「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ」

「Nowhere Boy」2009 UK/カナダ
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ジョン・レノンに「幻影師アイゼンハイム/2006」「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日/2008」のアーロン・ジョンソン。
ジュリア・レノンに「終着駅 トルストイ最後の旅/2009」のアンヌ・マリー・ダフ。
ミミに「ルパン/2004」「ずっとあなたを愛してる/2008」「ブーリン家の姉妹/2008」「お買いもの中毒な私!/2009」のクリスティン・スコット・トーマス。
ジョージに「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!/2007」のデヴィッド・スレルフォール。 
ジュリアの内縁の夫ボビーに「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男/2005」「ブーリン家の姉妹」のデヴィッド・モリッシー。
ポール・マッカートニーに「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ/2005」「ブライト・スター~いちばん美しい恋の詩(うた)~/2009」のトーマス・サングスター。
ジョージ・ハリソンにサム・ベル。
監督はサム・テイラー・ウッド。
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1950年代のリヴァプール。ジョンは厳格な伯母ミミと音楽が好きな優しい伯父ジョージと共に幼い頃より暮らしている。ある日、ジョージが亡くなり、ジョンは葬儀で実母ジュリアの存在を知ることになる。ジュリアの住まいが近所にあることを知り、ミミには内緒で彼女を訪ねる。そしてジュリアはジョンをまるで恋人のように家に迎え入れるのだった...

ジョン・レノン(The Beatles)の伝記(TV映画も)は何冊も読んでいたけど、この映画は、育ての母と、生みの母との狭間で揺れる“ジョンの魂の叫び”のようなものを感じ素晴らしかった。
映画のオープニングで、「A Hard Days Night/1964」のオープニングそっくりのサウンドが流れ、ロンドンではなくジョンが生まれたリヴァプールの街が映し出される。リヴァプール大聖堂の前に現れる若きジョン・レノン。インパクトなオープニングは鮮やか!
リヴァプールの港や、“ストロベリー・フィールズ”の門も一瞬映る。
ジョンの妻Ono Yokoが買い取り、寄贈されたNational Trustが管理し現在一般公開されているミミおばさんの家は本物なのかな?
ビートルズの大ファンなので6年前リヴァプールに行った。“マジカル・ミステリー・ツアー”でバスに乗りビートルズゆかりのスポットを回ったのは生涯の思い出。その時あの家はまだ一般公開されておらず外から眺めたのみ。
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リヴァプールの街にそびえる大聖堂はヨーロッパ最大というとてつもない大きさで圧倒される。英国内でも名だたる港町リバプールには大型のタンカーが停泊中だった。

ジョン・レノンを演じるアーロン・ジョンソンが上手い!1990年生まれのアーロンは16~19歳のジョンに扮している。ジョンの若い頃ってスゴくsexyなのだが、アーロンも中々sexyで、前作「ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日」のロビーとは別人のようだ。そして声がジョンそっくりで驚く。
スチュアート・サトクリフの生涯を描いた「バックビート/1994」でジョンを演じたイアン・ハートもジョン・レノンになりきっていたが、アーロンも若きジョン・レノンを彷彿とさせる。
奔放なジュリアと、厳格なミミに扮するアンヌ・マリー・ダフとクリスティン・スコット・トーマスもナイスキャスト。ダフは前作「終着駅 トルストイ最後の旅」での凛とした貴族の娘が似合っていたが、以外にも過激で天真爛漫なジュリアにハマっている。
K.S.トーマスは顔的にも厳格な役柄はお手のものだ。
エンディングでジョンの歌う“Mother”が流れる…“Mother, you had me but I never had you, I wanted you but you didn't want me…”いつ聞いても泣ける。
TOHOシネマズみゆき座
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by margot2005 | 2010-12-01 00:35 | UK | Comments(2)
Commented by Bianca at 2010-12-06 19:42 x
こんばんわ!むかし友だちに勧められて「Mother」のLPレコードを買っていました。そうビートルズファンでもないのですが、この詩は心を打ちますね。
Commented by margot2005 at 2010-12-09 00:34
Biancaさん、コメントありがとうございます。
昨日はジョン・レノンの命日でした。あれから30年もたったとは早いものです。
ジョンの詩はシンプルなのですがホント心打ち素晴らしいですね。
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