人気ブログランキング |

「おとなのけんか」

「Carnage」 2011 フランス/ドイツ/ポーランド/スペイン
a0051234_1931351.jpg

ペネロペに「インサイド・マン/2006」「ブレイブ・ワン/2007」「幸せの1ページ/2008」のジョディ・フォスター。
ナンシーに「ホリデイ/2006」「リトル・チルドレン/2006」「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで/2008」「愛を読むひと/2008」のケイト・ウインスレット。
アランに「イングロリアス・バスターズ/2009」のクリストフ・ヴァルツ。
マイケルに「今宵、フィッツジェラルド劇場で/2006」のジョン・C・ライリー。
監督、脚本は「ゴーストライター/2010」のロマン・ポランスキー。
a0051234_1935184.jpg
a0051234_193432.jpg
a0051234_193317.jpg

舞台はニューヨーク、ブルックリン。
映画の撮影地はパリだそう。。交わされる言葉はもちろん英語。そして原作は舞台劇。物語の進行がリアルタイムというのはかなり珍しい展開だ。
オープニングと、エンディングにブルックリンの景色が映し出される以外全てロングストリート家のリヴィングルーム(一部キッチン&バスルームとエレベーター前の廊下)。
映画の製作費の大半はオスカー俳優たちのギャラ?それとも高いギャラは受け取らなかったのか?その辺が知りたいものだ。

青筋たてて怒りまくるジョディ・フォスターとケイト・ウインスレットがスゴい!もうもう強烈。子供の喧嘩に大人が参入してきてとんでもない事態に陥る。子供を持つ親として彼らの気持ちは手に取るように理解出来る。喧嘩で可愛い息子が前歯を折られた…そりゃ起こるでしょ親なら。わたしだったら“ウチの息子になんてことしてくれたの!!”と詰め寄ること間違いない。
最初は冷静だった親たちがちょっとしたきっかけで怒り心頭してしまう。その辺りからドラマが盛り上がり面白い。

本屋で働きながらアフリカ問題に関する本を執筆し、芸術の分野にも長けるペネロペは子供に情操教育を与える教育熱心な母親。夫のマイケルは金物商を営み、妻の尻に敷かれながらも日々平穏に暮らすことがモットー。一方でナンシーは投資ブローカーの仕事が忙しく子供との時間はないに等しい。おまけに夫のアランは製薬会社の顧問弁護士で携帯を手放すことが出来ない仕事人間。
全く違う人種の親たち。最初から戦いになること間違いなしの二つのカップルだ。

思い切り笑えるコメディではない。少々ブラックが入ったコメディ。
怒りまくった後、夫アランの携帯を花瓶に放り込むナンシー。そして花瓶に生けられた黄色いチューリップまでウザくて怒りの対象と化してしまう。ラスト花瓶の底から携帯の着信音が響く場面は痛快だった。
しかしながらアランの携帯依存には飽きれる。あの人種は周りの人間のことなど考えてないのだろう。絶対に…。

原タイトルは“大虐殺”。ペネロペがこだわる、アフリカ問題から来ているという。でも、邦題のなんと陳腐なことか!原タイトルの由来を知ってあきれ返った。

TOHOシネマズ・シャンテにて
by margot2005 | 2012-03-13 19:09 | フランス | Comments(0)
<< 「恋人たちのパレード」 「英雄の証明」 >>