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「スポットライト 世紀のスクープ」

「Spotlight」 2015 USA/カナダ
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“ピュリツァー賞に輝いた調査報道チームを巡る感動の実話”をベースに描いた社会派群像ドラマ。

マイク・レゼンデスに「夫以外の選択肢/2004」「ゾディアック/2006」「帰らない日々/2007」「ブラインドネス/2008」「キッズ・オールライト/2010」「はじまりのうた/2013」のマーク・ラファロ。
ウォルター・“ロビー”・ロビンソンに「ビートルジュース/1988」「バットマン/1989」「バットマン リターンズ/1992」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/2014」のマイケル・キートン。
サー シャ・ファイファーに「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~/2013」のレイチェル・マクアダムス。
マーティ・バロンに「コレラの時代の愛/2007」「ディファイアンス/2008」「大統領の執事の涙/2013」「ジゴロ・イン・ニューヨーク/2013」「完全なるチェックメイト/2015」のリーヴ・シュレイバー。
ベン・ブラッドリー・Jr.に「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」「帰らない日々」「アジャストメント/2011」のジョン・スラッテリー。
マット・キャロルに「ロスト・イン・マンハッタン 人生をもう一度/2014」のブライアン・ダーシー・ジェームズ。
ミッチェル・ギャラベディアンに「プラダを着た悪魔/2006」「ジュリー&ジュリア/2009」「モネ・ゲーム/2012」「ヴェルサイユの宮廷庭師/2014」のスタンリー・トゥッチ。
エリック・マクリーシュに「M:i:III/2006」「グッド・シェパード/2006」「ウォッチメン/2009」「パブリック・エネミーズ/2009」「君が生きた証/2014」のビリー・クラダップ。
監督、脚本は「扉をたたく人/2007」「デュプリシティ ~スパイは、スパイに嘘をつく~/2009:出演」「靴職人と魔法のミシン/2014」のトム・マッカーシー。

2001年、夏のボストン。ある日、マイアミからボストン・グローブ新聞社に新しい編集局長マーティ・バロンがやってくる。早速幹部を集めた編集局長は、彼らに売れるネタの提示を求める。やがて“神父による子どもへの性的虐待事件”にそそられた編集局長は“スポットライト”と名付けられた特集記事欄のチームに取材を命じる。

ボストン・グローブの読者の半数はカトリック。スポットライトの記者たちも地元出身者ばかり。女性記者サー シャの祖母は敬虔なクリスチャンで、彼女は日常的に祖母と共に教会へ行く。新聞社の古参で幹部のベンは読者の反撥を恐れるため、この事件を記事にすることに乗り気ではない。しかし新しい編集局長は地元とは無縁の人間で、なおかつユダヤ人であるため強気の構えだった。

スポットライトの記者はリーダーのウォルター以下、マイク、サー シャ、マットの4人。実はこの事件は過去に告発され資料も新聞社に送られてきていた。しかしカトリック教会が雇った屈強な弁護士団によって教会と被害者の間には和解が成立していた。
ウォルターたちは弁護士ミッチェル・ギャラベディアンとエリック・マクリーシュに面会を求めるが追い返されてしまう。一方で被害者に話を聞こうと訪ねても門前払いされる始末。だが決してあきらめない彼らは弁護士を問いつめ、被害者を説得するのに成功する。

“神父による子どもへの性的虐待事件”は日本でも報道されたことがあり知っている。
スポットライトの記者たちによって暴かれた悲惨な事件はバチカンをも震撼させたというが、家族を犠牲にしてまで取材活動にのめり込む記者魂はスゴい!の一言。
真に迫るドラマはまるでドキュメンタリーのようにも見え、アカデミー作品賞に輝いただけあって素晴らしい!
俳優陣もお気に入り俳優のマーク・ラファロを始めとして、マイケル・キートン、スタンリー・トゥッチにリーヴ・シュレイバー、そして紅一点のレイチェル・マクアダムスと皆ナイス・キャスティング。
トム・マッカーシーは、シリアスなテーマでも、ユーモアあふれる作品でも、感動ものにしてしまうニクい監督。

TOHOシネマズ日劇にて(既に上映終了)/みゆき座にて上映中(5/26迄)
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by margot2005 | 2016-05-20 00:25 | USA | Trackback(6) | Comments(2)

「クリムゾン・ピーク」

「Crimson Peak」2015 USA/カナダ
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20世紀初頭のニューヨーク。富豪のカーター・カッシングを父親に持つイーディスは作家志望の令嬢。コレラで亡くなった母親の幽霊が時折現れ”クリムゾン・ピークに気をつけなさい!”と謎の警告をする。ある日、父親を訪ねて来た準男爵の英国紳士 トーマス・シャープと出会い心惹かれる。やがて父親が突然亡くなるがそれはとても不可解な死だった、そして彼女に莫大な遺産が残される...

イーディス・カッシングに「ディファイアンス/2008」「アメリア 永遠の翼/2009」「キッズ・オールライト/2010」「ジェーン・エア/2011」「アルバート氏の人生/2011」「イノセント・ガーデン/2013」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」のミア・ワシコウスカ。
ルシール・シャープに「アメリカン・ドリーマー 理想の代償/2014」のジェシカ・チャステイン。
トーマス・シャープに「戦火の馬/2011」「ミッドナイト・イン・パリ/2011」「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ/2013」のトム・ヒドルストン。
アラン・マクマイケルに「コールド マウンテン/2003」「パシフィック・リム/2013」のチャーリー・ハナム。
カーター・カッシングに「アダプテーション/2002」のジム・ビーヴァー。
監督、脚本、製作は「パンズ・ラビリンス/2006」「パシフィック・リム/2013」のギレルモ・デル・トロ。

金に困っているシャープ姉弟は富豪の娘に狙いを定めるや手段を選ばない。二人(ほぼルシール)の毒牙にかかったイーディスは次第に追いつめられて行く。

トム・ヒドルストン狙いで見に行った。ギレルモ・デル・トロ作品なので期待したが、ホラーに分類されているわりにはあまり恐怖感がなくて、綺麗過ぎてあの展開はよろしくなかった。3人の関係の描き方もあっさりとしていて...もっとドロドロしていたら面白かったのではないかな?綺麗に描いたのは出演俳優のせいかも知れない!?
トム・ヒドルストン演じるトーマスは悪を貫けなくて、一方で姉ルシールはスゴい。ジェシカ・チャステインには悪の世界が似合う。
ホラーなのだけどイーディスとルシールの闘いが可笑しくて笑えそうだった。でもあのドレスを着ての立ち回りはかなり大変だろうなと感心しきり。一方で男トーマスのまぁ情けないこと。
しかしながらトム・ヒドルストンのジェントルマンぶりは完璧。さすがほんものの英国紳士。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2016-02-08 00:25 | MINI THEATER | Trackback(1) | Comments(0)

「アデライン、100年目の恋」

「The Age of Adaline」2015 USA/カナダ
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1937年、29歳のアデラインは車の事故に遭い、一度心臓は止まるが雷の直撃により生き返る。やがてそれが原因でアデラインの老いがストップしてしまう…

アデラインに「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」「50歳の恋愛白書/2009」「ザ・タウン/2010」「野蛮なやつら/SAVAGES/2012」のブレイク・ライブリー。
エリスに「フィレーネのキライなこと/2003」「わたしに会うまでの1600キロ/2014」のミキール・ハースマン。
ウィリアムに「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国/2008」「正義のゆくえ I.C.E.特別捜査官/2009」「小さな命が呼ぶとき/2010」「42 〜世界を変えた男〜/2013」のハリソン・フォード。
キャシーに「ジェイン・オースティンの読書会/2007」「新しい人生のはじめかた/2008」「マシンガン・プリーチャー/2011」「ウォルト・ディズニーの約束/2013」のキャシー・ベイカー。
フレミングに「ファウンテン 永遠に続く愛/2006」「ブッシュ/2008」「やさしい嘘と贈り物/2008」「インターステラー/2014」のエレン・バースティン。
監督は「セレステ∞ジェシー/2012」のリー・トランド・クリーガー。

名前を変え、髪型を変え、娘のフレミングとも別れて暮らすアデライン。かつて恋もしたが、自身の特性を知られたくないため別れるしか方法がなかった。年月が経過したある夜、大晦日のパーティで魅力的な独身男性エリスと出会い心乱れる。恋してしまってははならないと誓うアデラインながら彼のアタックに抵抗できない。やがてエリスに誘われるまま彼の両親の家を訪れたところ、紹介されたエリスの父親は遥か昔に愛したウィリアムだった。
この後の展開は予想通りながら、ハッピー・エンドの結末に嬉しくなる。シアター女性だらけだったのも納得。斜め前にいた男性は途中で挫折したのか?席に戻って来なかった。

中年になっても容貌は全く変わらず、娘と一緒だと姉妹のように映るアデラインは周りの人々から怪しまれFBIに拉致されそうになる。
永遠の美は女性の憧れかも知れないが、FBIに追いかけられてヒロインが逃げ出すのも理解できる。捕まったら標本(人体実験??)にされてしまうのだから…。

最近ロマンティックな映画の公開は極端に少ないので、しばしとてもロマンティックな雰囲気に浸れて幸せだった。
アデライン役のブレイク・ライブリーがクラシックな雰囲気をも持ち合わせていてナイスなキャスティング。彼女が纏う1930年代から21世紀現在のファッションも美しい。

「フィレーネのキライなこと」で知ったオランダ人俳優のミキール・ハースマン。「わたしに会うまでの1600キロ」での出番は少なかったけど、本作ではたっぷりの出演で中々素敵な俳優だ。
他にハリソン・フォードにキャシー・ベイカー&エレン・バースティンと豪華な名優の競演。出演陣がとても素晴らしくて、ファンタジーっぽいドラマも素敵で、久々に映画に魅せられた。
ハリソン・フォードは大好きなハリウッド俳優。来月公開される「スター・ウォーズ/フォースの覚醒/2015」のハリソンが楽しみ。

シネリーブル池袋にて
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by margot2005 | 2015-11-06 00:35 | MINI THEATER | Trackback(5) | Comments(0)

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」

「Fifty Shades of Grey」2015 USA/カナダ
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ある日、大学生のアナは学生新聞の取材で友人ケイトの代わりに若き実業家クリスチャン・グレイをインタビューすることになる。グレイ本社に乗り込んだ内気なアナはハンサムで謎めいたクリスチャンに一目で惹かれてしまう。そしてクリスチャンもそんなアナに興味を抱くのだった…

クリスチャン・グレイに「マリー・アントワネット/2006」のジェイミー・ドーナン。
アナ(アナスタシア)・スティールに「クレイジー・イン・アラバマ/1998」「憧れのウェディング・ベル/2012」のダコタ・ジョンソン。
グレースに「イン・トゥ・ザ・ワイルド/2007」「ローラーガールズ・ダイアリー/2009」のマーシャ・ゲイ・ハーデン。
カーラに「高慢と偏見/1995」「抱擁/2002」「英国王のスピーチ/2010」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」のジェニファー・イーリー。
ケイトにエロイーズ・マンフォード。
クリスチャンの兄エリオットに「96時間/リベンジ/2012」のルーク・グライムス。
監督は「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ/2009」のサム・テイラー・ジョンソン。
原作、製作にE・L・ジェイムズ。

アナが眠るベッドの側で“4歳の時に亡くなった母親は娼婦だった。”と告げるクリスチャン。そしてある時には、“ヘリに乗せたのも、一緒のベッドで眠ったのも君が初めてだ!”と宣言する。
アブノーマルな方法でしかsexを楽しめない男に恋をしてしまったウブな女の子...映画を観終わって、これって究極のロマンス映画じゃないかと思った。原作本はきっとそれ以上のロマンス本であるかと想像する。そしてシアターは想像どうり女性がほとんど。

継母グレースやアナの母親に接するクリスチャンは正にジェントルマン。アブノーマルな人間って性格に二面性があるのかも知れない。アナが困っている時に突然現れ助け出したりする反面、ことあるごとに“Come!” “Eat!”と命令かつ支配する。犬じゃないんだから...と思ったりしたけど。そしてそんな支配欲満載の彼は、母親カーラに会いに行ったアナの元へ駆けつけ“君に会いたくてたまらなかった!”と宣う。
ここまで支配されるってどのような気持ちだろう?と、考えてみたりする。
SMプレイのやり方はもちろん、生活習慣からピルの処方まで、微に入り細に入り交わされる契約書が見物。

SMシーンも過激ではなく、美しく描いている。でもあの巨大なぼかし… なんとかならないものか?身体が隠れるくら大きいものまであった。
メイク・ラブ、シーンはとても綺麗に描写されていて、女性監督ならではのアレンジがと思った。

閉じるエレベーターの前でそれぞれが“クリスチャン!アナ!”と囁くエンディングに唖然!映画の続はありだろうか?
原作翻訳文庫は上、中、下3巻となっている。次作、次々作と全部で3部作。次作にはミセス・ロビンソンが登場するのだろうか?本屋の棚にいっぱい並んでいる“フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ”...ちょっと気になるけど、ロマンス小説過ぎる展開にお腹がいっぱいで疲れそう。

ソフィア・コッポラが発掘し「マリー・アントワネット」のフェルゼン伯爵役でデビューした北アイルランド、ベルファスト出身のジェイミー・ドーナンはとてもキュート。コリン・ファレルとヘンリー・カヴィルを足して2で割った感じで、二人以上に甘いマスク。彼の優しくて甘いマスクでSMシーンにも嫌悪感がなかったのかも知れない。
ドン・ジョンソン&メラニー・グリフィス夫婦の娘ダコタの体当たり演技に注目。彼女はマザー譲りのナイス・バディ。ダコタもジェイミーもモデル出身なので脱ぎっぷりが良いのかも?
で、TOMATOMETERの24%の低さに驚き。
アメリカが舞台ながらロケーションはカナダ。

TOHOシネマズに日劇にて
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by margot2005 | 2015-02-20 00:21 | USA | Trackback(7) | Comments(2)

「ビッグ・アイズ」

「Big Eyes」2014 UAS/カナダ
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1958年、地方都市に暮すマーガレットは酷い夫に耐えきれず娘を連れて家を飛び出し、二人でサンフランシスコへと向う。娘を養うため仕事を得ようとするが、絵を描くことしか能がない。やがてノースビーチで似顔絵描きをしている時、画家のウォルター・キーンと出会う...

マーガレット・キーンに「アメリカン・ハッスル/2013」のエイミー・アダムス。
ウォルター・キーンに「イングロリアス・バスターズ/2009」「おとなのけんか/2011」「恋人たちのパレード/2011」のクリストフ・ヴァルツ。
ディック・ノーランに「ウルヴァリン:X-MEN ZERO/2009」「タイタンの戦い/2010」「ロビン・フッド/2010」「声をかくす人/2011」「ヒッチコック/2012」のダニー・ヒューストン。
ルーベンに「マリー・アントワネット/2006」「ダージリン急行/2007」「ウォルト・ディズニーの約束/2013」のジェイソン・シュワルツマン。
ジョン・キャナディに「ぼくの妻はシャルロット・ゲンズブール/2001」「ウォンテッド/2008」「ゲットスマート/2008」「ワルキューレ/2008」「アジャストメント/2011」「アンコール!!/2012」のテレンス・スタンプ。
ディーアンに「お買いもの中毒な私!/2009」のクリステン・リッター。
監督、製作は「シザーハンズ/1990」「ビッグ・フィッシュ/2003」「チャーリーとチョコレート工場/2005」「アリス・イン・ワンダーランド/2010」「ダーク・シャドウ/2012」のティム・バートン。

実話を元にしたドラマは中々面白い。ラストで本物のマーガレットとウォルターの映像が映る。1927年生まれのマーガレットは今でも絵を描き、ウォルターは今だ自分が絵を書いたと主張しているらしい。裁判で証明されたのに懲りないというのかとんでもない男だ。

21世紀の今じゃこのようなことは決して起きないであろうが、1960年代って女性が一人で生きて行くにはキツい時代だった様子。口が上手くて、世渡りも上手いウォルターは気の弱いマーガレットを上手く操って行く。こんなことってアリなの?と思いながらも、ウォルターに促されせっせと筆を動かすマーガレットの姿がいじらしいというのか…男の言いなりになる彼女が実にお気の毒でならない。おまけにマーガレットが一日16時間絵を描く間ウォルターは遊んでいたというのだから、この男とんでもない詐欺師だ。
大嘘つきのウォルターには自らが描いた絵が一枚もないというのに驚き。マーガレットに見せた絵も本当は彼が描いたものではなく、彼は自称画家だったわけだ。

最後はマーガレットも勝利を得る。裁判でのウォルターが滑稽で...映画だからかなり誇張はしているはずだが、バレバレながらも自分が描いたと主張しまくるウォルターの姿がホント可笑しかった。演じるクリストフ・ヴァルツがナイス・キャスティング。エイミー・アダムスも同じく…。

1950〜60年代のファッションも注目。古い時代が舞台の映画を観るとファッションや車、調度品などが上手く揃えてあってとても楽しい。ドラマに登場する絵の量がスゴくて驚く。

オフィシャルに“ティム・バートンも驚いた嘘のような本当の話。”とあり、こんな文章も…“アンディ・ウォーホルですらその魅力を認め…”ともある。そして60年代アメリカで一大ブームを巻き起こした絵画(ビッグ・アイズ)シリーズを初めて目にした。ビッグ・アイズも良いけどモディリアーニ風の絵が素敵だな。

性格俳優クリストフ・ヴァルツを軸に、脇を固めるこれまた性格俳優のジェイソン・シュワルツマンやテレンス・スタンプの存在も見逃せない。

シネマカリテにて
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by margot2005 | 2015-02-10 23:07 | MINI THEATER | Trackback(7) | Comments(2)

「マン・オブ・スティール」

「Man of Steel」2013 USA/カナダ/UK
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クリプトン星に生まれたカル=エルは、父親ジョー=エルによって地球へと送られる。やがてカンザスに住むケント夫妻に拾われクラークと名付けられた少年は巨大なパワーを持っていた…
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クラーク・ケント/カル=エルに「トリスタンとイゾルデ/2006」「人生万歳!/2009」「インモータルズ -神々の闘い-/2011」「シャドー・チェイサー/2012」のヘンリー・カヴィル。
ロイス・レインに「魔法にかけられて/2007」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2007」「ダウト ~あるカトリック学校で~/2008」「サンシャイン・クリーニング/2008」「ジュリー&ジュリア/2009」「ザ・マスター/2012 」のエイミー・アダムス。
ジョー=エルに「レ・ミゼラブル/2012」のラッセル・クロウ。
ララ・ロー=ヴァンに「ミュンヘン/2005」「ヴァンテージ・ポイント/2008」「天使と悪魔/2009」のアイェレット・ゾラー。
ジョナサン・ケントに「カンパニー・メン/2010」のケヴィン・コスナー。
マーサ・ケントに「理想の恋人.com/2005」「ハリウッドランド/2006」「最後の初恋/2008」のダイアン・レイン。
ゾッド将軍に「ワールド・トレード・センター/2006」「その土曜日、7時58分/2007」「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで/2008」「バッド・ルーテナント/2009」「マシンガン・プリーチャー/2011」のマイケル・シャノン。
ペリー・ホワイトに「M:i:III/2006」「ラスベガスをぶっつぶせ/2008」のローレンス・フィッシュバーン。
ファ オラ=ウルに「パンドラム/2009」のアンチュ・トラウェ。
ネイサン・ハーディ大佐に「プリティ・ブライド/199」のクリストファー・メラー。
監督は「300/2007」「ウォッチメン/2009」のザック・スナイダー。

ケント夫婦に拾われ、クラークとなったカル=エルは成長し、自分探しの旅に出る。そして南極でロイス・レーンと遭遇する。スーパンマン誕生の物語であり、後にクラークが記者となるデイリー・プラネットのジャーナリスト、ロイス・レーンとの出会いのドラマでもある。
スーパンマン大好きなのと、ヘンリー大好きなのとで楽しみにしていた一作。
クリストファー・リーヴの「スーパーマン」シリーズ(1~4)は全て観たかどうか記憶にない。「スーパーマン4/最強の敵/1987」以来20年ぶりに作られたのが「スーパーマン・リターンズ/2006」。しかしシリーズ化されることなく1作で終わり。ヘンリーは初めてノン・アメリカンのスーパーマン。続は既にある様子。

“スーパーマン”ではなく“マン・オブ・スティール”というタイトルもgood。クラーク・ケントは鋼鉄の男なのだ。ロイスがクラークのコスチュームの胸にある“S”に見える文字から彼を“スーパーマン”と名付ける件が印象的。

かつてマーロン・ブランドが演じた、クラークの実父ジョー=エル役のラッセル・クロウが貫禄。それに引きかえ育ての父親ジョナサン・ケント役のケヴィン・コスナーがショボい。80年代後半から〜90年代の初めまでケヴィンのファンだったのに…。
クラークの育ての母親マーサ役のダイアン・レインの老けぶりにも驚き。
ダイアン・レインが出演した「ハリウッドランド/2006」でもスーパンマンが描かれている。それはTVでスーパーマンを演じたジョージ・リーヴスの謎の死を描いたサスペンスで、ジョージ・リーヴスを演じたベン・アフレックがナイスだったのを思い出す。

クリプトン星からやって来たゾッド将軍とファ オラ=ウルがスーパーマンと闘うシーンはこれでもか、これでもかの破壊力。
ラスト、NYの街をむちゃくちゃにしたにも関わらずデイリー・プラネット社に現れるクラーク・ケント。デイリー・プラネット社のビルは被害に遭わず、無事だったんだと理解した次第。
新しいスーパーマンの新しいコスチュームに赤いショーツがない。過去のスーパーマンのトレード・マークだったが、今から思えばあの赤いショーツ(パンツ)ダサイことこの上なかった。

映画を観終わって、そうか監督は「300」と「ウォッチメン」のザック・スナイダーで、プロデューサーが「ダークナイト ライジング/2012」のクリストファー・ノーランなのか...全体的な雰囲気からしても納得だな…と感じた。

丸の内ピカデリーにて
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by margot2005 | 2013-09-25 00:51 | USA | Trackback(12) | Comments(4)

「陰謀のスプレマシー」

「The Expatriate」2012
USA/カナダ/ベルギー/UK
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ベン・ローガンは元CIAエージェントで現在は“国外追放者”。一人娘と共にベルギーに暮らしている。ある日彼が働く会社がこつ然と消えてしまう。なにがなんだかわからないまま会社があった場所を去るが、追いかけて来た元同僚に殺されそうになる。エイミーと共にからくも逃れたローガンは大陰謀に巻き込まれたことを知る…
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ベン・ローガンに 「抱擁/2002」「カンバセーションズ/2005」「サンキュー・スモーキング/2005」「ブラック・ダリア/2006」「幸せのレシピ/2007」「ダークナイト/2008」のアーロン・エッカート。
エイミーに「ブレイクアウト/2011」のリアナ・リベラト。
アンナに「パリ、ジュテーム/2006」「007/慰めの報酬/2008」のオルガ・キュリレンコ。
監督は「アイガー北壁/2008」「ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜/2010」のフィリップ・シュテンツェル。
「ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~」のアレキサンダー・フェーリングがローガンの元同僚役で出演している。

タイトルは”ボーン・スプレマシー”を文字った??マット・デイモンの“ボーン・シリーズ”の大ファンだけど...。
本作はアクションのアーロン・エッカートが観たかったのとベルギーが舞台なのと…アーロンはお気に入り俳優の一人。
映画はかなり面白かった。A級作品ではないだろうが、期間限定、時間限定(レイトショーのみ)公開が寂し過ぎる。そして上映は既に終了。上映館の渋谷ヒューマントラストは最近お気に入りのミニシアター。鑑賞時“未体験ゾーンの映画たち2013”と銘打ったイベントがなされており、本作以外にもレイトショーでの上映作品があり、夜にも関わらずシアターは映画好き人間でにぎわっていた。

ともあれ大陰謀に巻き込まれた主人公が命をはって娘を守り、陰謀を暴いていくサスペンス・アクションはかなり見応えあり。ちょっと?あり得ない展開もあるが、105分映画を楽しんだのは言うまでもない。
「世界侵略:ロサンゼルス決戦/2011」を観ていないので、こんなアーロン観たのは初めて。アクション中々イケてると思う。
キュートなドイツ人俳優アレキサンダー・フェーリングが早くに死んでしまうのは実に残念。謎のCIA職員アンナ役のオルガ・キュリレンコの出番が少ないのも同様。
ベルギー、ブラッセルでロケされた景色を堪能した。これだからヨーロッパ映画はやめられない。

渋谷ヒューマントラストにて
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by margot2005 | 2013-02-13 00:03 | MINI THEATER | Trackback(4) | Comments(0)

「トータル・リコール」

「TOTAL RECALL」2012 USA/カナダ
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ダグラス・クエイド(ハウザー)に「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-/2010」のコリン・ファレル。
妻ローリーに「パール・ハーバー/2001」「アビエーター/2004」のケイト・ベッキンセール。
ハウザーの恋人メリーナに「幻影師アイゼンハイム/2006」「バレンタインデー/2010」のジェシカ・ビール。
国家元首コーヘイゲンに「リトル・ミス・サンシャイン/2006」「ドライヴ/2011」のブライアン・クランストン。
レジスタンスのリーダー マシアスに「Jの悲劇/2004」「ナイロビの蜂/2005」「あるスキャンダルの覚え書き/2006」「ワルキューレ/2008」「パイレーツ・ロック/2009」のビル・ナイ。
監督。製作総指揮に「アンダーワールド/2003」「ダイ・ハード4.0/2007」のレン・ワイズマン。
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近未来、大きな戦争によって荒廃してしまったブリテン連邦と、そのコロニー(植民地/オーストラリア)。生き延びた人類は富めるものと貧しいものの完全なるニ極化だった。ある日、貧者である工場労働者のクエイドは単調なる日々の暮らしに嫌気がさし、巷で評判の人工記憶にトライしてみようと街に出かける。そして“リコール社”に行き、憧れの“スパイ”を選択する。しかし彼が記憶を植え付けられようとした矢先、“リコール社”は突然ブリテン連邦のロボット警察隊の襲撃に遭う。何がなんだか分からないままクエイドは驚くべき身体能力で襲撃を交わす。依然全く自分の行動が理解出来ない彼は家に帰り、妻のローリーにことの顛末を話した途端、彼女の襲撃が始まる...

お気に入り俳優コリンが主演だったので観に行った次第。ポール・ヴァーホーヴェンが作った1990年のアーノルド・シュワルツェネッガー版は忘れているので今一度見てみたいと思う。シャロン・ストーンが出演していたことは覚えているが、役柄が思い出せず調べてみたら、やはりローリー役だった。そして舞台はアメリカの何処?だったのか?本作はビッグベン(エリザベス・タワー)が背景に出て来るブリテン連邦と、そのコロニー。でもCGを駆使した映像はスゴかったし、マサイアス役でビル・ナイの出演も嬉しい。

シアターでコリンの映画を観たのは「ロンドン・ブルーバード~」以来。wowowで「戦場カメラマン 真実の証明/2009」という未公開映画を放映していた。相当地味な作品で未公開も納得だ。コリンは「アレキサンダー/2004」や本作のようなハリウッド・マネーの大作も好きだけど、「ウディ・アレンの夢と犯罪/2007」や「ロンドン・ブルーバード-LAST BODYGURD-/2010」なんか好きだな。そして「フォーン・ブース/2002」や「リクルート/2003」のコリンもスゴく好き。

リドリー・スコット&ハリソン・フォードの「ブレード・ランナー/1982」を彷彿とさせる背景に目を奪われた。書かれた文字は漢字…過去でも、現代でも世界中に分布して居を構える中国人が未来も生き残るということか?まぁ人間が多いので確率は高いが…。

シアターで初めてお目にかかったケイト・ベッキンセールの映画は「パール・ハーバー」。それ一作でベッキンセールのイメージが出来上がったが、その後wowowで見た「ヴァン・ヘルシング/2004」とか「アンダーワールド/2003」での彼女とは全く別人だった。ジョン・キューザックと共演した「セレンディピティ/20001」はロマンス映画で、ヒロイン役はちょっと違和感あったが、物語はとても素敵。ベッキンセールは激しい女が似合う。本作の激しくて、おまけに悪い女はバッチリだ。
レン・ワイズマンは妻ばかり相手にして飽きないのか??

時にロボット警察隊はS.W.に登場する兵士(ハン・ソロやルークも着ていた)の白と黒のユニフォームとそっくり。
しかしながらrottentomatoesのトマト・メーターは手厳しい。1990年版の半分以下。やはりポール・ヴァーホーヴェンには敵わない?

丸の内ピカデリーにて
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by margot2005 | 2012-09-02 22:48 | USA | Trackback(8) | Comments(2)

「クロエ」

「Chloe」2009 USA/カナダ/フランス
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クロエに「ジュリエットからの手紙/2010」のアマンダ・セイフライド。
キャサリン・スチュアートに「キッズ・オールライト/2010」のジュリアン・ムーア。
デビッド・スチュアートに「プルートで朝食を/2005」「96時間/2008」「タイタンの戦い/2010」のリーアム・ニーソン。
マイケル・スチュアートに「庭から昇ったロケット雲/2007」のマックス・シェリオット。
監督に「秘密のかけら/2005」のアトム・エゴヤン。
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フランス映画「恍惚/2003」をベースに描かれたエロティック・サスペンス。
映画を観る前「恍惚」をベースにということを知らなかった。オープニングも登場人物も似てるなぁと驚きながら観ていて、クロエとキャサリンの関係に至っては唖然!!フランス版は違ったがこちらはサスペンス展開となっている。
「ジュリエットからの手紙」でキュート全開だったアマンダがとても妖艶でジュリアン・ムーアは全く敵わない。映画の中でもキャサリンがクロエに向かって“あなたは若くて美しいのよ!”というあたりは気の毒そのもの。
フランス版ではエマニュエル・ベアール同様ファニー・アルダンも艶かしかったことを思い出す。

舞台はカナダのトロント。裕福で仕事も充実しているマダムに何の不満があるのだろう?何不自由ない暮らしを送るキャサリン…一人息子は成長し、大学教授の夫は仕事が忙しく、彼女自身も婦人科の医者で暇じゃないだろうが、ある日、夫の携帯を見たことから“ひょっとして浮気しているの?”なんて疑ってしまう。そうなるともう誰も彼女を止められない。“きっと若い女が好き!”と決めつけ、夫デビッドの行動を探ろうと、偶然出会った美しい娼婦に彼を誘惑するよう依頼する。やがて娼婦クロエの報告を聞く度妄想に取り憑かれたキャサリンは自らの首を絞めて行くことになる。
「恍惚」を見ていたので、キャサリンの妄想だということは分かるのだが、その後の展開が凄まじい。クロエがキャサリンを誘惑し始めるのだ。そして復讐からクロエの誘惑は一人息子マイケルにまで及び、キャサリンはどうしようもない立場に陥る。
でも結果…クロエがお気の毒。キャサリンは一人で引っ掻き回したあげく、夫デビッドの愛を取り戻すのだから。

アトム・エゴヤン版はエロティシズム全開で描いているが、フランス版の方が大人のドラマで好きだ。
地位も金もあるキャサリンの暴走が穏やかでなく、演じるジュリアン・ムーアの形相もスゴい。フランス版でカトリーヌを演じるファニー・アルダンはエレガントだった。

日比谷 TOHOシネマズシャンテにて
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by margot2005 | 2011-06-12 22:27 | MINI THEATER | Trackback(12) | Comments(0)

「アメリア 永遠の翼」

「Amelia」 2009 USA/カナダ
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アメリア・イヤハートに「P.S.アイラヴユー/2007」「フリーダム・ライダーズ/2007」のヒラリー・スワンク。
ジョージ・パットナムに「綴り字のシーズン/2005」「ハンティング・パーティ/2007」「アイム・ノット・ゼア/2007」「HACHI 約束の犬/2008」「最後の初恋/2008」「クロッシング/2009」のリチャード・ギア。
ジー ン・ヴィダルに「ヤギと男と男と壁と/2009」のユアン・マクレガー。
監督に「その名にちなんで/2006」「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」のミーラー・ナーイル。

子供の頃から飛行家になることを夢見ていたアメリアは女性として初めての大西洋横断に成功し、出版人でもある夫ジョージに支えられ次々と飛行記録にチャレンジして行く。やがて単独世界一周飛行に挑む時がやって来る...

日比谷シャンテで公開される映画は殆ど観ているので、予告も何度も、何度も観ることになる。この映画の予告も繰り返し観て、なんか観ないとまずいんじゃないかなぁの感覚で観に行った次第。
アメリカ人にとってはアメリア・イヤハートは憧れの存在らしい。日本人的には憧れどころか知らない人もいたりして…。アメリア・イヤハートは“史上最も有名なアメリカ人10人”の中に必ず入る人だという。

女性初の大西洋横断に成功し、全米中を熱狂させた彼女は1920年代の時の人だった。その後、大西洋単独横断、大陸横断、太平洋横断と記録を重ね世界一周飛行に挑戦する。
女性初の大西洋横断から始まり、世界一周飛行中、南太平洋上にて行方不明になるまでを描いた伝記映画。ボーイッシュで逞しそうなヒラリー・スワンクはアメリア役にどんぴしゃで素晴らしいのだが、ストーリー展開に感動するってほどの物ではなかった。アメリアが次々と飛行の記録に挑戦する間に、最愛の伴侶となる出版人ジョージと出会い結婚。そしてまたまたその間に飛行家で友人のジーンとの不倫と別れが挿入され、淡々とした描き方はパットしなかったな。予告はとてもドラマティクだったけど…。監督のミーラー・ナーイル「その名にちなんで」は素晴らしかったのに残念。

ラストで本物のアメリア・イヤハートの映像が映し出されるが演じるヒラリーは本人に良く似ていた。
ヒラリー・スワンクは体育会系雰囲気の女優だと思う。「マリー・アントワネットの首飾り/2001」の貴婦人や、「PSアイラヴユー」の可愛い女性は悲しいかな全然似合ってなかった。
そういった意味ではアメリア役のヒラリーはナイスだった。
TOHOシネマズ日比谷シャンテにて
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by margot2005 | 2011-01-19 00:44 | MINI THEATER | Trackback(7) | Comments(0)