2014年 09月 24日
「グレート・ビューティー/追憶のローマ」


ジェップに「湖のほとりで/2007」「イル・ディーヴォ -魔王と呼ばれた男-/2008」「それは息子だった/2012」「自由に乾杯!/2013」のトニ・セルヴィッロ。
ロマーノに「イタリア的、恋愛マニュアル/2005」「昼下がり、ローマの恋/2011」のカルロ・ヴェルドーネ。
ラモーナにサブリナ・フェリッリ。
枢機卿に「七つの慈しみ/2011」のロベルト・ヘルリッカ。
エリーザの夫がジェップを訪ねて来たのは彼女が亡くなったから…エリーザが亡くなり鍵のかかった日記を見つけた夫はそれをこじ開け読んでしまう。日記にはジェップへの想いが切々と綴られていたのだ。
ジェップの友人で売れない劇作家のロマーノはローマに失望し故郷へと帰る。旧友の娘でヌード・ダンサーのラモーナに惹かれるが、やがて彼女は病で亡くなる。
日々、華やかな生活を謳歌しながらも心に空しさが募るジェップはある時、彼の小説に感銘を受けたという104歳の修道女にインタビューする機会を得る。“なぜ小説を書かないのか?”と問いつめられたことをきっかけに、座礁した豪華客船の取材でエリーザとの思い出の地を訪ねる。そしてジェップは書くことへの希望を見いだすのだ。
ストリップ、クラブのヌード・ダンサーやアーティストにマフィア、そして貴族や修道女まで登場するローマの街は興味深い。隣に住む紳士がマフィアだったというのもイタリア的??
闇に浮かぶナヴォーナ広場や、人の全くいない夜のカピトリーニ美術館まで登場する。主演のトニ・セルヴィッロのポスターに映る彫刻…何処かで!見た!と思っていたら2年前に訪れたローマのカピトリーニ美術館の大彫刻(下、デジカメで撮った写真)だった。ポスターは合成写真。
トニ・セルヴィッロは65歳の初老の男を演じているが、実際は10歳も若い。「湖のほとりで」で初めてお目にかかったセルヴィッロは現在のイタリアを代表する俳優なのだろう。温厚な刑事から狂気の首相まで幅広い役柄がどれもこれも適役で素晴らしい。今年のイタリア映画祭で観た「自由に乾杯!」の双子の兄弟役は最高だった。シアターで見損ない、最近wowowで見た「眠れる美女/2012」の彼も素晴らしかった。
映画はタイトル道りゴージャスに美しい!耽美の世界を堪能できる。そして当たり前ながらローマってキリスト教国なのだとしみじみ感じる。
「隣の女/1982」「恍惚/2003」「パリ、ジュテーム/2006」のフランス人女優ファニー・アルダンが本人役でワンシーンに出演している。

Bunkamura ル・シネマにて

