2014年 01月 19日
「ルートヴィヒ」

ルートヴィヒ二世にザビン・タンブレア。
晩年のルー トヴィヒ二世にゼバスチャン・シッパー 。
オーストリア皇后エリザベートに「4分間のピアニスト/2006」「バーダー・マインホフ 理想の果てに/2008」のハンナー・ヘルツシュプルンク。
リヒャルト・ワーグナーに「es [エス]/2001」のエトガー・ゼルゲ。
弟オットーにトム・シリング。
ゾフィにパウラ・ベーア。
リヒャルト・ホルヒニに「マーラー 君に捧げるアダージョ/2010」のフリードリヒ・ミュッケ。
バイエルン首相ヨハン・ルッツに「コッホ先生と僕らの革命/2011」「ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀/2011」のユストゥス・フォン・ドナーニー。
監督、脚本はマリー・ノエル&ピーター・ゼアー。
作曲家リヒャルト・ワーグナーに心酔するルートヴィヒはパトロンとなり全面的に援助を始める。
芸術至上主義者にして平和主義者の人間が戦争に赴くわけがない。
ルートヴィヒはワーグナーにピアノ演奏させ、“この美しい調べを聞いたら敵も去って行くだろう!”なんて宣い、軍事費を芸術的なことに回すべきだと主張する。側近たちは彼の行動に難色を示すがルートヴィヒは“我が道を行く!”を貫く。
しかし普墺戦争(プロセイン王国とオーストリア帝国)の勃発でバイエルンはオーストリア帝国側で参戦を余儀なくされ、後に普仏戦争(フランスとプロセイン王国)で精神に異常をきたした弟オットーの姿に打ちのめされる。
ルートヴィヒはフランスの太陽王ルイ14世を崇拝していたそうで、ヴェルサイユのような城を建てたかったらしい。彼が即位した19世紀中盤はナポレオン三世の時代で、ヴェルサイユでナポレオン三世と談笑するシーンも何度か登場する。
大きさはヴェルサイユ宮殿にはとても敵わないがリンダーホーフ城もヴェルサイユのように美しい城。そしてノイシュヴァンシュタイン城はもう語るまでもなくスーパー級に美しい城だ。是が非でもこの目でノイシュヴァンシュタイン城が見たくなる。
ルートヴィヒは“狂王”の異名で知られるそうだが、ドラマの中では偏執症(パラノイア)と診断されている。
そしてルートヴィヒを理解したエリザベート(従甥にあたる)と、一時期ルートヴィヒのフィアンセだったエリザベートの妹のゾフィとのエピソードも織り交ぜながら、とても美しい伝記ドラマとなっている。
ヘルムート・バーガーがルートヴィヒ二世を演じたルキノ・ヴィンスコンティの「ルートヴィヒ/1972」は見ている。
リヒャルト・ホルヒニはルートヴィヒの馬丁で愛人であり私設秘書として使えた人。ルキノ・ヴィンスコンティ版はホモセクシュアルなシーンが多くどろどろとしたストーリーだったと記憶するが、本作はそれをさらっととらえて描いている。
ハンガリー生まれの俳優ヨーゼフ・カインツも愛人だったが、彼との間もさらりとしか描かれていない。
ルーマニア出身の主演俳優ザビン・タンブレアのイケメン度はルートヴィヒ本人には及ばないが、なりきりぶりは素晴らしい。
「4分間のピアニスト」で印象深いハンナー・ヘルツシュプルンクのエリザベート役は本人とあまりにも違ってミス・キャストかな?
「マーラー 君に捧げるアダージョ」でアルマの恋人を演じたフリードリヒ・ミュッケが素敵。
スバル座にて(1/16で終了)
ルートヴィヒの言う、戦争反対、芸術至上主義は今の時代ならよくわかりますね。しかし、あの3つのお城やワーグナーの音楽を残してくれたことは本当にありがたく感謝します。
wowowで放送してましたね。今一度見ようとHDDに入れてあるのですが、中々見れなくて....。
さてイケメン3人ですか?
ザビン・タンブレアとヘルムート・バーガーを比べるのはやめにしましょう。
戦争反対、芸術至上主義を唱えるルートヴィヒ二世は本当に繊細な心の持ち主だったのだと想像します。
実はこの映画を観てからますますノイシュヴァンシュタイン城が見たくて困っています。
いえいえ、比べてませんよ。それぞれのよさがありますもの。
WOWOWで視聴して、早速DVDを買ってしまいました。
ルートヴィヒの繊細さや感受性の強さを感じました。民主主義では成し遂げられない、後世への遺産をありがとう!
私もノイシュバンシュタイン城見たいですし、音楽も好きなのでバイロイト音楽祭に行きたいですね~
wowowでの放送分やっと見ました。
古典もの大好きなので、魅せられますね。
ますますバイエルンへ行きたくなりまhした。

