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「クロワッサンで朝食を」

「Une Estonienne à Paris」..aka「A Lady in Paris」2012 フランス/ベルギー/エストニア
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フリーダに「死刑台のエレベーター/1957」「黒衣の花嫁/1968」「ぼくを葬る/2005」のジャンヌ・モロー。
アンヌにライネ・マギ。
ステファンにパトリック・ピノー。
監督、脚本はイルマル・ラーグ。
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原タイトル“パリのエストニア人”がなぜか?“クロワッサンで朝食を”になってしまう邦題。ドラマの中で“クロワッサンはスーパーじゃなくてパン屋で買うのよ!”と宣うフリーダの台詞が印象的でこのような邦題になったのかも知れない。中々ナイスだ。
エストニアから初めてパリにやって来たアンヌがエッフェルやエトワール見物に出かけるシーンでまたまたパリに行きたくなる。

横浜で開催されていた頃のフランス映画祭(2002年)でジャンヌ・モローに会い、サインはもらえなかったが握手をした覚えがある。その時上映された映画は「デュラス 愛の最終章/2001」。モローはマルグリット・デュラス役で、一時期デュラスの若い恋人ヤン・アンドレアを演じたエーメリック・ドゥマリニーも一緒に来日していた。あれ以来キュートなフランス人俳優のエーメリック・ドゥマリニーにスクリーンでは全くお目にかかれていない。
本作からちょうど10年前のジャンヌ・モローに遭遇したわけだが、今年84歳になるモローは10年前も既におばあさんだった記憶が…。
最近老人が主人公の映画の公開が著しい。往年の著名俳優が老人になったということだろう。

映画の中でジャンヌ・モローはシャネルを着ている(もちろんバッグやアクセサリーも...)。それは全て彼女の私物だそう。シャネルのファッションは老婦人が着てもとてもオシャレで様になりトレ・ヴィアン!だ。
映画のオフィシャルによると、フリーダの部屋に飾られたゴージャスな屏風はココ・シャネルの自宅にあったもので、60年代の手縫いのカーテンはイヴ・サンローラン製とのこと。さすがフランス映画!オシャレ極まる小道具にため息がでる。
ステファンが経営するパリのカフェも撮影後そのまま使われているという。パリに行ったら訪れたいスポットとなった。

アンヌ役のライネ・マギはもちろんエストニア出身。
暴力的で酒に溺れる夫と別れ、アンヌは娘にも促され母親の死後第二の人生を求めてパリへと旅立つ。憧れのパリで世話をするため同居人となったフリーダはわがままな老婦人。最初はフリーダに振り回されもしたが、後に心を開いてくれ、再び家族としてアパルトマンに迎え入れられ、パリで生きる決意をしたラストがとても素敵。

シネスイッチ銀座にて
by margot2005 | 2013-08-11 23:05 | フランス | Comments(2)
Commented by セレンディピティ at 2015-06-25 15:09 x
こんにちは。
きっとmargotさんはご覧になっているだろうなーと思ってこちらに来ました。^^
地味ながら、なかなかすてきな作品でしたね。
ティファニーで朝食をにも似たタイトルは、ジャンヌ・モローの映画を
同時代に見て知っているマダムたちの心をとらえそうですね。
映画のエピソードにも沿ってて秀逸です。

ファッションやインテリアもすてきでしたね!
ココ・シャネルから譲り受けたというあの屏風といい
名女優の華やかな交友関係をうかがい知ることができました。
Commented by margot2005 at 2015-06-27 22:18
セレンディピティさん、こんばんは。

フランス映画は昔から大好きなので良く見ます。wowowではフランス映画の上映がスゴく多いんです。ジャンヌ・モロー映画もwowowで結構見ました。もっと記事にしたいのですがね。
さて映画はほんとにオシャレでした。さすがフランス映画!といった所ですね。
今だ現役の女優ジャンヌ・モロー素晴らしい!と思います。
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