2013年 07月 11日
「アンコール!!」

ロンドンに住むアーサーは近所でも評判の頑固オヤジで、一人息子のジェームズともソリが合わない。一方で妻のマリオンは社交的で近所の人気者でもある。ある日、老人でなりたつ合唱団“年金ズ”のメンバーであるマリオンの病気が再発し、代わりにアーサーが参加することになる...

アーサーに「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール/2001」「ウォンテッド/2008」「ゲットスマート/2008」「ワルキューレ/2008」「アジャストメント/2011」のテレンス・スタンプ。
マリオンに「上海の伯爵夫人/2005」「いつか眠りにつく前に/2007」「つぐない/2007」「ジュリエットからの手紙/2010」「ミラル/2010」「英雄の証明/2011」「もうひとりのシェイクスピア/2011」のヴァネッサ・レッドグレーヴ。
エリザベスに「007/慰めの報酬/2008」「ロックンローラ/2008」「パイレーツ・ロック/2009」「アリス・クリードの失踪/2009」「タイタンの戦い/2010」のジェマ・アタートン。
アーサーとマリオンの息子ジェームズに「28日後…/2002」「アメリア 永遠の翼/2009」のクリストファー・エクルストン。
監督、脚本はポール・アンドリュー・ウィリアムズ。
musicを通して心に安らぎを覚え、穏やかな人間に変わっていくアーサーの姿が素敵なヒューマン・ドラマ。
観たけどレビューは書かずじまいの「カルテット!人生のオペラハウス/2012」同様こちらも老人映画。でも本作のほうが見応えあった。平日の最終回にも関わらず観客が多くて驚く。
テレンス・スタンプと言えば語らずにいられない「コレクター/1965」。大昔TVで見たこのサイコ・スリラーはかなり衝撃的だった(今見たらどうってことないかも知れないが…)。その後たくさんのスタンプ映画の中で印象的だったのは「プリシラ/1994」と「イギリスから来た男/1999」かな。そして彼の主演作品ってかなり久しぶりかと思える。
スタンプ演じるアーサーは頑固オヤジだが、妻にはめっぽう弱い。しかしながらなぜにあれほど一人息子に冷たいのか?少々疑問だったが、家族には色々事情があるから致し方ない。
妻を亡くした夫と母親を亡くした息子。父親が息子に距離を置くから互いに慰め合うことも出来ない。マリオンの墓参りで遭遇したアーサーとジェームズの互いを避けんばかりの行動は見ていて悲しかった。男ってホント頑固なんだから…。
老夫婦を演じるテレンス・スタンプ&ヴァネッサ・レッドグレーヴが貫禄だ。孤独な老人役のスタンプは初めて見た気がする。本当は寂しいのだが、気持ちを素直に現すことができない頑固オヤジが実に似合っている。
レッドグレーヴは人が良くて皆に愛されるマリオンを好演している。どちらかと言えばこの二人は癖のある個性派俳優のイメージだったが、やはり年にはかなわないのか、じいさん、ばあさんとなると雰囲気は変化し、素敵なお年寄りといった趣が素敵だ。
主人公はアーサーだが、ボランティアで老人たちのコーラス指導をする音楽教師エリザベスがもう一人の主人公。キュートなのに、同世代との恋愛が下手で、子供と老人にしか愛されないという設定がドラマにぴったり。演じるジェマ・アタートンがとても可愛い。
スタンプの歌う”Lullaby”とレッドグレーヴの“True Colours”がナイス!二人ともスゴく上手い!!
TOHOシネマズ・シャンテにて
頑固でしたね。
いつも女性がフォロー役、でもそれに気がつくのは決まって失ってからなんでしょうね。
いつも女性がフォロー役...おっしゃる通りですね。でも疲れますね。
今はやりの老人映画...ジャンヌ・モーロー版観ました。これからますます老人映画増えるのでしょうか??
『アンコール!!』は合唱仲間がマリオンを励まそうと歌ったらアーサーが「そんなことはするな!」と怒るシーンが好き。アーサーの気持ちもわかるがマリオンの気持ちもわかる。なんかぐっときた。
マリオンのマイクをプルプル震わせて歌う「トゥルー・カラーズ」が卑怯すぎだ(涙)。
『カルテット!!』は観たのですがレビューは書かずじまいでした。
ダスティン・ホフマンは名優だけでななく、確かに監督としても素晴らしいと感じました。
シンディ・ローパーの「トゥルー・カラーズ」は大好きな曲です。マイクふるわせてましたねそういや..。
皆さん歌が上手くて脱帽です。

