「プレイー獲物ー」

「La proie」 …aka 「The Prey」2010 フランス
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フランク・アドリアンに「モンテーニュ通りのカフェ/2006」「地上5センチの恋心/2006」「PARIS(パリ)/2008」のアルベール・デユポンテル。
刑事クレール・リンネにアリス・タグリオーニ。
ジャン・ルイ・モレルに「MR. BEAN'S HOLIDAY/2007」のステファーヌ・デバク。
ジャン・ルイの妻クリスティーヌにナターシャ・レニエ。
マニュエル・カレガに「歌え!ジャニス・ジョプリンのように/2003」「Ricky リッキー/2009」「しあわせの雨傘/2010」「ブラック・ブレッド/2010」のセルジ・ロペス。
フランクの妻アンナに「華麗なるアリバイ/2007」のカテリーナ・ムリーノ。
クレールの同僚ラファイに「ずっとあなたを愛してる/2008」のセルジュ・アサナヴィシウス。
クレールの上司ルシアンに「マドモアゼル/2001」「ロシアン・ドールズ/2005」のジネディーヌ・スアレム。
監督は「国家の密謀/2009」のエリック・ヴァレット。
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本作は単に刑事ものではないが、フランス版の刑事ものはスゴくスタイリッシュで大好き!獲物を追いつめる女刑事クレールがとてもかっこ良い。ドラマは脱獄した銀行強盗、連続殺人鬼、そして彼らを執拗に追う女刑事のトライアングルなサスペンス・アクション。
結末が読めないとても面白いサスペンスなのに、シアターは例によってガラガラ(ウイーク・デイの最終回)。観る人限られるフランスのサスペンス?上映シアターも少なくて寂しい。でも一般公開されただけでも良しとしたい。

主人公のフランクは銀行強盗で服役中。ある日、彼の同房者であるジャン・ルイの容疑が冤罪と認められ釈放が決まる。フランクは心を許したジャン・ルイに愛する妻宛のメッセージを託す…
この後の展開から俄然面白くなって行く。ある時、マニュエル・カレガと名乗る憲兵がフランクに面会を求める。彼は出所したジャン・ルイについて質問しにきたのだ。カレガの話を聞き終わったフランクはジャン・ルイを信用していたことに疑問を感じ始める。あの温厚で正直な男と思っていたジャン・ルイが連続殺人鬼だとは…やがてアンナと連絡が取れなくなったことに不安を感じたフランクは妻子の安否を確認するため脱獄を決意する。

フランクと刑事クレールのチェイスがスゴい。追跡をかわすため高速道路を逆に走り、橋桁から列車へジャンプ!スタントマンが演じているだろうが、かなりの迫力だ。
アルベール・デユポンテルのこんな役は初めて観た。今までに観たのはどれもこれも穏やかな役柄ばかり。デユポンテルはトレヴィアンに頑張っている。刑事クレール役のアリス・タグリオーニはステーヴ・マーティンの「ピンク・パンサー2/2009」に女性リポーター役で出演していたようだが記憶にない。彼女もデユポンテル同様、激しく走り回って、腕利きの女刑事役にぴったりだ。上司ルシアンには女性蔑視の言葉を浴びせられ気の毒だったが…。
妻がいるのに女性ばかりを襲う異常者の連続殺人鬼ジャン・ルイ・モレルを演じるステファーヌ・デバクが不気味だ(レイプはしないのかこの殺人鬼?)。異常なる夫に手を貸す妻も全く持ってアブノーマル。
マニュエル・カレガ役のセルジ・ロペスは「ブラック・ブレッド」よりも出番は少ないが存在感ありで素晴らしい俳優。

出所間近の服役者に妻が訪ねて来たら、二人のためにホテルのような部屋を用意するフランスの刑務所って粋に計らい過ぎではないのか??ちょっと驚いた。「アンプロフェット/2009」に登場した刑務所もかなりオープンだったけど…。

ヒューマントラストシネマ渋谷にて(現在の上映は10:10&21:00の2回)
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by margot2005 | 2012-07-22 21:45 | フランス | Comments(2)
Commented by rose_chocolat at 2012-07-24 13:06 x
フランスの刑務所には毎度驚かされますね。あれじゃ刑務所じゃなくてただの収容所?っていうくらい規制が緩いんでしょうか。日本の感覚からは考えられないですね。
アルベール・デュポンテルは、日本公開された作品の中では本作が大きな役ですから、これで名前を覚えてもらえるとラッキーですね。
Commented by margot2005 at 2012-07-30 21:51
rose_chocolat さん、こんばんは。

アルベール・デュポンテルはソフトな役柄の方がしっくり来ると思います。彼の次作に期待したいです。

フランス人って自己中というのか、自らの欲求は我慢出来ないラティ民族なのでしょうかねぇ?あまりにも感性が違うので理解に苦しみます。
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