「シスタースマイル ドミニクの歌」

「Soeur Sourire」…aka「Sister Smile」 2009 ベルギー/フランス
a0051234_19284926.jpg

ジャニーヌ・デッケルス/シアタースマイルに「ロシアン・ドールズ/2005」「モンテーニュ通りのカフェ/2006」「ジャック·メスリーヌ フランスで社会の敵(パブリック·エネミー)No.1と呼ばれた男 Part1/ Part2/2008」「スフィンクス/2010」のセシル・ドゥ・フランス。
アニーにサンドリーヌ・ブランク。
ジャニーヌの父にヤン・デクレール。
母にジョー・デスール。
従妹フランソワーズに「サン・ジャックへの道/2005」「ぜんぶ、フィデルのせい/2006」のマリー・クレメール。
監督、脚本にステイン・コニンクス。
a0051234_19285957.jpg

a0051234_1928408.jpg

1950年代の終わり、ベルギー。ある日、パン屋の娘ジャニーヌはソリが合わない母親に反発し修道院に逃げ込む。厳格な修道院生活に順応するのは大変なことだったが、大好きな音楽を支えに乗り越えて行く。やがて自ら書いた詩に曲をつけ聖ドミニコ教会を讃えた“ドミニク”を発表する。ジャニーヌの歌う美しい歌とメロディは評判となりレコード化され大ヒットとなる...

ジャニーヌ・デッケルスはとても大胆な女性。まだまだ保守的な時代だった50年代に、自分の人生は自分で選ぶと決め、結婚して家庭を持つという平凡な人生から逃れたくて、そしてアフリカで救済活動をしたいという願望もあり、ある日突然俗世間を捨て修道院に飛び込んだのだ。この考えはスゴ過ぎるし、実行したものの、修道院で縛られることに反発しはみ出し者となる。が、その後、歌とギターを支えに詩を書き、メロディーをつけ大ヒット曲“ドミニク”を発表する。この曲はシスターが歌ったからこそ売れたのであり、修道院も宣伝に手を貸した。しかし後に修道院を飛び出したジャニーヌが新しく書いた曲は過激すぎると修道院が難癖をつけコンサート活動が出来なくなる。
“ドミニク”は知っているが、“シスタースマイル”と呼ばれたジャニーヌの生涯は全く知らなくて、彼女には女性のコンパニオンがいて、お金に困って二人で自殺したという真実に驚いた。
1985年に51歳で亡くなったジャニーヌは、映画のエンディングでも紹介されるように“ドミニク”に課せられた多額の税金を支払うことが出来ず、修道院も知らんぷり。音楽活動をしても“ジャニーヌ・デッケルス”では売れず、“シアタースマイル”の名前では活動出来なくて、修道院を出た後は惨めな人生だったようだ。

ヒロインを演じるセシルも監督もベルギー出身。映画の中で“ドミニク”を歌っているのはセシル本人。
セシル・ド・フランスはフランス映画祭2009で観た「スフィンクス」ではとてもスタイリッシュな刑事を演じていた。こちらもフランス映画祭2009で公開された。次々と違ったジャンルのヒロインを演じ、どれも素敵なセシルの、次に観られる映画はクリント・イーストウッドの「Hereafter/2010」かな?公開が楽しみ!
シネスイッチ銀座にて
[PR]
by margot2005 | 2010-07-13 19:42 | フランス | Comments(0)
<< 「ザ・ロード」 「闇の列車、光の旅」 >>