「Zero Dark Thirty/2012」 USA
![]() CIA分析官(イスラマバード支局ビンラディン追跡チーム)マヤに「ツリー・オブ・ライフ/2011」「英雄の証明/2011」のジェシカ・チャスティン。 マヤの上司ダ ニエル(チームリーダー)に「パブリック・エネミーズ/2009」のジェイソン・クラーク。 マヤの同僚ジェシカに「高慢と偏見/1995」「抱擁/2002」「英国王のスピーチ/2010」のジェニファー・イーリー。 ジョー ジ(テロ対策センター アフガニスタン、パキスタン部チーフ)に「ロックンローラ/2008」「ワールド・オブ・ライズ/2008」「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」「シャーロック・ホームズ/2009」「ロビン・フッド/2010」「ウェイバック -脱出6500km-/2010」「裏切りのサーカス/2011」のマーク・ストロング。 CIA長官に「ロンリーハート/2006」「サブウェイ123 激突/2009」のジェームズ・ガンドルフィーニ。 ジョゼフ・ブラッドリー(イスラマバード支局長)に「アルゴ/2012」のカイル・チャンドラー。 ラリーに(イスラマバード支局、現地チームリーダー)「ボーン・アルティメイタム/2007」「バンテージ・ポイント/2008」のエドガー・ラミレス。 パトリック(シールズ隊員)に「キンキー・ブーツ/2005」「アニマル・キングダム/2010」のジョエル・エドガートン。 監督、製作は「ハート・ロッカー/2008」のキャスリン・ビグロー。 ![]() 「世界にひとつのプレイブック/2012」同様オスカーにノミネートされていた作品で観に行きたかった。監督がキャスリン・ビグローというのが一番の理由。この方女性とは思えない映画を作るパワフルで素晴らしい監督だ。叶うなら一度お会いしてみたいものだ。 ビグロー映画はキアヌー・リーヴスの「ハートブルー/1991」が一番好きだが本作も素晴らしかった。ヒロイン、マヤを演じるジェシカ・ジャスティンもオスカーは逃したけどかなり良かったな。 映画は158分もあるがストーリー展開に目が離せない。そして決して長いとは感じなかった。 オサマ・ビンラディンを執拗に追いつめるCIA女性分析官マヤ。殺害され死体袋に入ったビンラディンと対面するさまは、変な言い方かも知れないけど、ある意味感動的なシーンだった。仕事一筋で追いつめに、追いつめた男を捕らえたわけだから…。 ドラマは真っ暗闇の中、9.11 ツインタワーに閉じ込められた人々の悲壮なる叫びが響くオープニングから始まる。悲壮なる叫びを勝手に映画に使った…と非難された記事もあったが、この暗闇のシーン以降民間人は登場しない。 最初、CIA長官に“あんた誰?”と嘲笑されたマヤ。しかし“ビンラディンの居場所は100%確信が持てる!”と言い切った若き女性分析官は後に長官から全幅の信頼を寄せられる。 巨額の金をつぎ込みビンラディンの行方を探る分析官たち。ある時ある情報が入り情報提供者をイスラマバードの高級外車ショプに誘う。“どれでも好きな車を選んでくれ!”と言う辺りはアメリカ式?結局情報提供者はランボルギーニを選んだ(日本円で1000万以上?)。 時々エスプリを効かせたシーンを織り込みながら退屈させないストーリーはさすがキャスリン・ビグロー!ますます彼女のファンになる。 テロ対策センタ、チーフを演じるマーク・ストロングと、CIA長官役のジェームズ・ガンドルフィーニの存在がナイス。お気に入り俳優のマーク・ストロング、本作では髪の毛も存在している。 パキスタンのシーンの撮影地はインドとヨルダン。 CIA分析官役のジェシカ・チャスティンがモサドの工作員を演じた「ペイド・バック/2010」を思い出す。クールな役柄が似合う女優だ。「ヘルプ~心がつなぐストーリー~/2011」は見損なってしまったジェシカ映画。wowowで放映してくれないかな? 有楽座にて(すでに上映終了/TOHOシネマズ日比谷シャンテにて3/28まで上映/18:40~のみ)
by margot2005
| 2013-03-27 01:13
| USA
|
Comments(2)
こんにちは。
ゼロダークサーティ、私もビグロー監督とジェシカ・チャステイン、大好きなので楽しみにしていましたが、期待通りに見応えのあって大満足でした。 オスカーは逃しても、この作品に対する評価は変わらないものと思います。 それにしても国家機密に踏み込み、これだけの作品を撮られるビグロー監督の情熱と行動力には圧倒されますね。かっこいいです。
Like
セレンディピティさん、こんばんは。
いつもありがとうございます。 嬉しいです!ビグロー監督とジェシカ・チャステイお好きなんですね。ホント二人とも女性が惚れる...みたいな女性でしょうか? >それにしても国家機密に踏み込み、これだけの作品を... 同感ですね。凄まじい行動力のある人なのでしょうね。 ビグロー監督のパワーを少々いただきたいくらいです。
|
カテゴリ
全体 REVIEW/フランス1 REVIEW/フランス2 REVIEW/UK REVIEW/イタリア REVIEW/ドイツ REVIEW/ヨーロッパ他 REVIEW/USA1 REVIEW/USA2 REVIEW/USA3 REVIEW/中・南米/アジア UK フランス イタリア ドイツ ヨーロッパ スペイン MINI THEATER USA 中・南米 アジア 映画祭 TRIP 未分類 タグ
USA映画(329)
フランス映画(313) UK映画(186) イタリア映画(139) ドイツ映画(65) USA/UK映画(50) スペイン映画(28) クラシック映画(27) フランス旅行(26) USA/ドイツ映画(19) マチュー・アマルリック(19) ユアン・マクレガー(19) USA/カナダ映画(18) ウディ・アレン(18) パリ旅行2013(18) カナダ映画(17) コリン・ファース(17) マイケル・ファスベンダー(16) ダニエル・ブリュール(15) デンマーク映画(15) 以前の記事
最新のコメント
最新のトラックバック
検索
記事一覧
![]() にほんブログ村 ![]() にほんブログ村 家へ帰ろう ナチス第三の男 シシリアン・ゴースト・ストーリー 私は、マリア・カラス アリー/ スター誕生 アイ・フィール・プリティ!人生最高のハプニング 未来を乗り換えた男 おとなの恋は、まわり道 マイ・サンシャイン ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ バルバラ セーヌの黒いバラ マダムのおかしな晩餐会 おかえり、ブルゴーニュへ マチルダ 禁断の恋 彼が愛したケーキ職人 ボヘミアン・ラプソディ ビリオネア・ボーイズ・クラブ ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 ライ麦畑で出会ったら 嘘はフィクサーのはじまり エンジェル、見えない恋人 チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛 クレイジー・リッチ! 運命は踊る かごの中の瞳 ブレイン・ゲーム クワイエット・プレイス バッド・ジーニアス危険な天才たち リグレッション ヒトラーと戦った22日間 プーと大人になった僕 MEG ザ・モンスター 判決、ふたつの希望 タリーと私の秘密の時間 ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男 オーケストラ・クラス 輝ける人生 チャーチル ノルマンディーの決断 英国総督 最後の家 オーシャンズ8 スターリンの葬送狂騒曲 悲しみに、こんにちは 2重螺旋の恋人 ヒトラーを欺いた黄色い星 ウインド・リバー グッバイ・ゴダール! エヴァ 女と男の観覧車 ガザの美容室 セラヴィ! レディ・バード ピーターラビット 結婚演出家 いつだってやめられる 7人の危ない教授たち 告白小説、その結末 母という名の女 男と女、モントーク岬で ダリダ~あまい囁き~ ゲティ家の身代金 ファントム・スレッド 君の名前で僕を呼んで いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち ロンドン、人生はじめます さよなら、僕のマンハッタン モリーズ・ゲーム 心と体と ザ・スクエア 思いやりの聖域 環状線の猫のように メイド・イン・イタリー ザ・プレイス いつだってやめられるー名誉学位 イタリアの父 ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 きみへの距離、1万キロ トレイン・ミッション 女は二度決断する ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男 修道士は沈黙する ハッピーエンド 彼の見つめる先に ザ・シークレットマン あなたの旅立ち、綴ります グレイテスト・ショーマン 聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア The beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ シェイプ・オブ・ウォーター 花咲くころ ナチュラルウーマン ウイスキーと2人の花嫁 ロープ 戦場の生命線 ローズの秘密の頁 ダンケルク 4Kレストア版 ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男 THE PROMISE/君への誓い ベロニカとの記憶 スリー・ビルボード はじめてのおもてなし ルイの9番目の人生 5パーセントの奇跡~嘘から始まる素敵な人生~ パディントン2 女の一生 ヒトラーに屈しなかった国王 ジャコメッティ 最後の肖像 キングスマン ゴールデン・サール ルージュの手紙 ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命 否定と肯定 オリエント急行殺人事件 プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード gifted/ギフテッド 人生はシネマティック! ノクターナル・アニマルズ 女神の見えざる手 はじまりの街 婚約者の友人 ドリーム 愛を綴る女 エタニティ 永遠の花たちへ ダンケルク ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 少女ファニーと運命の旅 夜明けの祈り ハートストーン more 記事ランキング
ブログジャンル
|
ファン申請 |
||