「大統領の料理人」

「Les saveurs du Palais」…aka「Haute Cuisine」2012 フランス
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オルタンス・ラボリに「アガサ・クリスティーの奥様は名探偵/2008」「地上5センチの恋心/2006」「譜めくりの女/2006」のカトリーヌ・フロ。
フランス大統領にジャン・ドルメッソン。
パティシェのニコラスにアルチュール・デュポン。
大統領の側近ダヴィッド・アズレに「パリ、ジュテーム/2006」「クリスマス・ストーリー/2008」「ユキとニナ/2009」のイポリット・ジラルド。
大統領官邸厨房の総シェフにブリス・フルニエ。
監督、脚本は「パリの確率/1999」の脚本家クリスチャン・ヴァンサン。

ドラマはオルタンスが南極調査隊のシェフとして料理を作るシーンと、大統領官邸でフランス大統領のために料理を作るシーンが交互に描かれる。オルタンスの作る料理がどれもこれもとてつもなく美味しそうで、フランス料理食べたい!の一作だった。
ヒロインは実在の人物ダニエル・デルプシュで、フランソワ・ミッテラン大統領のプライベート・シェフとしてエリゼ宮で2年間仕えたそう。

元々フランスでトリュフの栽培をしていたダニエル・デルプシュは南極での仕事を終え、栽培に適したニュージーランドでトリュフ生産の仕事を始める。南極にいた時60歳だったらしいこのマダムは実にパワフルな人だ。

南極で調査隊の男たちに料理を作るオルタンス。そしてオーストラリアのジャーナリストが取材のためオルタンスを執拗に追いかける。一方で、片田舎で小さなレストランを経営するオルタンスは、ある日、フランス政府が差し回した車に乗せられる。“何処へ向かっているの?”と質問しても“言えません”という答が返ってくるばかり。やがて半ばあきらめの境地にいるオルタンスがたどり着いたのはパリ8区にある大統領官邸/エリゼ宮だった。

過去に女性の料理人は存在しなかったエリゼ宮の厨房。あのジョエル・ロブションの推薦で大統領の専属料理人に抜擢されやって来たオルタンスはエリゼ宮厨房のシェフたちに嫉妬され反撥される。しかし回り全員敵の中にただ一人の味方がいた。それはパティシェのニコラス。オルタンスはニコラスと共に日々大統領の食事を作り出して行く。オルタンスとニコラスが作る料理は実に美味しそうで、匂いが漂ってきそうだった。

主演のカトリーヌ・フロは最初コメディエンヌ(初めて見た映画は「女はみんな生きている/2001」)のイメージだったが、「譜めくりの女」ではとてもシリアスな役柄で、でも意外に良かったかな。本作のヒロイン役も又似合っている。
俳優ではないながらフランス大統領を演じたジャン・ドルメッソンは堂に入ったもの。

原タイトルは“宮殿の風味”、Internationalタイトルは“高級料理”。邦題の“大統領の料理人”は日本人がつけそうなタイトルかと思った。
映画のロケは大統領(ニコラ・サルコジ)不在の際にエリゼ宮で行われたという。そういや絢爛豪華な部屋や調度品、壁画がスゴかった。

シネスイッチ銀座
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by margot2005 | 2013-10-09 00:01 | フランス | Trackback(11) | Comments(2)
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Commented by セレンディピティ at 2013-10-09 13:54 x
こんにちは。
モデルとなったダニエル・デルプシュさんは大統領の料理人に
南極料理人、はたまたNZでトリュフ栽培のビジネス…と
ほんとうにパワフルで型破りな方ですね。
男性社会の中で毅然と自分を貫き通す強さに惹かれました。
パティシエのニコラスとのやりとりは微笑ましかったですね。
Commented by margot2005 at 2013-10-14 20:01
セレンディピティさん、こちらにもありがとう。

ダニエル・デルプシュ今でもニュージーランドでトリュフ栽培されているんでしょうか?パワフルな彼女にエネルギーをもらった一作でした。

>パティシエのニコラス...
そう二人のやり取りは母&息子のようでもあり、ニコラスが“マダム!”なんて呼びかけるとオルタンスは怒ってましたが、映画の中で素敵なカップルでした。
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