2010年 11月 21日
「約束の葡萄畑 あるワイン醸造家の物語」

農夫ソブランに「ある子供/2005」「夏時間の庭/2008」「ロルナの祈り/2008」のジェレミー・レニエ。
天使ザスに「パリ、ジュテーム/2006」のギャスパー・ウリエル。
男爵未亡人オーロラに「こわれゆく世界の中で/2006」「ディパーテッド/2006」「縞模様のパジャマの少年/2008」「マイレージ、マイライフ/2009」のヴェラ・ファーミガ。
ソブランの妻セレストに「クジラ島の少女/2002」「マリア/2006」のケイシャ・キャッスル・ヒューズ。
監督、脚本、製作に「クジラ島の少女」「スタンドアップ/2005」のニキ・カーロ。


1808年、フランス、ブルゴーニュ地方。ある日、葡萄農夫のソブランは摘み取りの手伝いに来ていた村娘セレストと恋に落ちる。やがて見事に実った葡萄を収穫しワインに仕込み始める。野心家であるソブランはヴリー伯爵に自身を売り込むが相手にしてもらえない。落胆し夜の葡萄畑を彷徨う彼の前にいきなり天使ザスが現れる。ザスに助言をもらい、勇気を得たソブランは父親に反対されていたセレストとの結婚にふみきり、子供をもうける。1年後、約束どおりソブランの前に現れたザスは葡萄の苗木と庭を与え“尾根に苗木を植えなさい!”と告げる…
“誰も味わったことのない自分のワインを作りたい!”と願っていたソブランの前に天使が現れ“尾根に苗木を植えなさい!”と告げる。
映画は宗教的な雰囲気よりファンタジーっぽい。ギャスパー・ウリエルがとても大きくて真っ白な羽を持ったエンジェルに扮しているせいもあるし、農夫と一緒に畑でボトルからワインを飲む天使はとても人間臭く映る(天使なのにとてもsexyなのだ)。
ワイン作りに命をかける男のドラマは期待以上に素晴らしかった。
「夏時間の庭」のレビューにも書いたが、ジェレミーは一作ごとに素敵な俳優になって行く。年齢を重ね結婚する娘を持つ父親に扮しているのにも以外に違和感ない。
カトリーヌ・ドヌーヴの「しあわせの雨傘/2010」に出演しているジェレミーが楽しみだ。
ヴェラ・ファーミガはお気に入り女優の一人。作品ごとに異なった大人の魅力を漂わす彼女は素晴らしい!女優で大好き。
ソブランもオーロラも互いにとても惹かれ合っていたと思う。男は貧乏だが愛する妻と子供を持つ農夫で、女はリッチな貴族の未亡人。おまけに時代は19世紀初頭で、二人は主従関係にある。ソブランの妻セレストが二人の関係を疑い嫉妬するさまは哀しげだった。
ソブランがオーロラに目隠しをしてワインをテイストさせるシーンはゾクッとくるほどエロティック。
舞台はフランス、ブルゴーニュだが台詞は英語。フランス舞台でフランス人の物語はやはりフランス語じゃないとどうも違和感がある。
主人公ソブランに扮するジェレミー・レニエの英語はとても流暢。ちょっと前wowowで放映されていたコリン・ファレルの「ヒットマンズ・レクイエム/2008」でもジェレミー英語喋っていて上手いなぁと思っていたのを思い出す。
渋谷 Bunkamuraル・シネマにて
TB,有難うございました♪
ソブランは幸せな男でしたよね~。ザスとの出会いで精神の支えを得て、
情熱的な妻に、知的なオーロラと、異なる愛を得るなんて。
キャストもみんな素敵でしたが、ナゼに英語なの??でした(^^;
これ、私もすごくエロティックだと思いました。
人間の欲に通じる部分だからなのかな・・・?
そういうところを描くのにはもってこいの題材だっただけに、英語だったのが本当にもったいなかったです。
レスが遅くなってごめんなさい。
ソブランは誰にも愛される幸せな男でしたね確かに...それはきっと彼の人柄から来たものかも知れません。
台詞がフランス語ではないのは監督が英語圏の人間と言うことでしょうかね。
エロチシズムを感じる大人な映画で素敵でした。
ギャスパー天使もsexyでしたしね。
フランス舞台の映画はやはりフランス語でやって欲しいですわ。

