2014年 01月 27日
「愛について、ある土曜日の面会室」

ステファンに「アンプロフェット/予言者/2009」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「黒いスーツを着た男/2012」のレダ・カテブ。
ゾラに「ダニエラという女/2005」「ジョルダーニ家の人々/2010」のファリダ・ラウアジ。
セリーヌに「ポーラX/1999」「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路/2010」のデルフィーヌ・シュイヨー。
エルザに「やさしい嘘/2003」「愛、アムール/2012」のディナーラ・ドルカーロワ。
ピエールに「エディット・ピアフ~愛の讃歌~/2007」「ランジェ公爵夫人/2007」「ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路」「最後のマイウエイ/2012」のマルク・バルベ。
ロールにポーリン・エチエンヌ。
アレクサンドルに「ナルコ/2004」「ルノワール 陽だまりの裸婦/2012」のヴァンサン・ロティエ。
医師アントワンに「恋人たちの失われた革命/2005」のジュリアン・リュカ。
監督/脚本はレア・フェネール。

不器用なステファンは今だ母親に依存し恋人エルザとの関係も仕事も上手くいかない。ある日、ステファンは病院でエルザが暴漢に襲われた時助けてくれたピエールと出会う。ステファンを一目見たピエールは驚きつつも、刑務所に収監されている友人と瓜二つのステファンに“身代わり”にならないかと持ちかける。
アルジェリア人のゾラはフランスに住む息子が殺され、死の真相を探るためマルセイユへやってくる。そこで加害者の姉セリーヌに接近し、乞われるまま彼女の子供の世話を引き受ける。
サッカー少女のロールは風変わりな少年アレクサンドルと出会い恋に落ちる。やがてロールの元にアレクサンドルが刑務所に収監されたという連絡が入る。しかし未成年ゆえ一人で面会に行くことができない。ロールは献血車で偶然出会った医師アントワンに保護者になってもらえないかと頼み込む。
舞台はフランスの港町マルセイユ。全く接点はないが同じ町に住み、それぞれに事情を抱えたステファン、ゾラ、ロールが刑務所でそれぞれの収監者と面会する。
少々ネタバレする...
この映画の全てはラストにある。優柔不断でうだつの上がらないステファンは土壇場で決断し“身代わり”を実行し、ゾラは息子の死の真相を知り、 ロールはアレクサンドルを愛していないことに気づく。
レア・フェネールは長編初監督とのこと。社会の底辺に生きるマルセイユ舞台のドラマは苦悩するばかりで辛いが、中身が詰まったヒューマン・ストーリーで見応えがある。
2012年12月に公開されシアター(シネスイッチ銀座)に観に行ったにも関わらずなぜか?レビューを書くのを忘れていた一作。wowowで放映があったので今一度見ることができた。

