「シャドー・ダンサー」

「Shadow Dancer」 2012 UK/アイルランド
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コレットは北アイルランドに暮らすシングルマザー。幼い頃よりIRA(アイルランド共和軍)の活動に従事する家族を目のあたりにし、自らもIRAに身を投じていく。そして1993年、ロンドン、地下鉄爆破未遂事件の容疑者として逮捕される...

コレットに「わたしを離さないで/2010」「ウォリスとエドワード 王冠をかけた恋/2011」のアンドレア・ライズブロー。
M15(イ ギリス諜報局保安部)の捜査官マックに「インサイドマン/2006」「エリザベス:ゴールデン・エイジ/2007」「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~/2009」のクライヴ・オーエン。
マックの上司ケイト・フレッチャーに「X-ファイル:真実を求めて/2008」のジリアン・アンダーソン。
コレットの母にブリッド・ブレナン。
コレットの兄ジュリー・マクビーに「ブリッツ/2011」のエイダン・ギレン。
同じく兄コナー・マクビーに「わたしを離さないで」のドーナル・グリーソン。
監督は「キング 罪の王/2005」「マン・オン・ワイヤー/2008」のジェームズ・マーシュ。
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クライヴ・オーエン狙いで観に行った。クライヴもお気に入り英国人俳優の一人。
盛り上がることなく、ただひたすら淡々と進むストーリーに睡魔が襲いかかったがなんとか持ちこたえ最後まで観ることができた。そうシアターは空いていた確かに。
昨今、USA映画出演が多いクライヴ・オーエンだが「グリーンフィンガーズ/2000」「ゴスフォード・パーク/20001」以来のファン。50歳近いけどとてもゴージャスな英国人俳優だ。

映画のオフィシャルにも書いてあるように本作の時代背景である90年代始めに“IRA”を描いた映画が何作か公開されている。「クライング・ゲーム/1992」「パトリオット・ゲーム/1992」「父の祈りを/1993」はそれぞれに素晴らしい作品だった。
本作は今まで描かれたことがなかった母親が主人公。“a brilliant thriller”と褒めちぎってるポスターや、オフィシャルには“珠玉のサスペンス”とも書いてある。一人息子を守るため家族を欺き、密告者として生きることを決意したコレットの姿は健気で感動的だが、この地味なサスペンス・ドラマにいたく感動するとまではいかなかった残念なことに…。

ケン・ローチがカンヌ映画祭パルム・ドール(2006)を受賞した、キリアン・マーフィー主演の「麦の穂をゆらす風/2005」はアイルランドの独立戦争を描いた素晴らしいドラマだったのを思い出す。

原タイトル“シャドー・ダンサー”とはある人物のコードネーム。ラスト近くにその人物が意外な人であったことが明かされる。そしてコレットとマックのそれぞれのラストも…特にマックのラストは意外だった。
寒々としたアイルランド、ダブリンで、赤いレインコートに身を包むコレットの姿はミスマッチこの上ないが、強い意志を示すコレットを表現しているようにも見えナイスな小道具(衣装)かと思えた。

ヒロインを演じるアンドレア・ライズブローはほぼ全編スッピン!前作「ウオリスとエドワード 王冠をかけた恋」の厚化粧とは対照的で最初違和感ありまくりだった。アンドレア・ライズブローは時代物のウォリス”役が実に似合っていたなと再納得。


シネスイッチ銀座にて(4/19迄上映予定)
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by margot2005 | 2013-04-16 00:52 | UK | Comments(0)
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