフランコ・ネロの作品をTVで何作か見た記憶がある。ちょっと調べてみたら、大半のものはユーゴスラビア(当時)とかスペインで撮影されていたそう...知らなかった。
本作のロケ地は南アフリカ。ラスト、真っ黒なオイル湧くシーンはアメリカの大地そのものに見える。

何はともあれマッツとミカエルが最高にクールなのだ。全くクールじゃないのがエリック・カントナ…なぜか?彼に西部劇は似合わない。もうホント浮いていて可笑しかった。
デラルー大佐役のジェフリー・ディーン・モーガンが凄みを帯びたワルそのもので「P.S.アイラヴユー」のキャラが飛んでしまった。
エヴァ・グリーンは一言も喋らないけど存在感あり。
オフィシャルHPでも見れるけど新宿武蔵野館ロビーの奥に置いてあるTVでマッツの英語のインタビューが見られる。
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新宿武蔵野館にて
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by margot2005 | 2015-07-05 23:59 | ヨーロッパ | Comments(0)
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