2010年 06月 15日
「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」

フランシス・コステロに「列車に乗った男/2002」「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち/2004」のジョニー・アリディ。
アイリーンに「エディット・ピアフ~愛の讃歌~2007」「サガン-悲しみよこんにちは-/2008」のシルヴィー・テステュー。
クワイにアンソニー・ウオン。
チュウにラム・カートン。
フェイロクにラム・シュー。
ジョージ・ファンにサイモン・ヤム。
監督は「エクザイル/絆/2008」のジョニー・トー。
“復讐”と言う原タイトルに相変わらずのスゴい邦題。でも映画にぴったりマッチしているところがニクい。
香港/フランス合作のリヴェンジ・アクション。殺し合いシーンは暗く、そして雨…“香港ノワール”の旗手と言われるらしいジョニー・トーの世界。しかしながら鬼才と呼ばれる監督ジョニー・トーの映画は観たことがなく、今回初めて。
取り憑かれたようにリヴェンジに挑む初老の男コステロ。雇われたクワイ、チュウ、フェイロクの殺し屋3人組が、彼らの親分ジョージ・ファンをも裏切り、どこまでもコステロに忠実でトレヴィアンだ。殺しの報酬は彼がオーナーであるパリのレストランと家。報酬に惹かれたのかも知れないが、3人組とコステロの間には友情が芽生えて行くようにも見える。
「列車に乗った男」のジョニー・アリディは最高にクールだったが、こちらでも復讐に燃えまくり、徹底的にワルを追いつめて行く姿が凄まじくもカッコいい。
ヨーロッパ人から見ればアジア人は誰も同じ顔に見えるのか?コステロが3人をポラロイドに撮って名前を書く、あれは中々のグッド・アイデアだった。
土曜日、最終回、シアターは若い男性&年配の男性たちがいっぱいで、皆ジョニー・トー ファンだったに違いない。
新宿 武蔵野館にて
ジョニー・トウ監督作は今日本で一番数多く公開される香港映画かも
しれません。
(私はハッキリ言って好みじゃありませんが・・・)
「男の美学」の一言ですね。好きな方はたまらない世界でしょう。
ところでコステロが殺し屋3人組の写真を撮って名前を書いていたのは
頭に残っている弾のせいで自分の記憶があやふやになることを
考えてではないでしょうか。
ジョニー・トゥは香港でも人気の監督なのですね。
男の美学ですか?なるほど。その美学見学の男性でシアターいっぱいで驚きました。
そうコステロは脳に入った銃弾のせいで記憶がどんどんぼやけるでしたね。でも記憶がぼやけなくともあの方法は良いかと思いましたわ。
コメントありがとうございます!
そうですか?「男の子の遊び」ですか。分からなくもないですね。
香港映画はほとんど観ないので「エクザイル/絆」も知らないのですが、機会があれば観てみたいですね。ジョニー・トーの世界は中々良いです。

