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「わたしの可愛い人-シェリ」

「Chéri」2009 UK/フランス/ドイツ
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レアに「危険な関係/1988」「ホワット・ライズ・ビニース/2000」「スターダスト/2007」のミシェル・ファイファー。
シェリ(フレッド)に「プライドと偏見/2005」「縞模様のパジャマの少年/2008」「ヴィクトリア女王 世紀の愛/2009」のルパート・フレンド。
シェリの妻となるエドメに「情愛と友情/2008」のフェリシティ・ジョーンズ。
マダム・プルーに「P.S.アイラヴユー/2007」「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで/2008」「しあわせの隠れ場所/2009」のキャシー・ベイツ。
製作総指揮、脚本に「危険な関係」「愛の落日/2002」「つぐない/2007」の脚本家クリストファー・ハンプトン。
監督/ナレーションに「危険な関係」「ヘンダーソン夫人の贈り物/2005」「クィーン/2006」のスティーヴン・フリアーズ。


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1906年、パリ。ココットと呼ばれる高級娼婦の中でも、最も成功した一人であるレアは引退し優雅な日々を謳歌していた。ある日、元同業者で、友人のマダム・プルーから19歳の息子シェリが女遊びに興じ過ぎ手が付けられないとの相談を受ける。子供の頃からレアを慕っていたシェリは再会した彼女に夢中になり、レアもまた彼を愛し始めるのだった...

昔コレットの小説を読んだ記憶がある。それは“シェリ”だったかどうか全然覚えてない。もはや家の本棚にはないし…でもあれはきっと“シェリ”だったに違いない。時間があれば本屋で仕入れて読んでみよう。
レアとシェリの究極の愛のドラマながら、ストーリーはかなりつまらない。単に雰囲気を楽しむといった趣の映画。
50歳になっても妖艶で美しく魅力的なミシェル・ファイファーと、時代物が限りなく似合うルパート・フレンドのカップル。そして、映画の背景となるマダム・プルーのガーデンとグリーンハウスの美しさには目がテンになる。
ビアリッツのビーチが美しい!し、一時期、レアとシェリが過ごす館のガーデンがこれまた素晴らしく美しかった。
シェリの母親役がキャシー・ベイツっていうのも??…太っていない、若い時の彼女って想像出来ないので…。
レアの館も瀟洒だが、マダム・プルーの館はまるで貴族のそれのようで、20世紀初頭に生きたパリの元高級娼婦はとんでもないお金持ちだったことを思い知らされた。
時代物映画の楽しみはその時代の小道具やドレス。この時代のドレスにはそれほど興味はそそられないが、屋敷に置かれたアールヌーヴォーの家具調度品がとてもオシャレで、こちらにもガーデン同様目の保養となった。
渋谷 Bunkamura ル・シネマにて
by margot2005 | 2010-11-07 01:02 | Comments(0)