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「127時間」

「127 Hours」 2010 USA/UK
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アーロン・ラルストンに「トリスタンとイゾルデ/2006」「告発のとき/2007」「最後の初恋/2008」「ミルク/2008」「食べて、祈って、恋をして/2010」のジェームズ・フランコ。
ミーガンに「ダウト ~偽りの代償/2009」のアンバー・タンブリン。
クリスティに「ザ・シューター/極大射程/2007」「暴走特急 シベリアン・エクスプレス/2008」のケイト・マーラ。
アーロンの妹ソニアにリジー・キャプラン。
アーロンの母親にケイト・バートン。
アーロンの父親に「さよなら、さよならハリウッド/2002」のトリート・ウイリアムズ。
監督、脚本、製作に「スラムドッグ$ミリオネア/2008」のダニー・ボイル。
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ある日、アーロンは誰にも告げずにただ一人、ロック・クライミングを楽しむためブルー・ジョン・キャニオンへと向かう。やがて、大自然のまっただ中で、道に迷ったミーガンとクリスティに出会い、案内を申し出る。その後二人と別れたアーロンは一人で岩山を満喫するが、落石に合い、岩の間に手を挟まれ身動き出来ない状況に陥ってしまう...

“Good Morning Everyone!”で始まる映画の予告は何度観た事だろう。アーロンが自力で生還するのは分かっているが…誰か助けに来たりして…なんて映画の中に登場する彼の妄想のように、観ているこちらもあらぬ期待を抱いて、それでもって妄想したりして…ハラハラしどうしの94分はあっという間だった。
奇跡のサバイヴァル・ドラマでアーロン・ラルストン演じるジェームズ・ブランコはほぼ一人舞台。頑張れアーロン(ジェームズ)!と心の中で応援していた…多分。

ジェームズ・フランコはBSで放送された「DEAN/ディーン/2001」を観て以来のファン。ジェームズ・ディーンに成りきった彼は素晴らしかった。その後、騎士トリスタンを演じた「トリスタンとイゾルデ」のジェームズはナイスだった。そして色々な役柄を演じているが、彼は古典も、現代物も似合う素晴らしい俳優だと思う。
アーロン役も他の俳優が思い浮かばない。
映画のラストに本物のアーロン・ラルストンの映像が映る。演じるジェームズ・フランコ同様、ご本人もハンサム・ガイだった。

映画を観てすぐに思い浮かべたのが「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」の主人公クリス。アーロンの行動もかなり無謀ではあるが、強靭な肉体と共に、冷静で、強い精神力の持ち主だと驚くばかりだ。岩に挟まれ、想像を絶する痛みの中での彼の冷静さは、あのビデオカメラにある。あのような状態でビデオカメラを回し続け、家族に語りかけるなんて余裕って感じもする。彼がカメラに向けて語る台詞は本人アーロンが語った言葉そのままだそうだ。

もうろうとし、眠りが襲う身体(頭)に過去の出来事が蘇る。後悔はいっぱいあるし、両親や妹、そしてガール・フレンドに謝らなければならないこともある。とにかくアーロンは何が何でも両親が待つ家に帰りたかったに違いない。その思いだけで十分だ。それが彼にひたすら“生きて還る!”という強い力を与えたのだから。

少し前BSでアリゾナ州にある岩山が紹介されたTV番組を見た事がある。その雄大さに度肝を抜かれたが、映画で観たユタ州のブルー・ジョン・キャニオンも雄大で、神々しいという言葉がぴったりの風景が素晴らしく美しかった。

「トレインスポッティング/1996」「普通じゃない/1997」「ザ・ビーチ/1999」「ミリオンズ/2004」、そして「スラムドッグ$ミリオネア」と、ダニー・ボイルは“男子(man/boy)”を主人公に描いたストーリーが多く、それらの展開が上手く、引き込まれる。「ザ・ビーチ」はあまり好みじゃないが…。

TOHOシネマズシャンテにて
by margot2005 | 2011-06-29 23:00 | MINI THEATER | Comments(0)