「愛のあしあと」

「Les bien-aimés」…aka「Beloved」 2011 フランス/UK/チェコ・リパブリック
a0051234_0112712.jpg

1960年代のマドレーヌは高級靴店で働くかたわら、娼婦となりチェコ人の青年医師ヤロミルと出会い恋に落ち結婚する。やがて彼の故郷であるチェコのプラハに移住し、女の子をもうける。しかし夫は浮気症で、おまけに当時チェコは“プラハの春”の真っただ中。やがてマドレーヌは娘ヴェラを連れパリに戻り再婚するが、ヤロミルもマドレーヌに未練が残っていて追いかけて来る。
2000年代のヴェラはフランス人の恋人クレモンがいるにも関わらずライヴ・ハウスで出会ったアメリカ人のドラマー、ヘンダーソンに一目惚れする...
a0051234_0114071.jpg
a0051234_0113326.jpg
a0051234_0112541.jpg

ヴェラに「ゼロ時間の謎/2007」「クリスマス・ストーリー/2008」「美しい人/2008」「チキンとプラム~あるバイオリン弾き、最後の夢~/2011のキアラ・マストロヤンニ。
マドレーヌに「しあわせの雨傘/2010」のカトリーヌ・ドヌーヴ。
若き日のマドレーヌに「ぼくの妻はシャルロット·ゲンズブール/2001」「情痴アヴァンチュール/2005」「パリ、ジュテーム/2006」「モリエール 恋こそ喜劇/2007」「引き裂かれた女/2007」「ある秘密/2007」「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」のリュディヴィーヌ・サニエ。
クレモンに「ドリーマーズ/2003」「愛の残像/2008」「美しい人」「灼熱の肌/2011」のルイ・ガレル。
ヤロミルに「アマデウス/1984」「宮廷画家ゴヤは見た/2006」のミロス・フォアマン。
若き日のヤロミルに「シャネル&ストラヴィンスキー/2009」のラシャ・ブコヴィッチ。
ヘンダーソンに「幸せのポートレート/2005」「ジェシー・ジェームズの暗殺/2007」「ラースと、その彼女/2007」「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~/2009」「恋人たちのパレード/2011」のポール・シュナイダー。
監督、脚本は「美しい人/2008」のクリストフ・オノレ。

映画はかなりドラマティックだ。それはミュージカル仕立てになっているからかも知れない。ストーリーは結構重くて、ツラいシーンも多々あるが、意外や意外で、パリの街、橋の上でいきなり歌い出すヴェラとマドレーヌには笑ってしまったりもする。

60年代、70年代、90年代、そして2000年で構成されるラヴ・ストーリー。アムール大国のフランス人はホント“アムール”が大好き。再婚したにも関わらず別れた夫と密会を重ねる母マドレーヌ。恋人がいながら偶然出会った男に夢中になるヴェラ。この母娘の感性はそっくり。
演じるのが実際の母娘のドヌーヴ&キアラというのも面白い。
ハリウッド映画で良くお目にかかるヘンダーソン役のポール・シュナイダーはとても美味しい役割で、いつも恋多き男を演じるルイ・ガレルが形無しだ。

プラハの春や同時多発テロのニューヨーク、などのエピソードを織り込んで、二世代にわたる女性たちの“アムール”は決して終わらない。
ヴェラが必死で愛するヘンダーソンがゲイという設定がニクい。

オープニング、マドレーヌは素敵なパンプスを見つける。そしてかれこれ40年後、パリの街で同じパンプスをはくマドレーヌ…それがストーリーのキーワードとなっていてオシャレだ。

wowowにて鑑賞
新宿K'Sシネマにて(期間限定公開終了)
[PR]
by margot2005 | 2013-07-16 00:24 | フランス | Trackback(1) | Comments(0)
トラックバックURL : https://margot2005.exblog.jp/tb/18103227
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from Some Like It.. at 2013-11-20 18:50
タイトル : 愛のあしあと
■「愛のあしあと/Les Bien-Aimes」(2011年・フランス=イギリス=チェコ) 監督=クリストフ・オノレ 主演=カトリーヌ・ドヌーブ キアラ・マストロヤンニ リュディヴィーヌ・サニエ WOWOWの番組「W座からの招待」が、日本未公開作を地方のミニシアター...... more
<< 「スタンリーのお弁当箱」 「25年目の弦楽四重奏」 >>