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「人生はマラソンだ!」

「De Marathon」2012 オランダ
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ギーアにステファン・デ・ワレ。
キースに「闇を生きる男/2011」のフランク・ラマース。
ニコにマルセル・ヘンセマ。
ユースにミムン・オアイッサ。
ユースのおじホセインに「ドゥーニャとデイジー/2008」のマフーブ・ベンムーサ。
脚本、出演(レオ)にマルティン・ヴァン・ワールデンベルフ。
監督はディーデリック・コーパル。

ロッテルダムに住むギーアは父親から引き継いだ自動車工場を営んでいる。ある日、ギーアが従業員たちにひた隠しにしていた税金滞納がバレ、工場経営がヤバいことが皆に知られてしまう。従業員はほぼ仲間状態のキース、ニコ、レオ、の三人とエジプト移民のユース。ユース以外の4人は、昼食時からビールを飲み、仕事をしているのか?遊んでいるのか?わからないほど能天気な日々。そんな彼らを目の当たりにしユースが立ち上がる...。

ユースは元ランナーで、マラソンで走っては広告料を稼いでいた話を皆に聞かせる。そしてユースはロッテルダム、マラソンに出場し、完走すれば工場を救えるというアイデアを思い付く。ギーアたちは早速スポンサー探しを始めるが、案の定ことごとく断られる始末。困ったユースは最後の手段で彼らをおじフセインの経営する自動車販売店へと案内する。最初は渋っていたフセインも、全員完走出来れば税金を肩代わりすると約束してくれる。

オランダ映画は「ようこそ、アムステルダム美術館へ/2008」以来。
シアターで予告を何度も観て少々気になっていた一作。“感動作!”とさかんに宣伝していたが、それほどの感動ではなかったかな?
マラソンのシーンはハートウォーミングではあったが…。

ギーアは、勉強が嫌いで、親の財布から金をくすねる息子と、認知症の母親を抱える末期ガン患者。
レオは売春宿で出会った女と同居し、男はもう買わない!と宣言した彼女が男と遊び回る姿に絶望し、彼女の子供を引き取る心優しい男。
ニコは同居していた女性に去られ意気消沈中だが、スポーツ・ショップで出会った若くてハンサムな青年に恋をしてしまう。
キースの妻は敬虔なるクリスチャンで、食事の度に祈りをささげ、日曜は労働をせず礼拝に行かねばならないと諭す。キースの息抜きは大好きな模型電車を走らせること。
そんなそれぞれのキャラは面白い。

シネスイッチ銀座にて(既に上映終了)
by margot2005 | 2014-09-01 23:54 | ヨーロッパ | Comments(0)