「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」

「The Lady」 2011 フランス/UK
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アウンサンスーチーに「SAYURI/2005」「ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝/2008」のミシェル・ヨー。
夫マイケル・アリスに「ニュー・ワールド/2005」「縞模様のパジャマの少年/2008」「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-/2010」「戦火の馬/2011」のデヴィッド・シューリス。
長男アレックスにジョナサン・ウッドハウス。
次男キムにジョナサン・ラゲット。
監督は「アンジェラ/2005」「96時間/2008」「トランスポーター3 アンリミテッド/2008」「アデル/ファラオと復活の秘薬/2010」のリュック・ベッソン。
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アウンサンスーチーの半生を描いた伝記ドラマ。“孤独な闘いを支えた知られざる愛の物語”とあるように、本作はLOVE STORYである。
アウンサンスーチーがノーベル平和賞をもらった時(1991年)、本人が自宅軟禁されていたため夫が受け取ったというニュースは覚えている。彼女が長い間自宅軟禁されていた事実は良く知っているが、アウンサンスーチーという人については良く知らなかったも同然。本作を観て“今世界が注目する…”アウンサンスーチーの生き様に今まで以上に感動を覚える。軟禁状態の時、軍事政権に抵抗し断食までしていたことも知った。この方現在67歳…なんとヴァイタリティにあふれた女性だろう。ただただ感嘆する。

アウンサンスーチーの自宅軟禁は何度もニュースで見ている。映画を観てちょっと安心した。彼女の自宅は広大な敷地にある。屋敷の側には湖があり、広い庭と建物。しかし何年も家から一歩も外に出ることが出来ない状態はさぞかしストレスたまったことだろうとお察しする。その上屋敷の門前には軍事政権下にある兵士たちが常に立ちはだかっているのだから。
本作では国の名前はビルマとなっている。アウンサンスーチーは今だミャンマーという国名を認めていないそう…知らなかった。

リュック・ベンソンがこのような映画を作るとは思えなかった。なんとなく娯楽系がお好きな製作者、監督、脚本家のイメージが強い。でもリュック・ベンソンもアウンサンスーチーと夫マイケルの互いに支え合う愛情に惚れた…とシアターに掲げられたポスターに書いてあった。
夫が病気で余命いくばくもない状態。彼は妻に会いたいが、一度ビルマを出国してしまったら、もう二度とそこへは戻れないことが分かっているため、妻に“来てくれ!”と言えない。息子は病気の父親に会いに来るよう連絡する…“でも行けないの!”と答える母親。普通の家族には考えられないシチュエイションに驚かされる。互いに尊敬し、愛し合う夫婦。離れていても深い愛で結ばれているこの夫婦に感服した。演じるミシェル・ヨーが素晴らしい!

角川シネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2012-08-14 00:53 | フランス | Trackback(4) | Comments(2)
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Tracked from セレンディピティ ダイアリー at 2012-08-15 02:16
タイトル : 「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」
リュック・ベッソン監督、ミシェル・ヨー主演の映画、「The Lady アウンサン... more
Tracked from KATHURA WEST.. at 2012-08-20 12:53
タイトル : The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛
アウンサンスーチーに関して、テレビで報道されている、ほとんど表面的な事しか知らなかった。映画を見て初めてその壮絶な経歴の概略を知る。そして彼女の《聡明さと頑固さ》に感嘆してしまった。強大な軍事権力と対峙するには、《徹底して非暴力》であること、これほど聡明な態度はない。しかしそれにしてもなんとも壮絶な戦いであり、多くの惨い犠牲を強いてきたことか、しかも、現在の今も続いている。映画はドラマとして《戦いと犠牲のごく一部》、ほとんど《引き裂かれた家族》に焦点を合わせている。《アジアの民主化運動のモデル...... more
Tracked from はらやんの映画徒然草 at 2012-08-29 21:36
タイトル : 「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」..
ビルマ(現ミャンマー)の民主化運動の象徴として、軍事政権から迫害を受けながらも、... more
Tracked from kintyre&#039.. at 2012-11-17 18:14
タイトル : 映画『The Lady ひき裂かれた愛』を観て
12-62.The Ladyアウンサンスーチー、ひき裂かれた愛■原題:The Lady■製作年、国:2011年、フランス■上映時間:133分■字幕:松浦美奈■観賞日:8月1日、ヒューマントラストシネマ渋谷(渋谷)□監督:リュック・ベッソン◆ミシェル・ヨー(アウン・サン・スーチー)◆...... more
Commented by セレンディピティ at 2012-08-15 02:14 x
こんばんは。
アウンサンスーチーさんの理想に向かってまっすぐに進む強さ
高潔な志に触れることができるすばらしい作品でしたね。
スーチーさんの不屈の魂がそのまま宿ったような
ミッシェル・ヨーの演技に圧倒されました。
恋愛物語としてもドラマティックでしたね。
私はHPで参考資料として紹介されていた、スーチーさんのエッセイや
演説などを集めた「自由」をちょうど読み終わったところです。
映画は事実に即して誠実に作られている、と思いました。

↓ 記事にしなかったのですが、私もローマ法王の休日見ました。
予告を見て、ほのぼの系のコメディを想像していたので
ちょっと意外な展開でした。逃げ出した法王さまが、
もっとはじけたらおもしろくなったのに…と思いました。
でも最後に思いっきりはじけて?ましたね。
Commented by margot2005 at 2012-08-16 23:04
セレンディピティさん、こんばんは。
いつもTBとコメントありがとうございます。
リュック・ベンソンはこのような映画も作るのだ!と感激しました。リュック・ベンソン好きなんです。
さてミシェル・ヨーは素晴らしかったですね。
ビルマ語での演説もそうでしたが、雰囲気も本人になりきってましたね。
そうとてもドラマティックな恋愛物語でした。かなり引き込まれました。
機会(時間)があれば「自由」を是非読んでみたいです。

「ローマ法王の休日」ご覧になりましたか。この映画の予告はちょっといただけなかったですね。
あのエンディングはスゴかったです。場内一瞬シーンとなった気がしました。
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