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「ノクターナル・アニマルズ」

「Nocturnal Animals」2016 USA

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アート・ディーラーとして成功を収めながらも夫との結婚生活は冷え切り、満たされない日々を送るスーザン。ある日そんな彼女のもとに、20年前に離婚した元夫エドワードから彼の著作『夜の獣たち(ノクターナル・アニマルズ)』が送られてくる。”


スーザン・モローに「メッセージ/2016」エイミー・アダムス。

トニー・ヘイスティングス/エドワード・シェフィールドに「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う/2015」ジェイク・ギレンホール。

ボビー・アンディーズに「ラビング 愛という名前のふたり/2016」マイケル・シャノン。

レイ・マーカスに「アンナ・カレーニナ/2012」アーロン・テイラー=ジョンソン。

ローラ・ヘイスティングスに「お買いもの中毒な私!/2009」アイラ・フィッシャー。

インディア・ヘイスティングスに「高慢と偏見とゾンビ/2016」のエリー・バンバー。

ルーに「ストーンウォール/2015」「ネオン・デーモン/2016」のカール・グルスマン。

ハットン・モローに「フリー・ファイアー/2016」アーミー・ハマー。

アン・サットンに「ハドソン川の奇跡/2016」ローラ・リニー。

アレシアに「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)/2014」アンドレア・ライズブロー。

カルロスに「パッセンジャー/2016」マイケル・シーン。

監督、脚本、製作は「シングルマン/2009」トム・フォード。


「シングルマン」に続くトム・フォード作品。予告編はシアターで何度か見たが、ストーリーがどのような展開になるのかは全く予測できなかった。公開が始まって気になったのは上映館が少ないこと。都内では現在日比谷・シャンテとシネマート新宿のみ。トム・フォード映画が万人受けするとは思えないが、ヒロインは万人受けしそうなエイミー・アダムス。しかし相手役はジェイク・ギレンホールで、一癖も二癖もあるマイケル・シャノンも出演している。で、やはりであった。本作は今年鑑賞した映画の中で一番後味の悪いドラマかも知れない。

原作はオースティン・ライトのミステリー小説“ノクターナル・アニマルズ“。“夜の獣たち”と言う名のドラマはとても怪しかった。


予想通りのエンディング。スーザンが待つレストランにエドワードはなぜ現れなかったのだろう?と考えた。

映画を見た後公式サイを覗いたら...

”20年前に別れた夫から送られてきた小説。それは愛なのか。復讐なのか。”とあった。


別れた夫エドワードから送られてきた小説を読み、小説のトニーとエドワードがスーザンの中でダブる。スーザンとエドワードの過去も取り入れながら進むストーリーは極めて斬新。

ある時、エドワードの子供を中絶し、泣き崩れるスーザンを慰めるハットン。しかしエドワードの小説に登場するトニーの娘と、スーザンが電話で話す娘が同一人物だったのは?と謎が残る。


美を愛でるデザイナー、トム・フォード作品だけあってスーザンが纏うファッションが素晴らしく美しい!完璧にメイクアップしたエイミー・アダムスもとても綺麗。彼女が暮らす屋敷もスーパー・ゴージャスだし、出演人もゴージャス!ローラ・リニー、アンドレア・ライズブロー、マイケル・シーンに至ってはワンシーンしか出演していない。そしてアーロン・テイラー=ジョンソンはワルが似合う!似合う!

オープニングのグロテスクなアートはトム・フォード好み??


TOHOシネマズ・シャンテにて



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by margot2005 | 2017-11-19 20:08 | MINI THEATER | Trackback(1) | Comments(2)

「ドリーム」

Hidden Figures2016 USA

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1961年、ヴァージニア州ハンプトン。NASAのラングレー研究所ではソ連と熾烈な宇宙開発競争を繰り広げていた。ロケットを打ち上げる際には入念なる計算が必要となる。そんな折、少女の頃から数学の天才だったキャサリン・G・ジョンソンが宇宙特別研究本部のメンバーに採用される

キャサリン・G・ジョンソンに 善き人に悪魔は訪れる/2014のタラジ・P・ヘンソン。

ドロシー・ヴォーンに「ヘルプ ~心がつなぐストーリー~/2011 「フルートベール駅で/2013」「パパが遺した物語/2015」のオクタヴィア・スペンサー。

メアリー・ジャクソンに 「ムーンライト/2016」ジャネール・モネイ。

アル・ハリソンに「カンパニー・メン/2010」「マン・オブ・スティール/2013」ケヴィン・コスナー。

ヴィヴィアン・ミッチェルに「マリー・アントワネット/2006」「メランコリア/2011」「オン・ザ・ロード/2012」「ギリシャに消えた嘘/2014」キルステン・ダンスト。

ポール・スタフォードにジム・パーソンズ。

ジム・ジョソンに「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命/2012」 「ムーンライト/2016」マハーシャラ・アリ。

監督、脚本、製作は「ヴィンセントが教えてくれたこと/2014」セオドア・メルフィ。


人種差別が色濃い1960年代に奮闘した女性たちが素晴らしい!見終わって感動を覚えた。

IBMのコンピューターに人間(キャサリン)が勝つ!件はスゴかった!あの頃のコンピューターってまだまだ役立たずだった様子。

キャサリンの頭脳に唖然とするポールが可笑しい。

そして女性たちの60年代のファッションがとっても素敵だった。


本作は3人の黒人女性が主人公。3人の女性の存在感は圧倒的!しかしながら脇を固めるケヴィン・コスナーとキルステン・ダンストがスゴく良かった。

キャサリンのために必死でトイレの看板をたたき割るケヴィン最高!


かつてケヴィン・コスナーのファンだった。主演&監督の「ダンス・ウィズ・ウルブズ/1990」はケヴィンの傑作。その後「ウォーターワールド/1995」でこけてしまったけど、「メッセージ・イン・ア・ボトル/1999」辺りで復活。今は亡きポール・ニューマンと親子役で競演したこの映画はケヴィン映画の中で一番好きかも知れない。そういえば本作の背景はケネディ大統領の時代。ダラスで暗殺された現代史ミステリー「JFK1991」の主演もケヴィンで、刺激的で見応えのある映画だった。ケヴィンも60歳を過ぎて味な俳優になっている。

そしてもう一人のキルステン・ダンスト。ちょっとイヤミなミセス・ミッチェルを演じたキルステンも良かった。


10月の始めに鑑賞。まだ上映が終了していないのでレビューを書くことにした。

昨日、鑑賞したTOHOシネマズ・シャンテのスケジュール情報を調べてみたらなんと満席!今日もちょっと見てみたら満席状態。あのシアターはGWは常に満席だけど、今回3連休ってこともあるので混んでいるのかも知れない。目と鼻の先のホテルにトランプ大統領の娘が泊まっていたから周辺の警備がスゴい!のじゃないか?と思ったけど一昨日出かけた池袋と新宿のJR他乗り場周辺にも警察官が多数いた。明日からはトランプ本人が来るから警備はいっそう激しくなるので都心のシアターは避けた方が良さそう。


話はそれたが、全米、カナダでは今年の1月に公開され大ヒットしたらしい。昨年以来wowowのハリウッド映画案内番組で何度も紹介されていてちょっと気になる映画だったけど期待以上に素晴らしいドラマだった。


TOHOシネマズ・シャンテにて


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by margot2005 | 2017-11-04 20:06 | USA | Trackback(4) | Comments(6)

「ボンジュール、アン」

Bonjour Anne…akaParis Can Wait2016 USA

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カンヌからパリまで美しいフランスの景色が楽しめるロード・ムービー。


アン・ロックウッドに「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男/2015」ダイアン・レイン。

ジャック・クレマンに「メトロで恋して/2004:監督、脚本、製作」のアルノー・ヴィアール。

マイケル・ロックウッドに「アリスのままで/2014」アレック・ボールドウィン。

監督、脚本、製作はエレノア・コッポラ。


アンはアメリカの著名な映画プロデューサー、マイケル・ロックウッドの妻。夫と共にカンヌ国際映画祭にやって来た彼女はその後のバカンスを楽しみにしていたが、マイケルに急な仕事が入りブダペストへ行かなくてはならない事態が起こる。しかし耳の調子が悪くて飛行機に乗る気がしないアンは電車でパリに戻ることを選ぶ。そんな折、マイケルの仕事仲間のジャックが、パリまで一緒に車で戻るのはどう?と誘いかけてくる…


子育ても一段落したアンはこれからの人生をどう生きよう!と思っていたところ。そんな折、タイムリーに出会ったのが人生を楽しむ術を知り尽くすフランス人独身男性のジャックだった。


カンヌからパリまで車を飛ばせばその日中に到着する。しかしジャックは美味しいものを食べて景色を楽しもうじゃないかと提案してくる。そんなわけでホテルに一泊し、ゴージャスな料理を堪能する。


ローマ時代に作られた水道橋ポン・デュ・ガール、プロヴァンスのサント・ヴィクトワール山、ヴェズレーのサント=マドレーヌ大聖堂と、世界遺産に登録されたスポットが登場し、リヨンでリュミエール博物館を訪れるシーンは特に印象深い。リヨンは映画発祥の地であり食通の街でもある。


スティーヴ・クーガンの「イタリアは呼んでいる/2014」というロード・ムービーもあったけどこちらの方が断然ナイス!

レディース・デイ(先週)に見に行ったらなんと!なんと!完璧に満席だった。

Paris Can Wait/パリは待ってくれる」の方がドラマにふさわしいかな?


TOHOシネマズ・シャンテにて

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by margot2005 | 2017-07-28 19:08 | MINI THEATER | Trackback | Comments(2)

「アメリカン・バーニング」

American Pastoral2016 USA

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かつてアメリカン・フットボールのスター選手として活躍したスウィードは父親から手袋製造会社を継ぎ、美しい妻ドーンと娘メリーと共にニュージャージーのカントリー・サイドで幸せな日々を満喫していた。しかし16歳になったメリーがニューヨークの学校に通う内ベトナム戦争反対を掲げる過激派グループに加入してしまう。そんな折、地元の郵便局で爆弾テロ事件が起こる...


シーモア(愛称スウィード)、監督に「美女と野獣/2017」ユアン・マクレガー。

ドーンに「ハッピーエンドが書けるまで/2012」「ノア 約束の舟/2014」ジェニファー・コネリー。

メリーに「リリィ、はちみつ色の秘密/2008」「ラスト・スキャンダル~あるハリウッドスターの禁じられた情事~/2013」のダコタ・ファニング。

父ルーに「舞台よりすてきな生活/2000」のピーター・リーガート。

弟ジェリーに「アレクサンドリア/2009」のルパート・エヴァンス。

ヴィッキーにウゾ・アブダ。

リタにバロリー・カレー。

作家ネイサン・ザッカーマンに「テンペスト/2010」「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」デヴィッド・ストラザーン。

原作は「白いカラス/2003「エレジー/2008」のフィリップ・ロス。


物語は作家のネイサン・ザッカーマンが母校の同窓会に現れるシーンから始まる。棚に飾られた晴れやかなスウィードの写真を見て懐かしい思いに浸っている時一人の男と出会う。彼はスウィードの弟ジェリーだった。その後回想でスウィードの波乱の人生ドラマが始まる。


テロ事件直後行方がわからなくなったメリー。そしてスウィードはある時、ドーンの浮気現場を目の当たりにする。ビジネスに成功し、愛する妻子と幸せな日々を謳歌していたスウィードの人生は完璧なまでに崩壊してしまう。


ある日、スウィードの工場に仕事がしたいという名目でリタと言う娘がやって来る。しかしリタは職探しに来たわけではなくメリーと繋がっていた。メリーに会いたくてたまらないスウィードは居場所を詰問する。

メリーを疑うFBIがスウィードの邸宅を盗聴したり、リタがスウィードをニューヨークにおびき寄せたりするシーンを挟みながら描かれる様はサスペンスフルながら淡々と進むのでそれほどの盛り上がりはないかも知れない。


壊れてしまった家族を元のさやに戻そうと奔走するスウィードが気の毒過ぎる。演じるユアン・マクレガーが好演。

ジェニファー・コネリーを久方ぶりに見た。元ミス・ニュージャージーを演じる彼女は相変わらず美しい。ダコタ・ファニングも頑張っている。

でも英国人のユアン・マクレガーの初めての監督作品が、ユダヤ系アメリカン人の60年代を描いたドラマとは何となくユアンらしくないかな?


カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017にて期間、時間限定で公開中)



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by margot2005 | 2017-07-23 18:46 | MINI THEATER | Trackback | Comments(2)

「フィフティ・シェイズ・ダーカー」

Fifty Shades Darker2017 USA

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大学を卒業し、念願だった出版社に就職したアナは巨大企業の若きCEOクリスチャン・グレイに“戻ってきて欲しい!”と懇願され受け入れる。そしてルールと秘密のない関係を要求する...


クリスチャン・グレイに「マリー・アントワネット/2006」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ/2015」ジェイミー・ドーナン。

アナスタシア・スティールに「ブラック・スキャンダル/2015」「胸騒ぎのシチリア/2015」ダコタ・ジョンソン。

ジャック・ハイドにエリック・ジョンソン。

ミア・グレイに「サウスポー/2015」のリタ・オラ。

エリオット・グレイにルーク・グライムス。

ケイト・キャヴァナーにエロイーズ・マンフォード。。

レイラ・ウィリアムズに「Re:LIFE~リライフ~/2014」「高慢と偏見とゾンビ/2016」のベラ・ヒースコート。

ホセに「ヘイヴン/堕ちた楽園/2004」ヴィクター・ラサック。

テイラーに「パシフィック・リム/2013」のマックス・マーティーニ。

Dr.グレース・トレヴェリアン・グレイに「トレビの泉で二度目の恋を/2014」「マジック・イン・ムーンライト/2014」マーシャ・ゲイ・ハーデン。

エレナ・リンカーンに「ドア・イン・ザ・フロア/2004」「あの日、欲望の大地で/2008」「ナイスガイズ!/2016」キム・ベイシンガー。

監督は「パーフェクト・ストレンジャー/2007」のジェームズ・フォーリー。


アナはクリスチャンとヨリを戻し“No more rules”を主張する。しかしながらこの女性やはりマゾヒスト以外の何ものでもない。クリスチャンはサディストなのだから二人は正にパーフェクト・カップル。

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ”から始まる3部の原作は長編小説。一作目は中々素敵な展開だったが、とぎれとぎれに描かれる本作は冴えなくて全くキレがなかった。


1作目にでてきたアナの両親(実母と義父)が全く登場しないのが摩訶不思議だった。

長編小説を2時間のドラマにするにはやはり無理がある。物語は端折り過ぎて切れ切れになっている様子。このドラマはTVシリーズで延々と描いた方が良かったのじゃないかな?。


ジャック・ハイド、エレナ・リンカーン、レイラ・ウィリアムズ以外は全て前作に出演している。

キム・ベイシンガーは「ナイスガイズ!」では若い!と思ったけど本作ではもうおばあさんの風貌(現実にそうだけど)で、エレナ・リンカーン役はちょっと無理があったかも?でも1年間で女性ってあんなに変化するってちょっとばかりショック。


今年の2月上旬にアメリカ、カナダやヨーロッパ、南米、アジアで公開された。しかしなぜか?日本では公開されず先週ようやく公開。アメリカではもちろんTop10入りした。マミーポルノと呼ばれる本作ながら、若い女性は少なくシアターは男性が多くてちょっと驚いた。前作は女性でいっぱいだったのに…。公開1週間で既にシアターはガラガラ(平日夕方の回)。TOHOシネマズのポイントで鑑賞したけどお金払っていたらきっと許せなかったに違いない。来年、続の公開はあるのかな?

TOMATOMETER前作の24%よりはるかに少なくて何と10%

TOHOシネマズ・シャンテにて


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by margot2005 | 2017-07-01 23:28 | USA | Trackback | Comments(2)

「キング・アーサー」

King Arthur: Legend of the Sword2017USA

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中世のイングランド。アーサーは王ユーサー・ペンドラゴンの一人息子でありその後継者だったが、叔父ヴォーティガンに父を殺されてしまう。しかしからくも生き延びスラムで育ったアーサーは逞しい青年に成長する…


アーサーに「パシフィック・リム/2015「クリムゾン・ピーク/2015」のチャーリー・ハナム。

ベディヴィアに「ブラッド・ダイヤモンド/2006」「テンペスト/2010」「ターザン:REBORN/2016」ジャイモン・フンスー。

メイジに「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉/2011」のアストリッド・ベルジュ=フリスベ。

ビルに「シャドー・ダンサー/2011」「ブリッツ/2011」「ある神父の希望と絶望の7日間/2014」のエイダン・ギレン。

ヴォーティガンに「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ/2015」ジュード・ロウ。

ユーサーに「ミュンヘン/2005」「ラッキー・ユー/2007」「ブーリン家の姉妹/2008」エリック・バナ。

監督、脚本、製作は「ロックンローラ/2008」「コードネームU.N.C.L.E./2015」ガイ・リッチー。


アーサー王伝説を現代的かつスタイリッシュに描いたアクション・ファンタジー・ドラマ。

ガイ・リッチーお得意のスローモーションあり、瞬間ストップありの後、怒濤の早回しが続き見ているものを飽きさせない。そして何といってもCGがスゴい!オープニングでの巨大なゾウと建物のシーンはとてつもない迫力!だった。


聖剣エクスカリバーを引き抜いたことにより自らの出自を知ったアーサーは父ユーサー王の敵討ちを誓う。激しい闘いの後アーサーが王となりあの円卓が登場してエンディングを迎える。

ロケされた北ウェールズの景色が神秘的で美しい。


アーサーを演じるチャーリー・ハナムはもちろん、恐怖政治を貫く暴君が似合うジュード・ロウと、王が限りなく似合うエリック・バナがナイス・キャスティング。アーサーと共に戦うベディヴィア役のジャイモン・フンスーと、ビルを演じるエイダン・ギレンも良かったな。


アーサー王”をテーマにした映画は色々とあるが、本作はスラムで育ったアーサー王になるまでを描いたドラマで、映像もBackMusicも迫力たっぷりでまるでゲームの世界だった。


丸の内ピカデリーにて


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by margot2005 | 2017-06-19 23:22 | USA | Trackback(1) | Comments(2)

「メッセージ」

Arrival」2016 USA

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ある日、宇宙からやって来た巨大な楕円形の飛行体が地球の12ヵ所に現れる。攻撃もせずただ上空にふんわりと浮かんだまま動かない。目的は?何のために地球にやって来た?やがて世界中に動揺と不安が広がリ始める。

言語学者ルイーズ・バンクスは一人娘ハンナを亡くした孤独な女性。ある夜、訪ねて来たアメリカ軍のウェバー大佐に言語学者として米政府の仕事をして欲しいと頼まれる。基地に到着すると、同じく依頼を受けてやって来た理論物理学者のイアンを紹介される…


ルイーズ・バンクスに「ビッグ・アイズ/2014」エイミー・アダムス。

イアン・ドネリーに「ジェシー・ジェームズの暗殺/2007」「ハート・ロッカー/2008」「ザ・タウン/2010」「アメリカン・ハッスル/2013」「エヴァの告白/2013」「ヘンゼル&グレーテル/2013」のジェレミー・レナー。

ウェバー大佐に「バンテージ・ポイント/2008」「大統領の執事の涙/2013」「96時間/レクイエム/2014」フォレスト・ウィテカー。

ハルペーンに「完全なるチェックメイト/2015」「スティーブ・ジョブズ/2015」「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男/2015」「ドクター・ストレンジ/2016」マイケル・スタールバーグ。

マークス大尉にマーク・オブライエン。

シャン上将に「チェーン・リアクション/1996」「ラッシュアワー/1998」のツィ・マー。

監督は「複製された男/2013」「ボーダーライン/2015」ドゥニ・ヴィルヌーヴ。

原作はテッド・チャンの「あなたの人生の物語」。


広大な農地に霧が立ちこめる中、巨大なフットボールが姿を見せる。それは地球にやって来た飛行体で良く見ると丸くはなく平べったい殻のような形をしている。

あのシーンは素晴らしく美しくてうなりそうだった。密かにおぉ!って言ったかも知れない。

本作を見たのはwowowで放送しているハリウッドの最新映画情報番組で何度も紹介されていたから。映像の美しさにこれはシアターで見る映画とインプットした。アカデミー作品賞にも、監督賞にもノミネートされていたし


今迄とはちょっと違ったテイストの宇宙映画はとても見応えがあった。元々UFO映画好きだし。原作のタイトルが「あなたの人生の物語」と知ってますます普通のUFOものではないと思ったし、世界各地に現れた飛行体の数が12個とは何かとても宗教的雰囲気。異星人が7本足で吐き出す墨のようなモノを使って、”書”のような絵(文字)を書き出す様もタコの墨で描いているように見えて面白い。


ルイーズとイアンは自分たちの名前を告げた後、ツインの異星人にお笑いコンビ”アボットとコステロ”と命名しコンタクトを始める。その様はとても興味深かった。

そしてこんなに美しい宇宙映画は初めて見た。

前から読んでも後ろから読んでも同じアルファベットが並ぶルイーズの娘ハンナ(Hannah)の名前はドラマの展開と重なって素敵だ。

主演のエイミー・アダムスが好演している。


ドゥニ・ヴィルヌーヴは作品ごとに違った世界を描く多彩な監督。「灼熱の魂/2010」は初めて見たヴィルヌーヴ映画で素晴らしかった。その後全く違ったジャンルの「プリズナーズ/2013」の後も複製された男」「ボーダーライン」と続き今回はSF。次作「ブレードランナー 2049/2017」の公開も楽しみとなった。


ちょっとネタバレ…


ルイーズと娘のエピソードはオープニングに描かれる。

ドラマが進む中、ルイーズの頭の中で何度も何度もハンナの映像がフラッシュバックしていたように見えたが、あれは過去ではなく未来に起こることだったわけ。そして大ラスでルイーズとイアンの未来が映し出され納得する。


allcinemaで映画「メッセージ」を検索したらロマン・デュリスが人の死期が分かる主人公を演じる「メッセージ そして、愛が残る/2008」のタイトルも...人の死期が分かる自分の未来がわかるの差はあるが何か共通のイメージを感じる。


TOHOシネマズ日本橋にて



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by margot2005 | 2017-05-25 00:10 | USA | Trackback(4) | Comments(4)

「スウィート17モンスター」

The Edge of Seventeen2016 USA

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イケてない17歳の女子高生の自己嫌悪の日々を描く青春コメディ。


ネイディーンに「トゥルー・グリット/2010「はじまりのうた/2013」「ピッチ・パーフェクト2/2015」のヘイリー・スタインフェルド。

クリスタにヘイリー・ルー・リチャードソン。

ダリアンにブレイク・ジェナー。

モナに「フェノミナン/1996「崖っぷちの男/2011」「ロスト・イン・マンハッタン 人生をもう一度/2014」のキーラ・セジウィック。

ミスター・ブルーナーに「2012/2009」「ハンガー・ゲーム シリーズ/20122015」「ファーナス/訣別の朝/2013」のウディ・ハレルソン。

アーウィンにヘイデン・セットー。

ニックにアレクサンダー・カルヴァート。

監督、脚本はケリー・フレモン・クレイグ。


親友クリスタがよりにもよってイケメンでモテモテの兄ダリアンと付き合い始めたと知り、ネイディーンはもう耐えられないほど落ち込んでしまう。クリスタはネイディーンにとってただ一人の友達だったのに…。裏切られた思いのネイディーンは“ダリアンを選ぶか私を選ぶか決めて!”とクリスタに迫る。クリスタは二人のどちらかを選ぶなんて出来っこない。クリスタに宣戦布告したネイディーンだったが、結局孤独と絶望に打ちひしがれ自暴自棄に陥ってしまう。


幼い頃に最大の理解者だった父親を亡くし母親とも兄ともうまくいっていないネイディーンは、一人ぼっちになってしまったと感じたのだ。成り行きは実に少女っぽいがネイディーンの気持ちは理解できる。

映画の主人公は高校生ながら元高校生の大人が見ても共感してしまう青春ドラマ。


はじまりのうた」でも超反抗的な女の子が似合っていたヘイリー・スタインフェルドはちょっと太めで可愛い。「トゥルー・グリット」のヘイリーが見てみたい。そしてこんなにナイスなウディ・ハレルソン初めて見た。主人公のママ、モナ役のキーラ・セジウィックもナイス・キャスティング。


高校生ネイディーンと教師ミスター・ブルーナーの関係が実にユニーク。ネイディーンにとってミスター・ブルーナーは崖っぷちの人を救う駆け込み寺的存在。ネイディーンに毒舌を浴びせられても終始冷静なミスター・ブルーナーがスゴ過ぎる。

ネイディーンが夢中になるニックと、ネイディーンに夢中のアーウィンが違い過ぎて面白い。


未亡人のママが終末に男に会いに出かけるのを“楽しんできてね!”のノリで見送る娘ネイディーン。一方で憧れの男ニックにスマホから性的なメッセージを送ってしまって焦りまくり、ミスター・ブルーナーに相談に行く生徒ネイディーン。sexに関する会話が平然と交わされる様がVeryアメリカン。


シネマカリテにて



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by margot2005 | 2017-05-24 00:05 | MINI THEATER | Trackback | Comments(0)

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」

Manchester by the Sea 2016 USA

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ボストンの住宅街で便利屋として生計をたてるリー・チャンドラー孤独で短気な性格の男。ある日、兄のジョーが心臓発作で倒れたとの知らせを受け病院に向かう…


リー・チャンドラーに「オーシャンズ13/2007」「ジェシー・ジェームズの暗殺/2007」「ザ・ブリザード/2016」「トリプル9 裏切りのコード/2015」のケイシー・アフレック。

ジョー・チャンドラーに「アルゴ/2012」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「キャロル/2015」カイル・チャンドラー。

パトリックに「グランド・ブタペスト・ホテル/2013」「とらわれて夏/2013」ルーカス・ヘッジズ。

ランディに「フランス組曲/2014」ミシェル・ウィリアムズ。

ジョージに「最高の人生のはじめ方/2012」「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う/2015」のC・J・ウィルソン。

エリーズ・チャンドラーに「ベティ・ペイジ/2005」「3時10分、決断のとき/2007」のグレッチェン・モル。

ジェフリーに「いとしい人/2007」マシュー・ブロデリック。

監督、脚本は「マーガレット/2011」のケネス・ロナーガン。


リーは兄ジョーが倒れたとの報告を受けて故郷マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻るが、彼は既に帰らぬ人となっていた。医師やジョーの友人ジョージと葬儀の相談をした後、アイスホッケーの練習試合をしているジョーの息子パトリックを迎えに行く。そして弁護士からパトリックの後見人にリーが選ばれていたことを知らされる。


後見人になるには未成年の甥パトリックを引き取らなくてはならない。しかしリーはマンチェスター・バイ・ザ・シーに住むことはできないのでボストンで一緒に暮らそうと考える。一方でパトリックは学校を変わることも友人と別れることも考えられない。やがてリーは決断を下す。

“今のアパートじゃ狭いから部屋を探している”なぜ?”と聞くパトリックに”おまえが訪ねてくるかもしれないから…”と答えるリー。あの会話からパトリックを愛しているリーの気持ちが伝わってきて、とても素敵なシーンだった。続くエンディング…ボートに乗って釣り糸を垂れる二人の姿に引込まれた。


ドラマではたくさんの死”が描かれ、主人公は深い悲しみを抱えているが、見ているものはそれほど辛くはない。それは所々に織り込まれるちょっとしたユーモアがあるから...。

冬の穏やかな海、道路には雪があり、空は澄んでいる。そんな映像はとても美しかった。


アカデミー主演男優賞をゲットしたケイシー・アフレックの演技は想像以上に素晴らしかった。アカデミー賞の授賞式で、弟ケイシーが主演男優賞に輝いたことを兄のベンが自分のことの様に喜び、ハグをし祝福のキスをしていたシーンがとても感動的だったことを思い出す。やっぱりベンよりケイシーの方が演技派?


本作の予告編はシアターで何度も、何度も繰り返し見た。リーとランディが交わす会話から、この二人はとてつもない悲しみを味わったのだと伝わってくる。映画を見て想像以上に過酷な出来事を体験した二人に驚いた。

ミニシアター公開がちょっと寂しい。


ケイシー・アフレック映画は殆どwowowで鑑賞。「ゴーン・ベイビー・ゴーン/2007」「セインツ -約束の果て-/2013」「ファーナス/訣別の朝/2013」とか見たけど印象に残った映画はない。記憶に残ったのはシアターで見た「ジェシー・ジェームズの暗殺」くらい。でもこの映画でケイシー・アフレックの印象は深く残るに違いない。


シネスイッチ銀座にて



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by margot2005 | 2017-05-17 20:39 | MINI THEATER | Trackback(8) | Comments(4)

「はじまりへの旅」

Captain Fantastic2016 USA

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普通じゃない奇妙な一家が織りなすヒューマン・コメディ。

ベンに「約束の地/2014」ヴィゴ・モーテンセン。

ジャックに「素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー/2012」「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札/2014」フランク・ランジェラ。

ハーパーに「ホリデイ/2006」「LIFE!/ライフ/2013」「マイ・ファニー・レディ/2014」キャスリン・ハーン。

デイヴに「サンシャイン・クリーニング/2008」「ダラス・バイヤーズ・クラブ/2013」スティーヴ・ザーン。

ボウドヴァン(ボウ)に「ディファイアンス/2008」「サンシャイン/歌声が響く街/2013」「パレードへようこそ/2014」ジョージ・マッケイ。

キーラーにサマンサ・イズラー。

ヴェスパーにアナリース・バッソ。

レリアンに「虹蛇と眠る女/2015」のニコラス・ハミルトン。

サージにシュリー・クルックス。

ナイにチャーリー・ショットウェル。

監督、脚本は「フェイス/オフ/1997」「 アビエイター/2004」の俳優マット・ロス。


見てから随分と日にちがたってしまってレビューを書くのはやめようかと思いながらシアターをチェックしていたら今だ上映中。4/1に公開され既に1ヶ月以上上映している。ヴィゴ主演なので人気あるのかな?

私はヴィゴ・モーテンセンの熱烈なファンではないが、独特の魅力を放つ俳優だからか彼にはファンが多い。オスカーにノミネートされたちょっと変なオヤジ役が実に似合う。


ベン一家は文明から閉ざされた大自然の山奥に住み、生活は自給自足で子供たちは学校へは通わず父親が教師。ベンはアメリカ合衆国の哲学者(言語哲学者、社会哲学者、論理学者でもある)ノーム・チョムスキーの信奉者で文武両道に優れた才能を持つ男。

野生動物を獲って食べることはあってもハンバーガーを食べたことがない。恋愛は本で学んだが異性との接し方は知らない。全くもって普通じゃない子供たちが父親に連れられて山奥から都会へとやって来る。


亡くなった母レスリーの葬儀に出席するため、山奥から2400km離れたニューメキシコに自家用バスに乗ってやって来た一家は、ベンの妹夫婦デイヴとハーパー家に滞在する。彼らの息子たちは変な?ベンの子供たちに興味しんしん。そして子供たちは従兄弟のTVゲームに興味しんしん。違和感ありまくりのベン一家は妹夫婦の家の庭に一泊して去って行く。


やがて一般常識からかけ離れた思想を持つベンは、折り合いが悪い彼女の父親ジャックと対決することになる。ジャックはこのままでは子供たちが社会に全く順応できないで大人になってしまうと、変人の父親に育てられる彼らが心配でならない。結局ベンはジャックに諭され子供たちを祖父母に預けようと決心するが...結末は素敵だった。


ボウがハーバート大学やイエール大学からの誘いを断ってアフリカのナミビアに行くあたりはやはり蛙の子は蛙かも?

仏教徒だったレスリーをキリスト教の教会から救い出す件はちょっとやり過ぎ?墓を掘るなんてありえない!やはりこの一家は奇妙!

原タイトルの“Captain Fantastic”がナイス。


ヒューマントラストシネマ有楽町にて



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by margot2005 | 2017-05-12 22:28 | MINI THEATER | Trackback(1) | Comments(2)