2011年 02月 05日
「シチリア!シチリア!」
ペッピーノにフランチェスコ・シャンナ。
マンニーナにマーガレット・マデ。
マンニーナの母サリナに「靴に恋して/2002」「題名のない子守唄」「抱擁のかけら/2009」のアンヘラ・モリーナ。


この映画は2009年の東京国際映画祭で上映された。その時とっても観たかったが日にちが合わず、チケットも取れずで断念。ようやく公開され、期待して観に行ったけれど、シチリアのバーリアがどこかも知らない日本人のわたし…おまけに背景は戦争と政治の世界…
“ジュゼッペ・トルナトーレ監督が故郷シチリアの小さな町を舞台に、激動の時代を生き抜いた一人の 男の波瀾万丈の一代記を綴る…”とあるが、残念なことに心を揺さぶられることはなかった。それに少々長過ぎ(151分)。
「ニュー・シネマ・パラダイス」には激しく心揺さぶられたが、こちらは感情移入出来るテーマではなくとても残念。
しかしエンニオ・モリコーネの音楽とロケ(シチリア&チュニジア)された雄大な景色は素晴らしく、子供時代のペッピーノが学校の教室に立たされるシーンから、彼の未来に入って行く展開は絶妙だった。
サリナ役のスペイン人女優アンヘラ・モリーナの存在感が光る。
スクリーン・デビューとなったマーガレット・マデがトップ・モデルというのはこの上なくうなずける。
フランチェスコ・シャンナは1982年生まれなので、撮影時は20代だったろうが、この方貫禄あって老け役ばっちり。ちょっとリチャード・ギアに似てるかな?
「バール・マルゲリータに集う仲間たち/2009」のルイジ・ロ・カーショが数シーンに、「ダニエラという女/2005」「マルセイユの決着/2008」のモニカ・ベルッチがワンシーンに出演している。
銀座で観たのでモニカ狙いのojisamaが多かったが、モニカのシーンは数秒ってとこかな?
シネスイッチ銀座にて(2/4で終了)