2014年 10月 12日
「イヴ・サンローラン」

“長きにわたってモード界に君臨した20世紀を代表する天才デザイナー、イヴ・サンローランの人生を描いた伝記ドラマ。”



ヴィクトワールに「恋のベビーカー大作戦/2012」「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」のシャルロット・ルボン。
ルルに「ゼロ時間の謎/2007」「愛の残像/2008」のローラ・スメット。
ベティに「ブッシュ・ド・ノエル/1999」のマリー・ドゥ・ヴィルパン。
カール・ラガーフェルドに「クリムト/2006」のニコライ・キンスキー。
監督、脚本は「パリ、ただよう花/2011」の俳優ジャリル・レスペール。
本作はピエールがイヴを回想するところから始まる。
ドキュメンー「イヴ・サンローラン/2010」を見ていたのでピエール・ベルジェの存在は知っていた…でも本作を観て二人の絆(愛)の深さに驚かされた。そしてサンローランは筋金入りのホモだったということも…。
60年代、イヴは日々のストレスから逃れるように酒とドラッグに溺れていく。ピエールはそんな彼を叱責するがひたすら愛し守り抜く。観ていてピエールのイヴに対する愛情の深さがひしひしと伝わってくる。1936年生まれのイヴに対してピエールは1930年生まれで6歳年上。しかし二人の関係は父親と息子のようにも映る。
アルジェリア生まれのイヴ・サンローランがモロッコ、マラケシュに別荘を構えたのも頷ける。本作にも登場するがドキュメンタリー「イヴ・サンローラン」で見たマラケシュの家が素晴らしく美しい。美しいものの価値を知っているイヴならではのコレクションも息をのむほど素晴らしい。それらはイヴ亡き後ピエールの手によってオークションにかけられた。
しかしながら、美しいものを作り出す人って繊細な神経の持ち主なのだと痛感する。アルジェリア独立戦争で徴兵されたイヴが強度のストレスに苛まれ精神に異常をきたしたのもなんかわかるな。
イヴとピエールが住むアパルトマンがこれまたゴージャス。ベランダからすぐ近くにエトワールが見える超高級アパルトマンが並ぶ界隈に住んでいた様子。そういや「17歳/2013」でも同じロケーションが登場していた。
映画の中でファッション・モデルが纏うサンローランのコスチュームが美しくてため息がでる。
そしてイヴ・サンローランを演じたピエール・ニネがトレ、トレ・ビアンだ。
本作が公開されると知った時てっきりギャスパー・ウリエル版「Yves Saint Laurent/2014」と思っていたら違った。で、60,70年代中心にイヴ・サンローランを描いたギャスパー・ウリエル版は公開されるのかな?是非見てみたい。

角川シネマ有楽町にて
サンローランの顔は映画だと少し口元にしまりがないようで下の画像の方がステキですね。これが実際の本人なの?
サンローランものは本作も良かったですがドキュメンタリー版が素晴らしいです。
そう白黒フォトはピエールとイヴです。

