2014年 10月 06日
「ローマの教室で~我らの佳き日々~ 」

ある日、ローマの公立高校に国語の補助教員が採用される。やってきた若いジョヴァンニはやる気満々の熱血漢。しかし校長のジュリアーナは“教師は学校内の教育だけすればいい”という考えの持ち主で、おまけに“生徒はみんな頭が空っぽ”と嘆く老美術史教師のフィオリートがいた...
ジュリアーナに「はじまりは五つ星ホテルから/2013」のマルゲリータ・ブイ。
ジョヴァンニに「輝ける青春/2003」「西のエデン/2008」「あしたのパスタはアルデンテ/2011」「昼下がり、ローマの恋/2011」「ローマでアモーレ/2012」「南部のささやかな商売/2013」のリッカルド・スカマルチョ。
フィオリートに「七つの慈しみ/2011」「グレート・ビューティー/追憶のローマ/2013」のロベルト・ヘルリッカ。
アンジェラにシルヴィア・ダミーコ。
エンリコにダヴィデ・ジョルダーノ。
エレナ・トガーニにルチア・マシーノ。
アダムにヨヌッツ・ポウン。
原タイトルは“赤鉛筆、青鉛筆”。
赴任早々意欲満々で授業に臨んだジョヴァンニも、集中しない多くの生徒に振り回され、素行不良で、授業放棄のアンジェラに手を焼く。
老教師フィオリートはあろうことか教室でタバコをくゆらせ授業は適当にすましている。一人暮らしの彼は未来もなく自殺しようか...なんて考える日々。
そんな中、ジュリアーナは体育館で寝袋にくるまる男子生徒エンリコを発見し、咳が止まらない彼を病院へ連れて行く。
ジョヴァンニはジュリアーナとは全く違う考えの持ち主。手を焼きつつもアンジェラが気がかりでならない。アンジェラの授業放棄は父親の失業と母親の死と知り、人情に厚いジョヴァンニはますますアンジェラが気になる。
一方で、ジュリアーナは母親に捨てられたエンリコの面倒とみるハメに陥り、病院へ入院させ見舞いに訪れる。“教師は学校内の教育だけすればいい”が信条ながらどうしようもないのだ。
イタリア映画祭2013で上映された時観たかったのだが都合が付かなくて断念。岩波ホールで公開され観ることができた。
クラス一の優等生であるルーマニアからの移民少年アダムや、臨床検査室に勤めるフィオリートの教え子エレナなども交えたヒューマン・ドラマは中々素敵だった。
神保町 岩波ホールにて(10/10迄上映)

