「わたしたちの宣戦布告」

「La guerre est déclarée」…aka「Declaration of War」2011フランス
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「最強のふたり/2011」もそうだったけど、難病ものをどこまでも明るく描くフランス人の陽気さに感服する。ましてやこちらは幼い一人息子が難病になるというシチュエイション。
映画を作ったのはヴァレリー・ドンゼッリ&ジェレミー・エルカイム。彼らは元パートナーで、二人の息子が脳腫瘍に冒された実体験をドラマにしている。映画のバックに流れるMusicがとてもポップで、たまにヴィヴァルディを挟んだりしてトレ、トレヴィアン!
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ある日、ジュリエットはロメオという名の男性と出会い運命的な恋に落ちる。そしてまだ若い夫婦に息子が誕生し幸せいっぱいのはずだったが…

監督、脚本、出演(ジュリエット)に「待つ女/2006」「彼女は愛を我慢出来ない/2009」のヴァレリー・ドンゼッリ。
脚本、出演(ロメオ)に「彼女は愛を我慢出来ない」のジェレミー・エルカイム。
ロメオの母親に「ヴェルサイユの子/2008」のブリジット・シィ。
アダムの担当医たちに「最強のふたり/2011」のアンヌ・ル・ニと、「ずっとあなたを愛してる/2008」「サラの鍵/2010」のフレデリック・ピエロ。
8歳のアダムにガブリエル・エルカイム。

ヴァレリーとジェレミーの愛息がラストに登場する。
スクリーンを観ていてジェレミーとアダム役のガブリエルがスゴく自然に父と息子っぽいのは当たり前のことだった。というのもいつものように前知識なしで観たので、二人が実際の父と子と知ってより以上に感動を覚えたわけ。
ヴァレリー・ドンゼッリって才能あるなぁ!と感嘆する。映画は実際の病院を使って撮影されたそう。だからとてもリアルに感じるのかも知れない。そしてドラマは得てして暗くなりがちな展開なのにバックに流れるポップなMusicに救われる。時々どうにもならない怒りを爆発させるジュリエットだが、それをロメオが上手くなだめるのだ。
仕事を休み、友人たちとの付き合いも全て断ち、ただただ息子の病気治癒に専念した彼らはスゴい!なぁと思う。
ロメオはめげてるジュリエットに向かって“君なら出来る!”と励まし、息子の病魔と戦うことを使命と感じ、それに立ち向かって行く二人の姿が素晴らしかった。
邦題の“宣戦布告”は原タイトル道り。この“宣戦布告”は絶妙のタイトルだ。

ドラマの中でロメオがジュリエットと出会う。ロメオが名前を名乗った時、ジュリエットやはり驚きを隠せなかった。シェイクスピアの“ロミオ(フランス、イタリアではロメオ)とジュリエット”がカップルになるなんて映画でしかあり得ないかも?そして一人息子の名前がアダムというのがまた素敵。

渋谷 Bunkamura ル・シネマにて
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by margot2005 | 2012-10-07 21:48 | フランス | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from Nice One!! .. at 2012-10-10 20:52
タイトル : 『わたしたちの宣戦布告』 (2011) / フランス
監督: ヴァレリー・ドンゼッリ 出演: ヴァレリー・ドンゼッリ 、ジェレミー・エルカイム 、セザール・デセックス 試写会場: 京橋テアトル試写室 公式サイトはこちら。(2012年9月公開予定) webDICEさんからご招待いただきました。ありがとうございます。 6...... more
Commented by rose_chocolat at 2012-10-10 20:54 x
従来なら考えられない設定でしょうね。こんなにポップな両親ですものね。
パワーで憂鬱を吹き飛ばすような感覚というか、そのくらいじゃないと乗り切れないシリアスさだったんだと思いました。
Commented by margot2005 at 2012-10-15 22:39
rose_chocolatさん、いつも書き込みありがとう。

さてホントにポップな両親でしたね。musicもオシャレでした。
でも実際の彼らはどうだったのでしょう?ちょっと知りたい気もします。
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