「タイピスト!」

「Populaire」…aka「Typist!」2012 フランス
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1958年、春。21歳のローズには雑貨屋を営む父親が決めたフィアンセがいたが、彼と結婚し、つまらない主婦で一生を終えるなんてあり得ないことだった。ある日、ローズは家を飛び出しノルマンディのリジューへ行く。そして保険会社を経営するルイ・エシャールの秘書に応募する。秘書に採用されたローズは有頂天だったが、ルイは彼女が秘書向きではないと判断し、解雇しようとする。しかしローズにはタイプの早打ちという隠れた才能があった。そこでルイがローズに与えた使命はタイプ早打ちコンテストに出場し優勝することだった...
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ルイ・エシャールに「ハートブレイカー/2010」のロマン・デュリス。
ロー ズ・バンフィルに「ある子供/2005」「譜めくりの女/2006」「暗闇の女たち/2007」「マンク~破壊僧~/2011」のデボラ・フランソワ。
マリー・テイラーに「ブラウン夫人のひめごと/2002」「アーティスト/2011」のベレニス・ベジョ。
ボブ・テイラーにショーン・ベンソン。
マダム・エシャール(ルイの母親)に「恋愛睡眠のすすめ/2005」「輝ける女たち/2006」「華麗なるアリバイ/2007」「オーケストラ/2009」のミュウ・ミュウ。
監督、脚本はレジス・ロワンサル。

本作は確か初日に観たはず。そしてレイトショーのシアターがかなり混んでいたことが記憶に残っている。
ロマンのファンなのと、シアターにかかった予告を幾度か見た限り、デボラ・フランソワが過去に見た役柄とはうって変わった、ドジでチャーミングな女性役。是が非でも観たかった一作。で、やはり素敵な映画で、50年代のファッションやインテリアもオシャレだったけど、パリの街中を走るクラシックな車にはおどろき!だった。

かつてワープロも、もちPCもない時代、家にタイプライターがあった。力を込めて打たないと紙に印字されないマシーン…特訓したというデボラのタイプの早打ち。それは数ヶ月間、毎日だったそう。気が変になりそうなほどタイプライターと格闘するなんて俳優の仕事は半端じゃない。そしてタイプ打ちとピアノのレッスンは確かに共通点ありそう。

過去のデボラといえば…「ある子供」は貧困で悲惨なまだ年若い母親役。「譜めくりの女」では復讐に燃えた少々サイコな女役。そして「マンク~破壊僧~」ではヴァンサン・カッセル演じる僧侶を誘惑する怪しくも美しい修道士(本当は女)役。そして「暗闇の女たち」は戦争ものだし...とにかくどれここれも暗い役柄ばかり。本作のデボラを観て過去の彼女がトンでしまった。デボラには明るくて、ドジな女性が限りなく似合う。

ロマン・デュリスはお気に入り俳優の一人。先だってwowowで放映していた未公開映画の「ビッグ・ピクチャー 顔のない逃亡者/2010」のロマンもナイスだった。
彼はコメディもシリアスもOKな俳優だが、インパクトのある濃い顔のせいか、どの映画のどの役柄も同じように見えてしまうところが残念。でも、オドレイ・トトゥと共演の「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」が来月公開予定。きっとまた観に行くことだろう。

原タイトルの“Populaire”はタイプライターの機種名だそう。ピンクのタイプライターとローズのピンクのドレスがとてもとてもキュートだったな。
ルイ・エシャールは第二次世界大戦で落下傘部隊に所属しボブ・テイラーと出会っている。マリーはルイのかつての恋人で、マリーの夫はアメリカン…といった背景もニクい演出。
ベレニス・ベジョはエレガントなマダム役がとっても似合っていて素敵。

ヒューマントラストシネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2013-09-15 23:54 | フランス | Comments(4)
Commented by セレンディピティ at 2013-09-17 16:51 x
こんにちは。
50年代の魅力たっぷりの、レトロでロマンティックな作品でしたね。
デボラ・フランソワがとってもキュートでした。

ロマン・デュリスはこの作品ではなんだかな~と思っていたのですが
先日予告で見た「ムード・インディゴ」はとてもすてきでした。
オドレイ・トトゥも大好きなので楽しみです☆
Commented by margot2005 at 2013-09-21 23:29
セレンディピティさん、こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。

こういった映画を見ると映画の中に登場する小道具と、俳優たちが着るファッションに目を奪われます。
デボラはホントキュートですね。
ロマンも大好きな俳優なので楽しめました。
「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」楽しみです。
Commented by rose_chocolat at 2013-09-30 10:29 x
ロマン・デュリスくん、最近ではスターの地位がすっかり確立された感がありますね。
実は『ムード・インディゴ うたかたの日々』を試写で観ていますが、これも味わい深い作品でした。1度観ただけだとちょっとわからないような感覚もあるんだけど、次第にじわじわと効いてくる薬のように、魅せられてしまうんじゃないかと思いますよ。お楽しみに!
この『タイピスト!』はそれとは対極の、本当に明るく弾けるような活気がある作品で、こういう感じでもきちんと存在感を示しているロマンくん、やはりスターだと思いました。デボラさんも可愛らしかったです。
Commented by margot2005 at 2013-10-05 22:21
rose_chocolat さん、こちらにもありがとう。
ロマン君フランス本国ではスーパースターのようですね。

先週から上映が始まった『ムード・インディゴ うたかたの日々』はスゴく楽しみにしているロマン映画です。既に鑑賞済とは羨ましい限りです。
来週には観に行けるかなと思ってます。

「タイピスト」のロマンも素敵でした。
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