「ザ・マスター」

「The Master」 2012 USA
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元海兵隊員のフレディは第二次世界大戦が終わった後、就職はしたもののアルコール依存症を抱えるトラブル・メーカーで、職場を転々としている。ある時、いつものように酒に酔ったフレディは、港に停泊中の船にこっそり乗り込んでしまう。やがて見つかったフレディは“マスター”と呼ばれるランカスター・ドッドの元へ連れて行かれる。信仰宗教の教祖であるドッドは意外にもフレディを気に入り、妻子を紹介するのだった…

フレディ・クエルに「帰らない日々/2007」「アンダーカヴァー/2007」のホアキン・フェニックス。
ランカスター・ドッドに「カポーティ/2005」「M:i:III/2006」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」「その土曜日、7時58分/2007」「ダウト ~あるカトリック学校で~/2008」「パイレーツ・ロック/2009」のフィリップ・シーモア・ホフマン。
ドッドの妻に「魔法にかけられて/2007」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー」「ダウト ~あるカトリック学校で~」「サンシャイン・クリーニング/2008」「ジュリー&ジュリア/2009」のエイミー・アダムス。
エリザベス・ドッドにアンビル・チルダーズ。
ヴァル・ドッドにジェシー・プレモンス。
ヘレンに「夫以外の選択肢 /2004」のローラ・ダーン。
フレディの恋人ドリスにマディセン・ベイテイ。
監督、脚本、製作は「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド/2007」のポール・トーマス・アンダーソン。

本作は観るつもりなどなかったのだが、シャンテで上映していたのでつい観に行ってしまった。
過去に聞いた覚えのある50年代のMusicが耳に心地よい。CDではなくノイズを感じるレコードのような音がナイス。本作で良かったのはBack Musicだけかも知れない。

フレディの帰還を待っていた恋人ドリスが、彼を待ちきれずに他の男と結婚してしまう。男の名前はデイ。で、今やドリス・デイとなった昔の恋人ドリス。ドリス・デイは50年代の大スターであり、中々ニクい演出。

狂気というものすらを感じる信仰宗教は肌に合わない。ドッドとフレディが強い絆で結ばれたのは、互いに持っている狂気かとも思えた。

とにかく映画には全く興味がわかなかったが演じる俳優がスゴい。ホアキン・フェニックスとフィリップ・シーモア・ホフマンには狂気が似合い過ぎるほど似合う。
ドッドの妻役のエイミー・アダムスは地味な女優。本作では目立たない妻を演じていて完璧。
ローラ・ダーンが懐かしい。

ポール・トーマス・アンダーソン映画は上に書いたダニエル・デイ・ルイスの「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド」以前にアダム・サンドラーの「パンチドランク・ラブ/2002」、マーク・ウォールバーグの「ブギーナイツ/1997」と観ている。トム・クルーズがダメなので「マグノリア/1999」は観ていない。で、この方は少々暗い、一風変わったドラマを作るのが得意な監督かと思える。

TOHOシネマズシャンテにて
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by margot2005 | 2013-04-30 23:23 | MINI THEATER | Comments(0)
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