「複製された男」

「Enemy」2013 カナダ/スペイン
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アダム/アンソニーに「プルーフ・オブ・マイ・ライフ/2005」「ゾディアック/2006」「マイ・ブラザー/2009」のジェイク・ギレンホール。
メアリーに「PARIS(パリ)/2008」「イングロリアス・バスターズ/2009」「オーケストラ/2009」「黄色い星の子供たち/2010」「人生はビギナーズ/2010」のメラニー・ロラン。
ヘレンに「ドリーム・ハウス/2011」「危険なメソッド/2011」のサラ・ガドン。
アダムの母キャロラインに「最高の人生をあなたと/2011」「チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~/2011」のイザベル・ロッセリーニ。
監督は「灼熱の魂/2010」「プリズナーズ/2013」のドゥニ・ヴィルヌーヴ。
原作はジョゼ・サラマーゴの「複製された男」。

大学の歴史講師のアダムは、ある日同僚から勧められた映画をDVDで見ている時自分とそっくりの俳優を見つけ驚愕する。やがて映画の中に登場する俳優が気になり彼のことを執拗に調べ始め、アンソニーという名前と彼の住むアパートを見つけだす...。

この世には自分のそっくりさんが3人いるという説があるそう。でも現実に対面してしまったら??想像を絶する驚きかと...。

アダムとアンソニーがホテルで対面する。ヘレンはヘレンでアンソニーに内緒でアダムに会いに行く。そしてアンソニーはアダムのフリをして彼の恋人メアリーに接近し始める。それはヘレンと浮気をしていると疑い、信じるアンソニーがアダムに復讐するためである。やがてアンソニーとメアリーに悲劇が起こる。こういったシーンが二人単位で描かれる。他の人間は現れない。

ある日、アダムは自分とそっくりな人間を見つけたと母親キャロラインに話して聞かせる。“ぼくは双子だったのか?”“いいえ、あなたは私のたった一人の息子よ!”といった会話がなされ、キャロラインはアダムの話に全く動じない。
そういえばヘレンがアンソニー(この時はアダム)に“今日お母さんから電話があったわよ!”というシーンもあった。

アンソニーのアパートに乗り込みヘレンに誘われるままベッドに入るアダム…その時、ヘレンの誘いがとても自然で、ヘレンは妊娠中の妻を顧みない浮気者のアンソニーより、優しいアダムの“時”が好きなのだ。ヘレンがアダムに“今日学校はどうだった?”と尋ねる様はスゴく自然で全くもって本物の夫婦の雰囲気。

ヘレンが蜘蛛に変身したエンディングがあまりにも唐突だったので“???”だった。で、家に帰るなり公式HPを見てみた。そこには監督のコメントがあった。

以下ネタバレ…
やはり...“浮気をする既婚の男が、浮気相手から妊娠する妻の元へ戻る迄の物語..”とあった。

歴史講師のアダムと俳優のアンソニーは同一人物で、彼の妄想の世界だったわけ。
本作は主演のジェイク・ギレンホールがスゴく良かったが、ヘレン演じるサラ・ガドンも素晴らしかったと思う。
六本木ヒルズに行ってバカでかい蜘蛛のオブジェが見たくなった。

ジェイク・ギレンホールはどうも苦手な俳優で、彼の映画はあまり観ていない。「ブロークバック・マウンテン/2005」はシアターで観たはずだがレビューは書いていない。「ドニー・ダーコ/2001」は好き。

ドゥニ・ヴィルヌーヴの「灼熱の魂」のレビューは書いていないけど観ている。カナダに住む双子の姉弟が、亡くなった母親の遺言により、彼女の故郷レバノンに出向き、そこで父と兄の存在を知る、壮絶かつ重厚なドラマで大変に見応えのある素晴らしい作品だった。
ヒュー・ジャックマンとジェイク・ギレンホールの「プリズナーズ」は少々興味があり、見ようかと思っていたが結局未見。wowowでの放映に期待したい。

メラニー・ロランは「PARIS(パリ)」のイメージからはすっかり大人の女性に変身し、少々おばさん入っているかとも思えるほど。ヨーロッパ人が歳とるの早すぎ。
イザベル・ロッセリーニは既におばあさんだもの。

TOHOシネマズ・シャンテにて(既に上映終了)
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by margot2005 | 2014-09-05 00:28 | スペイン | Comments(0)
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