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「インフェルノ」

「Inferno」2016 USA/ハンガリー

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ハーヴァード大学の宗教象徴学者ロバート・ラングドンは眠りから覚める。“ここは何処だ?ボストン?”と尋ねるラングドン。しかし窓からヴェッキオ宮殿が見え、“なぜフィレンツェに?”と考えても思い出すことができない。やがてシエナと名乗る女性医師が”傷は銃で撃たれたもので一時的に記憶もなくしている。”と説明する。ラングドンはボストンからフィレンツェにやって来た2日間が全く思い出せなかった。そんな折、警察官の制服を着た女暗殺者が現れ銃を発砲してくる。シエナの助けを借り、命からがら逃れることに成功したラングドンは彼女のアパートに身を寄せる…


ロバート・ラングドンに「ハドソン川の奇跡/2016」トム・ハンクス。

シエナ・ブルックスに「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「テンペスト/2010」「あなたとのキスまでの距離/2013」「博士と彼女のセオリー/2014」フェリシティ・ジョーンズ。

エリザベス・シンスキーに「アフター・ウエディング/2006」シセ・バベット・クヌッセン。

ハリー・シムズに「その名にちなんで/2006」「マイティ・ハート/愛と絆/2007」「ダージリン急行/2007」「スラムドッグ$ミリオネア/2008」「ニューヨーク、アイラヴユー/2008」「めぐり逢わせのお弁当/2013」イルファン・カーン。

クリストフ・ブシャールに「ミックマック/2009」「最強のふたり/2011」「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」「サンバ/2014」「二ツ星の料理人/2015」オマール・シー。

バートランド・ゾブリストに「メカニック/2011」「セインツ -約束の果て-/2013」のベン・フォスター。

監督、製作は「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「フロスト×ニクソン/2008」「天使と悪魔/2009」「ラッシュ/プライドと友情/2013」のロン・ハワード。


ラングドンが何も思い出せない中、シエナは彼のジャケットに隠されていた金属の円筒形小型プロジェクターを見つける。壁に映してみたところ、ダンテの”地獄篇/インフェルノ”をモチーフとしたボッティチェッリの“地獄の見取り図”の映像が現れる。二人はそれに刻まれた暗号を見つけだし解読していく。すると、ダンテのデスマスクの所有者で大富豪の生化学者バートランド・ゾブリストに辿り着くのだった。

ゾブリストは人口爆発問題の解決策として世界中にウイルスを拡散し、人類の半数を滅ぼそうと企んでいた。阻止すべく立ち上がったロバート・ラングドンはシエナと共にフィレンツェ、ベニス、イスタンブールを駆け巡ることになる。


2年以上前に原作翻訳の単行本を買って読んだ。それ以来映画化になるのをずっと待っていてやっと公開された。

ダン・ブラウンの小説大好きなのでもちろん“ダ・ヴィンチ・コード”も“天使と悪魔”も読んでいる。

IMDbで映画になると知った時トム・ハンクス以外の配役は誰?と、とても興味があった。特にシエナとエリザベスは?と思っていた。

シセ・バベット・クヌッセンはデンマーク人女優。小説では銀髪の女性(60代)の設定だったがキャストはやはりのヨーロッパ人。でも彼女ちょっと若過ぎる。シエナ役のフェリシティ・ジョーンズはどうかな?やはりちょっとイメージが違う?

このシリーズが好きなのは舞台となるヨーロッパの観光地で大々的にロケされていること。フィレンツェとベニスは観光ツアーのよう。今だ訪れたことのないトルコ、イスタンブールは、何度もBSの旅番組で見たことがあり、まるでその地に行ったような気分になる。ラスト、イスタンブールの地下宮殿のシーンは圧巻だった。水中で逆さにされたメドゥーサの叫び像を一度見てみたいものだ。


上に圧巻と書いたのは撮影のシーンがスゴいこと。でも原作とは全く異なるエンディングに驚き!まずWHOの事務局長シンスキーが水中に潜って敵と闘うなんてあり得ない。おまけにラングドンも参加するなんて…。でもあのような展開にしなければ観客に受けないと思ったに違いないきっと。

もう一つの突っ込みは、ロバート・ラングドンとエリザベス・シンスキーが元恋人のような描き方をしていて、ちょっと違うんじゃない?と思った。どの作品でもラングドンと年の離れたヒロインが互いに惹かれ合いながらも別れると言うのが定番なのだから。


本作を見て思ったのはやはり小説には適わないと言うこと。映画では奥深い所迄描く時間はない。ダン・ブラウンの小説は特に奥深いから...。

過去にワケありで天才的な頭脳を持つシエナと、やはりワケありのWHOのトップの女性エリザベスについてももう少し描いて欲しかった。

少々マンネリズムになってきたトム・ハンクスのラングドン、シリーズ。そろそろこの辺でやめにした方が良いかも?


TOHOシネマズ日劇にて


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by margot2005 | 2016-11-06 23:11 | USA | Trackback(8) | Comments(4)

「ハドソン川の奇跡」

「Sully」2016 USA

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2009年1月15日。乗員乗客155人を乗せた旅客機が、ニューヨークのラガーディア空港を離陸した直後バードトラブルによりエンジンが止まってしまう。やがて機体は急速に高度を下げ始めるのだった...


チェズレイ(サリー)・サレンバーガーに「ダ・ヴィンチ・コード/2006」「チャーリー・ウイルソンズ・ウォー/2006」「天使と悪魔/2009」「ウォルト・ディズニーの約束/2013」「ブリッジ・オブ・スパイ/2015」トム・ハンクス。

ジェフ・スカイルズに「陰謀のスプレマシー/2012」「エンド・オブ・キングダム/2016」のアーロン・エッカート。

ローリー・サレンバーガーに「アメリカを売った男/2007」「私がクマにキレた理由(わけ)/2007」「最終目的地/2009」「私が愛した大統領/2012」ローラ・リニー。

監督、製作は「チェンジリング/2008」「グラン・トリノ/2008」「インビクタス/負けざる者たち/2009」「アメリカン・スナイパー/2014」クリント・イーストウッド。


日本でも大きなニュースとなったのでハドソン川に不時着した飛行機事故のことはもちろんTVで見ている。そして機長は確かヒーローだったはず??その後、そのヒーローが事故調査委員会に厳しく追求されていたとは...。


飛行機のエンジンが止まっても翼があるのですぐには墜落しない。しかし機体は急速に高度を下げいつまでも浮かんではいられない。そこで機長は空港に戻るのは時間的に無理と判断する。

ハドソン川に不時着後、サリーとジェフはホテルに閉じ込められる。

事故調査委員会は、片方のエンジンは動いていたので空港に戻れたと主張し、サリーの判断は間違っていたと攻め立てる。

ベテラン・パイロットが妻に携帯電話で“事故調査委員会の判断で職を失うかも知れない!”と話すシーンに、国民にはヒーローと賞賛される人物が現実ではとても苦悩してたことを知って驚いた。

サリーは40年の飛行経験があるベテラン・パイロット。それを示すように若き日のサリーの飛行シーンが織り込まれている。


コックピットではコンピューターが“Pull up!Pull up!”と繰り返し、機内では客室乗務員が“Brace!Brace!”と叫ぶシーンは生々しくてとても臨場感があった。

救出後、“155人は全員無事か?”と確認する台詞にさすが命を預かる機長が発した言葉だと感動する。


ラスト、事故調査委員会から“同じことが起きたら同じ判断をしますか?”と質問されたジェフ。“できれば7月にしていただきた!”と答える様はウイットに富むアメリカ人だと感心しきり。あのシーンはナイス!だった。アーロン・エッカートはお気に入りハリウッド俳優の一人。

トム・ハンクス映画は今月末公開予定の「インフェルノ」が楽しみ!


ドキュメンタリータッチで描かれるドラマはとても見応えがあった。さすがはクリント・イーストウッド。

大ラスでサリーご本人と今でも交流を持つという乗客たちが登場する。


丸の内ピカデリーにて



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by margot2005 | 2016-10-13 22:17 | USA | Trackback(6) | Comments(2)

「キング・オブ・エジプト」

「Gods of Egypt」2016 USA オーストラリア
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神々と人間が共存していた古代エジプトを舞台に繰り広げられるスペクタクル・ファンタジー・アクション。

ホルスに「ブラウン夫人のひめごと/2002」「ヘッドハンター/2011」「おやすみなさいを言いたくて/2013」「真夜中のゆりかご/2014」ニコライ・コスター・ワルドー。
ベックに「ガンズ&ゴールド/2013」「マレフィセント/2014」「ギヴァー 記憶を注ぐ者/2014」のブレントン・スウェイツ。
セトに「スマイル、アゲイン/2013」「エンド・オブ・キングダム/2016」のジェラルド・バトラー。
トトに「42 ~世界を変えた男~/2013」「ジェームス・ブラウン ~最高の魂(ソウル)を持つ男~/2014」のチャドウィック・ボーズマン。
ハトホルに「ドラゴン・タトゥーの女/2011」のエロディ・ユン。
ザヤに「マッドマックス 怒りのデス・ロード/2015」のコートニー・イートン。
ウルシュに「ホリデイ/2006」「パリ、ジュテーム/2006」「幻影師アイゼンハイム/2006」「リンカーン/秘密の書/2012」のルーファス・シーウェル。
ラーに「シャイン/1995」「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマン・チェスト/2006」「エリザベス:ゴールデン・エイジ/2007」「英国王のスピーチ/2010」「鑑定士と顔のない依頼人/2013」のジェフリー・ラッシュ。
オシリスに「F/X2 イリュージョンの逆転/1991」「オーストラリア/2008」「殺し屋チャーリーと6人の悪党/2014」のブライアン・ブラウン。
イシスに「ニュースの真相/2015」のレイチェル・ブレイク。
監督、製作は「アイ,ロボット/2009」「ノウイング/2009」のアレックス・プロヤス。

民から慕われてきたエジプトの国王オシリスは息子である天空の神ホルスに王座を譲る決断をする。やがて国王オシリスがホルスに王冠を与えたその時、オシリスの弟で砂漠の神セトがいきなり乗り込んでくる。ホルスに王座を譲ることには納得できない!と、兄を殺し甥のホルスの両眼を奪い王座を自分のものにするのだった。
一方で盗賊ペックの恋人ザヤがウルシュの奴隷として捕らえられていた。ウルシュはセトの命により巨大なオベリスク建設の監督官。ある日、ウルシュの館に忍び込んだペックは神殿のマップを盗みホルスの片眼を神殿から盗み出すことに成功するが、脱出の際ザヤが殺されてしまう。ホルスに片目を返したペックはザヤを生き返らせて欲しいと直訴する。

神と人間が共存していた古代エジプト。神と人間のサイズが異なる。当然神は大きい。
CGを駆使して描いたスペクタクル・ファンタジー・アクションの神はまるでアベンジャーズの世界。アイアンマン登場か?なんて思うシーンもあってとても楽しかった。でもかなり大胆な展開に批判する人も多いかも知れない。
私的にはニコライ&ジェラルドとゴージャスな二人の共演を楽しみにしていた一作で、ストーリーなどあまり気にならなかった。
「ガンズ&ゴールド」でキュートだったブレントン・スウェイツは27歳ながら少年のような風貌でベック役にぴったり。
オーストラリア人俳優がたくさん出演していると思っていたら、撮影地はオーストラリアだった。

TOHOシネマズスカラ座にて(なぜか?既に上映終了)
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by margot2005 | 2016-09-28 20:46 | USA | Trackback(1) | Comments(2)

「セルフレス/覚醒した記憶」

「Self/less」2015 USA
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科学者のオルブライトは、ガンで余命半年と宣告された大富豪ダミアンに、最先端クローン技術で作った肉体に頭脳を転送することができると持ちかける。やがて68歳の余命いくばくもないダミアンが30代の若い男の肉体を手に入れるが、新たなそれはクローンではなく前の持ち主の記憶が残っており、その持ち主はマークという特殊部隊の兵士で、彼には妻子がいた...

マークに「あなたは私の婿になる/2009」「ハッピー・ボイス・キラー/2014」「白い沈黙/2014」「黄金のアデーレ 名画の帰還/2015」のライアン・レイノルズ。
オルブライトに「マッチポイント/2005」「敬愛なるベートーヴェン/2006」「ウォッチメン/2009」「シングルマン/2009」「イノセント・ガーデン/2013」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/2014」のマシュー・グード。
ダミアンに「エレジー/2008」「エクソダス:神と王/2014」のベン・キングズレー。
マデリーンに「ブロークンシティ/2012」のナタリー・マルティネス。
ダミアンの友人マーティンに「アルゴ/2012」「ボーダーライン/2015」のヴィクター・ガーバー。
アントンに「きみの帰る場所/アントワン・フィッシャー/2002」「大いなる陰謀/2007」「セントアンナの奇跡/2008」のデレク・ルーク。
ダミアンの娘クレアに「ダウントン・アビー シリーズ/2010~2015」「フライト・ゲーム/2014」のミシェル・ドッカリー。
監督は「ザ・セル/2000」「落下の王国/2006」「インモータルズ -神々の戦い-/2011」「白雪姫と鏡の女王/2012」のターセム・シン。

新しい肉体を得たダミアンは新しい人生を歩み始める。オルブライトが用意した家に移り住み、近隣に暮らすアントンと仲良くなる。数十年ぶりで若者の遊びに興じるダミアンは幸せを謳歌していた。しかしそんなある日、ダミアンはとてもリアルな夢を見る。夢にでてきた場所が脳裏を離れず、ネットで調べた末現地へ車を走らせる。
やがて自分が誰かと知ったダミアンは、本当の自分であるマイクの妻マデリーンと幼い一人娘を守るため闘い始める。秘密組織相手にたった一人で…。

強くて愛情深いマークを演じるライアン・レイノルズと、繊細で怪しげな科学者オルブライトを演じるマシュー・グードの二人…彼らは全く個性が違う俳優でそれぞれの役柄がぴったりのナイス・キャスティング。
マシューはもちろんライアンもお気に入り俳優なので二人の共演が楽しみだった一作。ターセム・シンの世界は映像が美しい。本作は映像美を見せる映画ではないがちょっと驚くテーマのSFアクションは中々興味深かった。

“不老不死”をテーマにした映画ではメリル・ストリープ&ゴールディ・ホーンの「永遠に美しく/1992」というのがある。秘薬を飲めば永遠に美しく生きられるが、どんなに身体が傷ついても決して死ねないという代償があり、結末は肉体がバラバラに壊れてもまだ生き続けるという悲惨なもの。その映画は当然ブラック・コメディだった。
ライアン・レイノルズの妻ブレイク・ライブリー主演の「アデライン、100年目の恋/2015」は“不老不死”のためにヒロインが身を隠し、偽って生きなければならない試練があり、老いの印を見つけた時彼女は喜びに浸っていたのを思い出す。

とにかく人間いつまでも若くはいられないし、その時がくれば人生にさよならしなくてはならないのが現実。その現実に逆らいたい人っているのだろうか?なんてふと考えた。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2016-09-21 23:23 | MINI THEATER | Trackback(1) | Comments(0)

「きみがくれた物語」

「The Choice」2016 USA
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ノースカロライナ州の海沿いにある小さな町で暮らすトラヴィスは今だシングルで、父親が経営する動物病院を手伝いながら家庭を持った友人たちと気ままに過ごしている。そんなある日、彼の家の隣に若い女性ギャビーが引っ越してくる...

トラヴィスに「リンカーン/秘密の書/2012」「白鯨との闘い/2015」のベンジャミン・ウォーカー。
ギャビーに「殺し屋チャーリーと6人の悪党/2014」のテリーサ・パーマー。
シェップに「グローリー/明日への行進/2014」のトム・ウィルキンソン。
ステフに「96時間/2008」「96時間/リベンジ/2012」「96時間/レクイエム/2014」のマギー・グレイス。
モニカに「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海/2013」のアレクサンドラ・ダダリオ。
ライアンに「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間/2013」のトム・ウェリング。
監督は「TAKING CHANCE/戦場のおくりびと/2009」のロス・カッツ。
原作は「きみに読む物語/2004」「最後の初恋/2008」「親愛なるきみへ/2010」「一枚のめぐり逢い/2012」のニコラス・スパークス。

出会いは最悪だった二人が恋に落ちて結婚し二人の子供が生まれる。しかしながらある夜、幸せいっぱいの夫婦に突然不幸が訪れる。ギャビーが自動車事故に遭い意識不明の重体になったのだ。やがて悲しみに暮れるトラヴィスに課せられた選択は、生命維持装置からギャビーを解放するかどうかというものだった。
ギャビーは3ヵ月を超えての延命措置を拒否する書類にサインしていた。しかしトラヴィスはギャビーが逝ってしまうことに耐えられなかった。

結末はわかりながらもドラマに惹き付けられた。ニコラス・スパークス映画は登場する景色が素晴らしく美しくてドラマを盛り上げる。今回舞台となった海沿いのノースカロライナの景色はやはり美しい!の一言。海辺、ヨット、恋人たち、そして愛犬。この愛犬が実に可愛くて犬好きにはたまらないかも知れない。

公開されたニコラス・スパークス映画は「メッセージ・イン・ア・ボトル/1999」以来全て見ている。「きみに読む物語/2004」が最高傑作かも知れないが、私的には「「親愛なるきみへ」のレビューにも書いたように「メッセージ・イン・ア・ボトル」が好き。

都内では8月13日の公開で1ヶ月たった今でも上映していて、やはり評判良いのかな?とかなり迷いながらも見に行ってしまった(渋谷のミニシアターのみで公開)。
今回久しぶりにシアターで見たスパークス映画は中々素敵だった。

ベンジャミン・ウォーカーって「リンカーン/秘密の書」のイメージがとても強くてラヴ・ロマンス映画は想像できなかったが、はからずも恋する男が似合っていてナイス・キャスティング。
テリーサ・パーマーはクリステン・スチュワートにそっくりと思ったが、やはりそうらしい。

渋谷シネパレスにて
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by margot2005 | 2016-09-13 23:20 | MINI THEATER | Trackback(1) | Comments(0)

「ハートビート」

「High Strung」2016 USA/ルーマニア
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プロのバレエダンサーを目指しニューヨークへやって来たルビー。ルームメートのジャジーとも意気投合しレッスンに励む日々。そんなある日、地下鉄の駅でヴァイオリンを演奏する青年ジョニーと出会う。英国人の彼はグリーンカードを得るため必死で頑張っていたが、男に絡まれたルビーを助けるうち大事なヴァイオリンを盗まれてしまう...

ルビーにキーナン・カンパ。
ジョニーにニコラス・ガリツィン。
ジャジーに「エクス・マキナ/2015」のソノヤ・ミズノ。
カイルにリチャード・サウスゲート。
ダンス教師オクサナに「ある日どこかで/1980」のジェーン・シーモア。
ダンス教師クラムロフスキーに「レイダース/失われたアーク《聖櫃》/1981」「プロヴァンスの恋/1995」のポール・フリーマン。
校長マルコヴァに「パッション/2004」のマヤ・モルゲンステルン。
監督、脚本、製作は「マーリー2 世界一おバカな犬のはじまりの物語/2011」のマイケル・ダミアン。

クラシック・バレエは得意ながらコンテポラリー・ダンスがだめなルビー。一方でルームメートのジャジーは夜遊びの影響で遅刻ばかり。ある時、校長マルコヴァに呼ばれ、“このままじゃ二人とも奨学金がでなくなります!”と脅される。そしてジョニーは祖父から貰ったヴァイオンを盗まれた上、グリーンカード詐欺にあっていた。

いきなり歌い出すミュージカルのように、これはいきなり踊り出すダンス映画。キーナン・カンパを始めとした、ダンサーたちが素晴らしい!の一言!
「エクス・マキナ」では一言も喋らなかったソノヤ・ミズノ。本作では全く違った印象で最初誰だかわからなかった。でも出演していることは知っていたので、エンドクレジットで確認した次第。もう一人エンドクレジットで知ったのはジェーン・シーモア。彼女の姿を見るのは「ある日どこかで」以来。やはり全く印象が違っていてこちらは35年の年月を感じる。
英国出身のニコラス・ガリツィンがスゴくキュート。
“音楽とバレエ、ヒップホップダンスがジャンルを超えて融合する青春ラブストーリー”はとっても素敵だった。今一度見たい!

新宿シネマカリテにて
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by margot2005 | 2016-08-29 23:32 | MINI THEATER | Trackback(2) | Comments(2)

「ヤング・アダルト・ニューヨーク」

「While We're Young」 2014 USA
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ニューヨーク、ブルックリン。ドキュメンタリー作家のジョシュと映画プロデューサーのコーネリアは40代の夫婦。子供のいない二人は自由を謳歌しているが、いつまでも若くはなく老いを意識する今日この頃。そんな折、アートスクールで講師をするジョシュに、カップルの聴講生が大賛辞を送ってくる、しばし気分が良くなるジョシュながら新作は思うように進んでいなかった...

ジョシュに「僕たちのアナ・バナナ/2000」「ペントハウス/2011」「LIFE!/ライフ/2013」のベン・スティラー。
コーネリアに「ヴィンセントが教えてくれたこと/2014」「追憶の森/2015」のナオミ・ワッツ。
ジェイミーに「フランシス・ハ/2012」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」「スター・ウォーズ/フォースの覚醒/2015」のアダム・ドライヴァー。
ダービーに「クロエ/2009」「ジュリエットからの手紙/2010」「親愛なるきみへ/2010」「レ・ミゼラブル/2012」「パパが遺した物語/2015」のアマンダ・サイフリッド。
コーネリアの父親ブライトバートに「ミッドナイト・ラン/1988」「デーヴ/1993」のチャールズ・グローディン。
監督、脚本、製作は「イカとクジラ/2005」「マーゴット・ウェディング/2007」「ベン・スティラー 人生は最悪だ!/2010」「フランシス・ハ/2012」のノア・バームバック。

ジョシュを尊敬してやまないジェイミーは彼につきまとい始める。やがてそれぞれの妻であるコーネリアとダービーも仲良くなり、中年夫婦は同世代の友達夫婦とは付き合わず若いカップルとの行動にのめり込んで行く。
尊敬されることはそりゃ嬉しいだろうけど、何かウラがあるのではないか?と疑わなかったのかジョシュ?と言いたい!

レディース・デイの最終回に日比谷で見たので周りは若い女性だらけ。映画が終了し“ああ面白かった!”と言う若い女性の声が聞こえてきた。やっぱりね。と思った。中年夫婦を手玉にとればそりゃ面白いに違いない。
でもあのラストは全く想像していなかったので、夫婦って自由より子供ってことなのかな?と思った次第。少々締まらない結末が残念。大ラス、空港でスマホを操作する赤ちゃんを見て少々恐ろしくなる。

「フランシス・ハ」は結構評判になっていたけどシアターで見損なってwowowで鑑賞。私的にはそれほどのものでもなかったけど…。でも上に書いたノア・バームバック作品はどれもこれも独特の雰囲気を醸し出すドラマばかり。それがこの監督の趣きなのかも知れない。あのウェス・アンダーソンの「ライフ・アクアティック/2005」の脚本家と言うことで納得した。

何はともあれジョシュを翻弄しまくるジェイミー役のアダム・ドライヴァーがぴったりの配役でドラマを盛り上げている。
“ホスト、ウディ・アレンの大本命”と囁かれてるらしいノア・バームバック。今迄の映画はそれほどでもないが、本作は見終わってすぐにウディ・アレンを思い出した。

TOHOシネマズみゆき座にて
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by margot2005 | 2016-08-14 20:21 | MINI THEATER | Trackback | Comments(0)

「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」

「Trumbo」2015 USA
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“ハリウッドに嫌われながらも偽名でアカデミー賞を2度も受賞した感動の実話”

ダルトン・トランボに「リトル・ミス・サンシャイン/2006」「トータル・リコール/2012」「アルゴ/2012」「GODZILLA ゴジラ/2014」のブライアン・クランストン。
クレオ・トランボに「理想の恋人.com/2005」「ハリウッドランド/2006」「最後の初恋/2008」「マン・オブ・スティール/2013」のダイアン・レイン。
ニコラ・トランボに「ドア・イン・ザ・フロア/2004」「デジャヴ/2006」「バベル/2006」「帰らない日々/2007」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」「ジンジャーの朝 さよなら、わたしが愛した世界/2012」のエル・ファニング。
コラムニストのヘッダ・ホッパーに「黄金のアデーレ 名画の帰還/2015」のヘレン・ミレン。
脚本家アーレン・ハードに「アメリカン・ハッスル/2013」「ブルージャスミン/2013」のルイス・C・K。
脚本家イアン・マクレラン・ハンターに「ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式/2007」のアラン・テュディック。
映画プロデューサー、フランク・キングに「お買いもの中毒な私!/2009」「アーティスト/2011」「アルゴ」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」「ミケランジェロ・プロジェクト/2013」のジョン・グッドマン。
映画プロデューサー、ルイス・B・メイヤーに「ヒッチコック/2012」のリチャード・ポートナウ。
俳優エドワード・G・ロビンソンに「完全なるチェックメイト/2015」「スティーブ・ジョブズ/2015」のマイケル・スタールバーグ。
俳優ジョン・ウェインにデヴィッド・ジェームズ・エリオット。
俳優カーク・ダグラスに「ホビット シリーズ/2012~2014」のディーン・オゴーマン。
監督オットー・プレミンジャーに「ワルキューレ/2008」「イングロリアス・バスターズ/2009」「誰がため/2008」「コードネームU.N.C.L.E./2015」のクリスチャン·ベルケル。

1940年代のL.A.。ハリウッドの脚本家として大成功を得たダルトン・トランボは妻子と共に幸せな日々を謳歌していた。時は冷戦の時代で、トランボはアメリカ共産党の党員という別の顔も持ち合わせており、米国政府の赤狩りの対象となるが、議会での証言を拒んだため投獄されてしまう。出所後家族を養うため、B級映画プロデューサー、フランク・キングから依頼を受け偽名で脚本を書きまくるのだった。

とにかく出演者がややこしくなるくらい多い。それも重要なキャラばかり。
登場するのは有名俳優のエドワード・G・ロビンソン、ジョン・ウェイン、カーク・ダグラス...ジョン・ウェインはミスター・アメリカと呼ばれ、“アメリカの理想を守るための映画同盟”のメンバーであった。そんな彼に凄みを見せるトランボ。
ヨーロッパの絵画が大好きな名優エドワード・G・ロビンソンや、人気俳優だったカーク・ダグラスに、監督のオットー・プレミンジャー。彼らは脚本家仲間のアーレンとイアン同様トランボの復帰を影で支えた人物であり、華麗なる人脈に驚くばかり。

オットー・プレミンジャーは「栄光への脱出/1960」の監督で、ドラマの中でも“ポール・ニューマンが出演する。”とトランボに話している。「栄光への脱出」はかなり前に見た記憶があり素晴らしい映画だった。プレミンジャーが“原作は良くない。”なんて言ってるのでやはり脚本が良かったに違いない。
そしてダルトン・トランボが「ローマの休日/1953」の脚本(原案)を書いたことも今回知った。あのようなロマンティックなドラマも書く人なんだと少々驚いたが…。

トランボは1週間に7日。1日18時間脚本を執筆した。それは風呂の中にまで及び、書くことが本当に好きな人だったんだと思わずにはいられない。妻クレオと彼は同志のような間柄だったように思えた。
ドラマの中には実写が上手く挟み込まれている。124分と少し長いが、とても興味深く見ることができた。
今回ブライアン・クランストン主演の映画を初めて見た。そういえばアカデミー主演男優賞にノミネートされていたのを思い出す。

TOHOシネマズ・シャンテにて
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by margot2005 | 2016-07-29 23:10 | MINI THEATER | Trackback(1) | Comments(2)

「教授のおかしな妄想殺人」

「Irrational Man」2015 USA
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アメリカ、ニューポート。中年男のエイブは、ある日この小さな海辺の町へ哲学教授として赴任して来る。彼は全てのことにおいて無気力な人間。しかしそんなエイブに教え子のジルが夢中になる...

エイブに「帰らない日々/2007」「アンダーカヴァー/2007」「ザ・マスター/2012」「エヴァの告白/2013」のホアキン・フェニックス。
ジルに「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/2014」「マジック・イン・ムーンライト/2014」のエマ・ストーン。
リタに「ブロークン・イングリッシュ/2007」「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札/2014」のパーカー・ポージー。
ロイに「イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所/2014」のジェイミー・ブラックリー。
監督、脚本は「マジック・イン・ムーンライト/2014」のウディ・アレン。

見てから1ヶ月以上は経っていてレビュー書くのはやめようかとも思ったけど、とりあえず記録しておくことにした。
ホアキン・フェニックスは少々苦手な俳優で、ではなぜ見に行ったか?と考えればウディ・アレン映画だから…。
で、「マジック・イン・ムーンライト」もつまらなかったが、本作はより以上につまらなかった。「マジック・イン・ムーンライト」のレビューに次は期待したいと書いたのに…。

素敵なボーイ・フレンド、ロイがいるのに冴えない中年男エイブに夢中になるジルの心理が良く理解出来ない。でもそれってウディ・アレンが監督だからかも知れない。「マジック〜」でもそうだった。
あの殺人事件が起こる前まではもうダラダラしてしまって、途中でやめようかと思ったくらい。やはりウディ・アレン映画は相当にマンネリ化している??エマ・ストーンも、時代設定は全く違うのに前作とほぼ同じイメージでつまらなかった。
しかしながらホアキン・フェニックスのメタボにはあっと驚く。

シネ・リーブル池袋にて(既に上映終了)
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by margot2005 | 2016-07-28 23:56 | MINI THEATER | Trackback(2) | Comments(2)

「二ツ星の料理人」

「Burnt」2015 USA
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パリの一流レストランでミシュランの二ツ星を獲得した伝説のシェフ、アダム・ジョーンズは、後にスキャンダルを起こしてパリを去っていた。3年ぶりにロンドンの街に姿を現した彼はかつて迷惑をかけたレストランのオーナー親子に自分をシェフとして雇うよう直訴する...

アダム・ジョーンズに「アメリカン・スナイパー/2014」のブラッドリー・クーパー。
エレーヌに「アルフィー/2004」「カサノバ/2005」「フォックスキャッチャー/2014」のシエナ・ミラー。
トニーに「黄金のアデーレ 名画の帰還/2015」のダニエル・ブリュール。
マックスに「輝ける青春/2003」「西のエデン/2008」「あしたのパスタはアルデンテ/2011」「昼下がり、ローマの恋/2011」「ローマでアモーレ/2012」「南部のささやかな商売/2013」のリッカルド・スカマルチョ。
ミシェルに「ミックマック/2009」「最強のふたり/2011」「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」「X-MEN:フューチャー&パスト/2014」「サンバ/2014」のオマール・シー。
デビッドに「白鯨との闘い/2015」のサム・キーリー
リースにマシュー・リス。
コンティに「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店/2015」のヘンリー・グッドマン。
ロッシルド医師に「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ/2005」「主人公は僕だった/2006」「パイレーツ・ロック/2008」「新しい人生のはじめかた/2008」「17歳の肖像/2009」「ウォルト・ディズニーの約束/2013」のエマ・トンプソン。
シモーネに「宮廷料理人ヴァテール/2000」「ベラミ 愛を弄ぶ男/2012」「スマイル、アゲイン/2013」のユマ・サーマン。
アンナ・マリーに「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮/2012」「アンナ・カレーニナ/2012」「ガンズ&ゴールド/2013」「コードネームU.N.C.L.E./2015」「リリーのすべて/2015」「エクス・マキナ/2015」のアリシア・ヴィキャンデル。
サラに「シンデレラ/2015」のリリー・ジェームズ。
監督、製作は「カンパニー・メン/2010」「8月の家族たち/2013」のジョン・ウェルズ。

強引にシェフの座についたアダム・ジョーンズは料理人集めにロンドンの街を奔走する。彼が連れてきたのはフランス人のミシェルとイタリア人のマックス。そして若いデヴィッドと無理矢理引き抜いてきた紅一点のエレーヌ。
しかし傲慢なアダムのせいで、トニーとの諍いは日常茶飯事。気に入らないと誰彼構わず怒鳴り散らしてエレーヌをも罵倒する。まるで戦場のようなキッチンがスゴい!

アダム・ジョーンズって何と傲慢な男なのだろう!とあきれ果てるが、カリスマ・シェフならではなのかも知れない。演じるブラッドリー・クーパーはナイス・キャスティングで、彼はホント存在感のある俳優だなぁと感心する。そしてこの方過激なキャラが似合う。ヒロイン、エレーヌ役のシエナ・ミラーとは「アメリカン・スナイパー」で夫婦役だったことを思い出した。

何はともあれ出演陣がスーパー豪華!
女性陣ではアダムが薬物&アルコールを摂取していないかチェックしているロッシルド医師を演じるエマ・トンプソンと、レズの料理評論家シモーネ役のユマ・サーマン。二人は貫禄たっぷりだ。ユマの出演シーンは少しながらこの方も実に存在感のある女優。ユマって若い頃より今の方が美しい??
アダムのかつての恋人アンナ・マリーをオスカー女優となったアリシア・ヴィキャンデルが演じ、アダムが発掘した若き料理人デヴィッドの恋人サラにリリー・ジェームズが出演している。リリーの出番はワンシーンだったか?
男性陣ではパリ時代のアダムの同僚ミシェルや、かつての仲間マックスをリッカルド・スカマルチョが演じていて華やかそのもの。
そして忘れてはならないのはメートルドテール、トニー役のダニエル・ブリュール。ゲイっぽい雰囲気を漂わせて中々素敵だ。
ドラマに登場する料理はかなりゴージャス!アダムの究極のライバル、リースが作るプレーン・オムレツが実に美味しそうだった。

角川シネマ有楽町にて
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by margot2005 | 2016-07-15 00:22 | MINI THEATER | Trackback(1) | Comments(0)