「引き裂かれた女」

「La fille coupée en deux」...aka「 A Girl Cut in」2007 フランス/ドイツ
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ガブリエル・ドネージュに「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール/2001」「情痴アヴァンチュール/2005」「パリ、ジュテーム/2006」「モリエール 恋こそ喜劇/2007」「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」のリュディヴィーヌ・サニエ。
シャルル・サン・ドニに「コーラス/2004」「ナルコ/2004」「オーロラ/2006」「トランスポーター3 アンリミテッド/2008」「オーケストラ/2009」のフランソワ・ベルレアン。
ポール・ゴダンスに「石の微笑/2004」「裏切りの闇で眠れ/2006」のブノワ・マジメル。
シャルルの個人秘書カプシーヌ・ジャメに「ジャッカル/1997」のマチルダ・メイ。
シャルルの妻ジュヌヴィエーヴ・ゴダンスに「日曜日が待ち遠しい!/1982」「エディット・ピアフ~愛の讃歌~/2007」のカロリーヌ・シオル。
ガブリエルの母マリー・ドネージュに「コーラス」「ルパン/2004」「サン・ジャックへの道/2005」のマリー・ビュネル。
監督は「パリことろどころ/1965」「肉屋/1969」「石の微笑」のクロード・シャブロル。
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フランス、リヨン。高名なる初老の作家シャルル・サン・ドニは自らのサイン会でローカルTV局のお天気キャスター、ガブリエルと出会い、若くてキュートな彼女に一目惚れしてしまう。誘われるがままにシャルルのアパルトマンで一夜を過ごしたガブリエル。そして彼女もまた彼に恋をしてしまう。一方で、偶然出会った金持ちの御曹司ポールに言い寄られ、追い回されるが、ガブリエルの心はシャルル一筋。しかしガブリエルはある日突然シャルルに捨てられてしまう...

20世紀初頭にアメリカで実際に起きた殺人事件が元になっているそうで、3度目(1も2も全く知らない)の映画化らしい。あまり期待せず観に行ったこの映画、想像以上に面白い展開で、久々のフランス版ラヴ・サスペンスを堪能した。4年もの間公開されなかったのが不思議。

シャルルは一時の遊びのつもりだったが、ガブリエルは経験豊かな男との“アムール”にのめり込んでしまう。金持ちの御曹司ポールはキュートなガブリエルに夢中になり、つれない彼女を追い回し始める。そして結末は…

シャルルには心から愛する美しい妻と、魅力的な個人秘書がいる。秘書とも関係あるだろうな?と想像しそうなシャルルの態度。そしてまるで娘のように若いガブリエルを口説き始める。この男は正真正銘の女たらしであろう。そんな男の虜になるガブリエルはまだまだうぶなマドモアゼル。映像は映らないがシャルルがガブリエルを伴って訪れる”秘密クラブ”はマジで怪しそうな匂い。
一時の楽しみを終えたシャルルに捨てられたガブリエルは深く傷き寝込んでしまう。やがて彼女はウザイくらいにつきまとって離れなかったポールとやけくそで結婚。しかしポールとて愛ゆえに彼女と結婚したわけではなかった。ポールの母親も最高に嫌みで強烈だったし...見終わってなんと気の毒な女性かと同情してしまったが、自業自得って言えば可哀想?

映画ではガブリエルはポールの妻になるが、実際は愛人関係だったそう。
舞台はフランス第二の都市リヨンだが、映画の中で景色が堪能出来るほどのシーンはなくて残念。ポルトガル、リスボンの街を旅するポールとガブリエルのシーンはトレヴィアンだった。

3人の俳優...コメディが似合うフランソワ・ベルレアンが若い娘を虜にする中年プレイボーイ役で密かに笑えるし、マザコンのブルジョワ青年ポールを演じるブノワ・マジメルがヤワでキュートで見ていてキモいのだ。ヒロイン役のリュディヴィーヌ・サニエはお天気キャスター役が実に似合っていた。
監督のクロード・シャブロルは2010年に亡くなっているが、今月公開予定の「ゲンズブールと女たち/2010」に出演している。
渋谷 シアター・イメージフォーラムにて
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by margot2005 | 2011-05-05 00:33 | フランス | Trackback | Comments(0)
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