「天才スピヴェット」

「El extraordinario viaje de T.S. Spivet」…aka「The Young and Prodigious T.S. Spivet」2013 フランス/オーストラリア/カナダ
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少年T.S.スピヴェットは昆虫博士の母親と牧場を経営するカウボーイの父親、そしてアイドルを目指す姉グレーシーと双子の弟レイトンの4人でモンタナの田舎に暮らしている。T.S.は10歳にして天才ながら、彼の家族も学校の教師もそれに気づいていない。ある日、ワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館から電話が入る…

T.S.スピヴェットにカイル・キャトレット。
クレア博士に「カンバセーションズ/2005」「英国王のスピーチ/2010」「レ・ミゼラブル/2012」のヘレナ・ボナム・カーター。
G.H.ジブセンに「マリー・アントワネット/2006」「ローマでアモーレ/2012」のジュディ・デイヴィス。
テカムセ・E・スピヴェットに「シルク/2007」「X-ファイル:真実を求めて/2008」のカラム・キース・レニー。
グレーシーにニーアム・ウィルソン。
レイトンにジェイコブ・デイヴィーズ。
トゥー・クラウズに「ミックマック/2009」のドミニク・ピノン。
監督、脚本は「ロング・エンゲージメント/2004」「アメリ/2001」「ミックマック/2009」のジャン・ピエール・ジュネ。

虫に夢中の母親と、カウボーイに夢中の父親。そしてレイトンは父親自慢の息子で、グレーシーも自分のことしか考えていない。そんな家族に不慮の事故が起こる。銃の暴発によりレイトンが亡くなるのだ。T.S.は自分じゃなくて父親のお気に入りだったレイトンが亡くなったことにショックを受ける。そして銃の暴発は自分のせいだと…。

家族の中でT.S.はスゴく疎外されていると感じていたに違いない。で、スミソニアンのジブセンの誘いに乗り、正にアメリカ横断の旅に出る。
ちょっと調べてみたらモンタナ州(ミズーラ)~ワシントンD.C.まで飛行機で8時間半くらいかかる。電車で、おまけに貨物列車に乗っていったのだからスゴい!
ラスト、スミソニアンのジブセンにしてやったクレアと、T.S.を愛してやまないテカムセの出現に胸が熱くなる。
道中出合うトゥー・クラウズとのやりとりも微笑ましくてナイス。

モンタナからワシントンD.C.までアメリカ横断の大冒険ながらロケ地はカナダ。お子様映画は見ない主義ながらジャン・ピエール・ジュネ作品ということで観に行った。金曜日のレディース・ディの日に2Dで鑑賞。ジャン・ピエール・ジュネ映画だしそれほど混まないかな?なんて思っていたらスゴい人で驚き。シネスイッチの割引デーはいつも混んでいる確かに…。

映像が綺麗で楽しくて「アメリ」や「ミックマック」の監督が作った作品だなぁとしみじみ思った。
T.S.スピヴェット役のカイル・キャトレットがとてもチャーミングな少年で、彼あっての本作かと思える。北京語やロシア語、ラテン語も含め6カ国語を操るスーパ・ボーイらしい。
ヘレナ・ボナム・カーターはいつもナイスだけどジュディ・デイヴィスが最高。

シネスイッチ銀座にて
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by margot2005 | 2014-12-14 19:52 | フランス | Comments(0)
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