「オン・ザ・ロード」

「On the Road」 2012 フランス/USA/UK/ブラジル/カナダ
a0051234_1841962.jpg

母親とニューヨークに暮らす駆け出し作家のサルは父親の死に打ちのめされ虚脱状態。そんなある日、中西部からやって来たディーンに誘われ放浪の旅に出る…
a0051234_1861650.jpg
a0051234_1842481.jpg
a0051234_18181666.jpg
a0051234_1818673.jpg
a0051234_1817527.jpg
a0051234_18174476.jpg
a0051234_18173471.jpg

サル・パラダイス(ジャック・ケルアック)に「ロシアン・ルーレット/2010」のサム・ライリー。
ディーン・モリアーティ(ニール・キャサディ)に「トロン:レガシー/2010」「カントリー・ストロング/2010」のギャレット・ヘドランド。
メリールウ(ルアンヌ・ヘンダーソン)に「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」「ニュームーン/トワイライト・サーガ/2009」のクリステン・スチュワート。
カミール(キャロリン・キャサディ)に「マリー・アントワネット/2006」「メランコリア/2011」のキルステン・ダンスト。
カーロ・マルクス(アレン・ギンズバーグ)に「パイレーツ・ロック/2009」のトム・スターリッジ。
ジェーン(ジョーン・フォルマー)に「魔法にかけられて/2007」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」「ダウト ~あるカトリック学校で~/2008」「サンシャイン・クリーニング/2008」「ジュリー&ジュリア/2009」「ザ・マスター/2012 」「マン・オブ・スティール/2013」のエイミー・アダムス。
オールド・ブル・リー(ウィリアム・バロウズ)に「アラトリステ/200」「ザ・ロード/2009」「危険なメソッド/2011」「偽りの人生/2012」のヴィゴ・モーテンセン。
テリーに「ブラインドネス/2008」「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官/2009」のアリシー・ブラガ。
監督は「モーターサイクル・ダイアリーズ/2003」「パリ、ジュテーム/2006」のウォルター・サレス。
原作はジャック・ケルアックの「路上」。

ヒッピーのバイブルとも言われる原作が有名らしいが知らなかった。実在の人物が映画の中で名前を変えて登場している。
駆け出し作家のサルと、セックス&ドラッグ三昧で破滅的に生きるディーン。ラストへと繋がる二人が対照的で、とても重厚なドラマを139分堪能した。

サルの旅はニューヨーク~コロラド~カリフォルニア~ノースカロライナ~ルイジアナ~サンフランシスコ~メキシコへと続いた。
マルセル・プルーストの長編小説“失われた時を求めて”の第一篇“スワン家の方へ”がまるでサルのバイブルのようにドラマの中に登場する。それはサルを始めとしてディーン、メリールウ、カーロへと回し読みされ、読んでるメリールウが涙を流すシーンもある。
この本は家の本棚にある。相当前に読んでほんの最初の段階で挫折した。今一度気合いを入れて読んでみたい。

サルとディーン、そしてサルの最初の妻メリールウと二番目の妻カミール。サルたちの道中に加わるカーロと、ルイジアナに住むジェーンとオールド・ブル・リーのカップル。そしてサルがカリフォルニアで出会うメキシコ人女性テリー…とロード・ムービーながら、様々な人が織りなすヒューマン・ドラマでもある。

俳優たちが素晴らしい。サル役のサム・ライリーと、ディーン役のギャレット・ヘドランド…wowowで彼らの映画は鑑賞済だが、シアターで観たのは初めて。サムもギャレットもナイスキャスティング。
先週観たニール・ジョーダンのヴァンパイア映画「ビザンチウム/2012」にサム・ライリーが出演していたのを思い出す。
過去に見たギャレット・ヘドランドは甘いマスクの爽やかな青年のイメージだが、本作では破滅へとたどるディーン役を見事に演じている。
グィネス・パルトロー主演の「カントリー・ストロング」で、ギャレットは大ファンでもあるカントリーのスーパースター、ティム・マッグロウと共演し、ドラマの中で歌っているが、非常に上手くて驚く。彼のバリトンは素敵。

ヴィゴの出番は少ないがいつもながらの存在感に圧倒される。最近よくお目にかかるエイミー・アダムスも、作品によってお嬢さんだったり、ちょっとobasanだったりして楽しめる。
セールスマン役で「ファーゴ/1996」や「アルマゲドン/1998」の性格俳優スティーヴ・ブシェミが出演していてちょっと嬉しい驚き。この方スゴく、スゴく個性的なハリウッド俳優の一人。

'50,60年代が舞台。全編ノスタルジックな雰囲気が漂い、musicは語るまでもなく素晴らしい。
ガエル・ガルシア・ベルナル主演の「モーターサイクル・ダイアリーズ」はもちろん見ているが、今一度見たくなった。

新宿武蔵野館にて
[PR]
by margot2005 | 2013-10-06 22:21 | フランス | Comments(0)
<< 「サイド・エフェクト」 「わたしはロランス」 >>