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「アーティスト」

「The Artist」 2011 フランス/ベルギー
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ジョージ・ヴァレンティンにジャン・デュジャルダン。
ペピー・ミラーにベレニス・ベジョ。
アル・ジマーに「お買いもの中毒な私!/2009」のジョン・グッドマン。
クリフトンに「クィーン/2006」「ブッシュ/2008」のジェームズ・クロムウェル。
ドリスに「カリートへの道/1993」のペネロープ・アン・ミラー。
監督、脚本、編集にミシェル・アザナヴィシウス。
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映画の舞台は1927年のハリウッドから始まる。ジョージはサイレントの人気俳優。サイレント映画なので台詞の声は出ない。時折解説の字幕が出る。映画から聞こえて来るのは音楽のみ。しかし時代と共にサイレントから台詞のあるトーキーに変えようとしているプロデューサー、アル・ジマー。そんな折現れたチャーミングな新人ペピー・ミラー。ペピーを発掘したのは他でもないジョージだった。落ち目のジョージと飛ぶ鳥落とす勢いのペピー。ペピーは成功への階段を上がって行くが、ジョージは一人取り残されてしまう。強い信念(自身は芸術家)があったのかも知れないがジョージって人はホント頑固な男だ。でもラスト、ジョージに手を差しのべたのはペピー。ペピーは初めて会って以来ずっとジョージを愛していたに違いない。とても素敵なサイレント版LOVE STORYは素晴らしかった。

予告も何度も観たし、ミニシアターのシネスイッチ銀座で上映されることも知っていた。しかしながらオスカーをゲットした途端シネコン上映が決定。で、ワーナー・マイカルで水曜割引に観たわけだが、あまりの観客の少なさにオスカー・ゲット映画とはいえ、シネコンではやめておいた方がよかったのじゃないと言いたかった。
白黒で、なおかつサイレントという描き方が万人に受けなかったのではないかと想像するが、わたし的には大好きな映画の一つとなり、今年度のMY BESTに入れたい。

オスカー主演男優賞に輝いたジャン・デュジャルダンは文句なしに素晴らしい!彼はコメディ出身らしいが、ダンスも上手いのだ。ペピーとのダンス・シーンはフレッド・アステア&ジンジャー・ロジャース、コンビを彷彿させトレヴィアン!だった。
ラスト、ジョージが発する言葉はたった一言“With Pleasure”だけ。ジャン・デュジャルダンの台詞が聞けるフランス映画が観たいな。

いつもどおり全く前知識なしで映画を観たので、ジェームズ・クロムウェルとジョン・グッドマン、そしてペネロープ・アン・ミラーの出演に驚くと共に大満足。ジョージの執事兼“Chauffeur/お抱え運転手”クリフトン役のジェームズ・クロムウェルはこの作品になくてはならない存在。プロデューサー、アル・ジマーを演じたジョン・グッドマンも同様。
ペネロープ・アン・ミラーがお年で驚いたが、彼女の映画はアレック・ボールドウインの「シャドー/1994」以来なので…年月は物語るわけだ。

ワーナー・マイカル・シネマズ板橋にて
by margot2005 | 2012-04-21 22:26 | フランス | Comments(4)
Commented by リバー at 2012-04-22 17:46 x
TB ありがとうございます。

白黒サイレントということで避けずに
多くの人に見てもらいたい作品ですね!
Commented by margot2005 at 2012-04-22 22:01
リバーさん、こちらこそTBありがとうございます。
素敵な映画でした。
都内は至る所で上映している様子ですが、観客はどうなのでしょうか?
Commented by cochi1228 at 2012-04-26 07:09
台詞があったら、もっともっとイメージが膨らんだでしょうね。でも、サイレントだからこそ、二人の潤んだ豊かな表情が映しだされたのかもです。サイレントだからこそ、シンプルなラブストーリー描くことができたのかもです。素敵な《アート》でした。
Commented by margot2005 at 2012-04-27 23:22
cochi1228さんこんばんは。
台詞があったらこの映画はどうなっていたでしょう?なぜか?想像出来ないですね。
サイレントだからこそ二人の豊かな表情に釘付けとなりました。本当に上手い俳優だと思います。
タイトルが“アーティスト”ですから...。
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