「アルゴ」

「Argo」 2012 USA
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架空の映画を演出して人質奪還するアイデアは素晴らしい!としか言いようがない。そしてそれを本物の映画にしてしまった。エンディングで実際の人物が紹介される。皆とても似ているのだ。監督ベン・アフレックのこだわりが感じられナイスだった。
何度も書いているが、ほんとベン・アフレックって作品ごとに、監督としても俳優としてもますます素敵になっていく。
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監督、製作、出演(CIAエージェント、トニー・メンデス役)に「ハリウッドランド/2006」「消されたヘッドライン/2009」「そんな彼なら捨てちゃえば?/2009」「ザ・タウン/2010」「カンパニー・メン/2010」のベン・アフレック。
トニーの上司ジャック・オドネルに「ドライヴ/2011」「トータル・リコール/2012」のブライアン・クランストン。
ハリウッドの大物プロデューサー、レスター・シーゲルに「リトル・ミス・サンシャイン/2006」「ゲットスマート/2008」「サンシャイン・クリーニング/2008」「50歳の恋愛白書/2009」のアラン・アーキン。
特殊メイクの第一人者ジョン・チェンバースに「お買いもの中毒な私!/2009」「アーティスト/2011」のジョン・グッドマン。
カナダ大使ケン・テイラーに「ミルク/2008」のヴィクター・ガーバー。
アメリカ大使館職員ボブ・アンダースに「ザ・シューター/極大射程/2007」のテイト・ドノヴァン。
マーク・ライジェクに「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」のクリストファー・デナム。
コーラ・ライジェクに「パッセンジャーズ/2008」のクレア・デュバル。
ジョー・スタッフォードにスクート・マクネイリー。
キャシー・スタッフォードにケリー・ビシェ。
リー・シャッツにロリー・コクレイン。
「ファミリー・ツリー/2011」のジョージ・クルーニーがプロデューサーに参加している。

1979年11月4日、イランの過激派がアメリカ大使館を襲撃、占拠する。混乱の中6人の職員が脱出しカナダ大使の私邸に匿われる…

CIAエージェント、トニー・メンデスはカナダ大使邸に身を潜める6人を国外脱出させるため考えに、考え、SFファンタジー映画「アルゴ」の撮影でイランに入国し、帰国予定にあると思わせる作戦を思いつく。
メンデスがこの作戦を思いつく前に考えられたのは、自転車でイランから永世中立国スイスに向かうという代物だった。しかしながらこれにはかなり無理があると却下されている。

出国の際案の定疑いをかけられる彼ら...そりゃそうだ、イランに革命の嵐が吹き荒れる真っ最中に誰が好き好んで映画の撮影などするものか?と疑われるのは当たり前。
お膳立てしたトニー・メンデスと、役者顔負けの演技で難局を乗り切った大使館の職員たちもスゴい。アメリカ人なのにカナダ人のフリもしたのだから...。
トニー・メンデスの人情味あふれる行動に拍手を送りたくなる。カナダ大使も然り。
一方でハリウッドの大物プロデューサー、シーゲルと特殊メイクの第一人者チェンバースの存在を忘れてはならない。チェンバースはメンデスの知人だったそう。
シーゲルとチェンバースを演じる二人アラン・アーキン&ジョン・グッドマン…この二人最高!ジョン・グッドマンは本人とそっくりだった。
ジョン・チェンバースは「猿の惑星/1968」の特殊メイクでアカデミー賞に輝いた偉大な人物という事実も知った。

この事件はなんとなくTVで見たような記憶がある。合わせてこの次期イラン革命の指導者ホメイニ師の映像が頻繁にTVに映し出されていたのも覚えている。
アメリカが18年間封印した真実を、映画大国アメリカのCIAならではの大作戦で、成功し、今回ベン・アフレックが描くドラマを大いに楽しませてもらった。

丸の内ピカデリーにて
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by margot2005 | 2012-11-11 23:34 | USA | Comments(2)
Commented by セレンディピティ at 2012-11-14 11:53 x
こんにちは。
誰もが思いつかないような大胆な作戦なので、
かえって成功したのかもしれませんが…
それにしても実行するのは勇気がいりますね!
撮影スタッフになりきって難関をくぐり抜けた大使館員たち、
命がけで協力したカナダ大使とそのご家族たち…
そして忘れてはならないハリウッドチーム^^ チームワークがすばらしかった。
ずっとはらはらし通しだっただけに、最後の爽快感は格別でしたね。
Commented by margot2005 at 2012-11-18 20:02
セレンディピティ さん、こんばんは。
書き込みありがとうございます。
いつもレスが遅くてすいません。
メジャーな映画をあまり観ないので、ハリウッド・マネーで、わたしの中で久々のヒット作でした。少々政治的な匂いもしましたが...
とにかくあの難局を切り抜けた彼らに拍手喝采です。それを映画にしたアフレックにも拍手を贈りたいと思います。
>ずっとはらはらし通しだっただけに、最後の爽快感は格別でしたね....
実に同感ですね。
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