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「フレンチ・ラン」

Bastille Day2016 UK/フランス/USA/ルクセンブルグ

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アメリカからパリにやって来たマイケルは天才的なスリ。ある夜、盗んだバッグに金目のものが入っていないことに気づき、道路に捨て置いて去ろうとする。しかしその時背後で何かが爆発炎上。それはマイケルが盗んだバッグに仕掛けられた時限爆弾だった…


ショーン・ブライアーに「ロックンローラ/2008」「プロメテウス/2012」「マンデラ 自由への長い道/2013」「善き人に悪魔は訪れる/2014」のイドリス・エルバ。

マイケル・メイソンに「暮れ逢い/2013」「シンデレラ/2015」「ブラナー・シアター・ライブ2016/ロミオとジュリエット」リチャード・マッデン。

ゾーエに「恋のベビーカー大作戦/2012」「ムード・インディゴ うたかたの日々/2013」「イヴ・サンローラン/2014」「マダム・マロリーと魔法のスパイス/2014」「ザ・ウォーク/2015」のシャルロット・ルボン。

カレン・デイカーに「ロシアン・ドールズ2005」「ヘンダーソン夫人の贈り物/2005」「フライト/2012」「ある神父の希望と絶望の7日間/2014」のケリー・ライリー。

ヴィクター・ガミューに「ル・ブレ/2002」「グランド・イリュージョン/2013」のジョゼ・ガルシア。

ラフィ・ベルトランに「君を想って海をゆく/2009」ティエリ・ゴダール。

監督、脚本は「ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館/2012」のジェームズ・ワトキンス。


時限爆弾が爆発した直後、現場の隠しカメラにマイケルの映像が映っておりテロ容疑者として捕まってしまう。しかしCIAのブライアーは直感からマイケルの無実を信じて彼に協力を要請する。やがてCIAきってのアウトロー捜査官とスリのコンビが誕生し、テロ組織による“36時間後の革命記念日にパリの街を制圧するという恐るべき犯行予告に立ち向かって行く!


原タイトルはズバリ“バスティーユ・デイ/フランス革命記念日”。

パリが舞台でイドリス・エルバとリチャード・マッデンがコンビということで、とっても楽しみにしていた。映画は期待どうり、いや以上に面白くて大満足!こんな映画見たかった!と切に思う一作。


オープニングの後、マイケルとブライアーのパリの煙突屋根でのチェイスがスゴかった。アクション満載なんだけどあのシーンはとても見応えがあったな。ラスト、一人でフランス警察と戦うブライアーの強さといったら半端じゃない!この人ホント強い!


映画を見た後でオフィシャルHPを覗いたら…

「ジェイソン・ボーン」シリーズに匹敵する、パンチの効いたアクション!スリル満点!傑作アクション!!などなどの文字が…。

でもシアターに観客は少なかった。


ドラマの中、マイケルに“笑うと別人”と言われていたCIAのブライアー。演じるイドリス・エルバはホント笑うと善い人になる。wowowで見た「善き人に悪魔は訪れる」での凄みを見せるコワいイドリス・エルバを思い出した。

マイケル役のリチャード・マッデンがマジでキュート。王子もロミオも似合っていたけど、本作のスリのマイケルが一番キマっているかも知れない。


渋谷シネパレスにて



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by margot2005 | 2017-03-16 00:02 | UK | Trackback(1) | Comments(0)

「ラビング 愛という名前のふたり」

Loving」2016 UKUSA

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1958年、アメリカ合衆国バージニア州。レンガ職人のリチャードには黒人女性のミルドレッドという幼なじみの恋人がいる。ある日、妊娠を告白されたリチャードは彼女との結婚を決意するが、バージニア州では異人種間の結婚が禁じられていた。そこで二人は法律で認められている首都ワシントンD.C.で結婚式をあげ地元に戻って来る。しかし新婚生活を送る二人の家に突然保安官がやって来て逮捕され、ラビング夫妻は法廷で離婚か25年間の州外退去かの選択を迫られる。別れることなど考えられない夫妻はワシントンD.C.に住居を構え暮らし始める...


ミルドレッドに「プルートで朝食を/2005」ルース・ネッガ。

リチャードに「キンキー・ブーツ/2005」「アニマル・キングダム/2010」「ゼロ・ダーク・サーティ/2012」「エクソダス:神と王/2014」「ブラック・スキャンダル/2015」ジョエル・エドガートン。

ブルックス保安官に「マーガレットと素敵な何か/2009」「パパの木/2010」「ドリーム・ハウス/2011」「ノア 約束の舟/2014」マートン・ソーカス。

ガーネットにテリー・アブニー。

レイモンドにアラーノ・ミラー。

弁護士バーナード・コーエンに「聖杯たちの騎士/2016」ニック・クロール。

弁護士フィリップ・ハーシュコプにジョン・ベース。

カメラマン、グレイ・ビレットに「ドリームホーム 99%を操る男たち/2014」マイケル・シャノン。

監督、脚本は「テイク・シェルター/2011」のジェフ・ニコルズ。


ある時、ミルドレッドが当時の司法長官ロバート・F・ケネディに手紙を書く。そしてその手紙がきっかけとなり、ラビング夫妻は最高裁判所で異人種間結婚禁止法は違憲であるとの判決を勝ち取ることになる。


5060年代のアメリカは州によって異人種間の結婚が認められずそれは犯罪だった。信じられないくらい理不尽な法律を変えることに成功した夫妻の真実の物語。互いを思いやる夫妻の深い愛情がスクリーンにあふれ感動する。


オスカー主演女優にノミネートされたルース・ネッガは、キリアン・マーフィーの「プルートで朝食を」のチャーリー役がキュートだった。あれから11年の歳月が流れ、夫に尽くす優しい眼差しのミセス・ラビングを好演している。

ジョエル・エドガートンも11年前の「キンキー・ブーツ」の時はキュートだったが、最近では個性も味もある実力俳優にナイスに変身。本作で彼はなぜか?「エクソダス:神と王」のラムセスと被って困った。


マイケル・シャノン&ジェシカ・チャステインの竜巻の恐怖を描く「テイク・シェルター」はwowowで鑑賞済。どうやら監督はマイケル・シャノンが好きらしい。本作での出番は少ないながらマイケル・シャノン演じるカメラマン、グレイ・ビレットの存在はとても重要。「ドリームホーム 99%を操る男たち」のレビューに顔のせいかワル役しかしない…”なんて書いたことを訂正したい。

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場/2015」に続きコリン・ファースが製作に参加している。


TOHOシネマズ・シャンテにて



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by margot2005 | 2017-03-12 23:01 | UK | Trackback(4) | Comments(4)

「僕と世界の方程式」

X+Y2014 UK

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他人とのコミュニケーションが苦手なネイサンは自閉症の少年。ある日、彼が大好きな父親が車の事故で亡くなってしまう。それ以来ネイサンの心にはポッカリと穴が空きますます心を閉ざしてしまう。母親ジュリーは学校にも馴染めない息子を心配し、大好きな数学を思う存分学ばせてあげようと、数学教師マーティンに個人指導を依頼する...


ネイサン・エリスに「ヒューゴの不思議な発明/2011」「エンダーのゲーム/2013」のエイサ・バターフィールド。

マーティン・ハンフリーズに「ワン・デイ 23年のラブストーリー/2011」「もうひとりのシェイクスピア/2011」「プロメテウス/2012」「マネー・ショート 華麗なる大逆転/2015」レイフ・スポール。

ジュリー・エリスに「ウディ・アレンの夢と犯罪/2007」「17歳の肖像/2009」「わたしを離さないで/2010」「ジェーン・エア/2011」「ブルージャスミン/2013」「パディントン/2014」サリー・ホーキンス。

リチャード・グリーヴに「アリス・クリードの失踪/2009」「ロンドン・ブルバード -LAST BODYGUARD-/2010」 「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!/2013」「おみおくりの作法/2013」エディ・マーサン。

チャン・メイにジョー・ヤン。

マイケル・エリスに「シャドー・ダンサー/2011」「ベルファスト71/2014」マーティン・マッキャン。

監督、原案はモーガン・マシューズ。


高校生になったネイサンは数学オリンピックのイギリス代表チームの一員に選ばれる。そして台湾合宿に参加し、そこで中国チームの天才少女チャン・メイと出会う。ネイサンとチャンの“ファースト・ラヴ”が微笑ましい。


中々素敵なドラマながらどうもラストが許せない。チームで戦っているのに一人抜け出すなんて。マーティンとママはネイサンをフォローしたけど、あの後リチャードと仲間はどうなったのだろう?と少々気になった。


ドラマは今ひとつだったけど、ネイサンの脇を固める俳優が皆素晴らしかった!

まずマーティン役のレイフ・スポール。彼の出演する映画は色々と見ているが、本作で初めて彼の存在を意識した。いやいや中々素敵な俳優ではないか。

数学オリンピックのイギリス代表チームの責任者のリチャードを演じるエディ・マーサンは「おみおくりの作法」を彷彿とさせる、飄々とした雰囲気が役柄にマッチしている。

母親ジュリー役のサリー・ホーキンスがナイス・キャスティング。彼女を最初に見たのはヴェラ・ドレイク/2004」。いつも脇役ながらとても味わいのある女優だ。

ネイサンの父親マイケル役のマーティン・マッキャンは、少ない出番ながら心から自閉症の息子を愛する父親を好演している。


今年20歳になるエイサ・バターフィールドがやけに幼く見えると思っていたらこの映画2014年作だった。

相当前に鑑賞してレビューを書くのを忘れていた一作。恵比寿はロングランが多く、本作もまだ上映中。


恵比寿ガーデンシネマにて



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by margot2005 | 2017-02-28 23:56 | UK | Trackback(2) | Comments(2)

「王様のためのホログラム」

A Hologram for the King2016 UK/フランス/ドイツ/USA/メキシコ

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大手自転車メーカーの取締役アランは、業績悪化の責任を問われて解任されてしまう。車も家も妻までも失ったアランはIT業界に転職しサウジアラビアの国王に最先端の映像装置〈3Dホログラム〉を売りに行くことになる。しかしはるばるやって来たサウジアラビアの砂漠のオフィスはWi-Fiもつながらなければ、空調設備も悪く、いつになっても国王に会わせてもらえない。おまけに上司からはプレッシャーをかけられ、アランはとうとう身体に変調をきたしてしまう…


アラン・クレイに「インフェルノ/2016」トム・ハンクス。

ユセフにアレクサンダー・ブラック。

ザーラ・ハキムに「しあわせへのまわり道/2014」のサリタ・チョウドリー。

ハンナに「アフター・ウエディング/2006」「インフェルノ」のシセ・バベット・クヌッセン。

デイヴに「未来を花束にして/2015」ベン・ウィショー。

アランの父親ロンに「リバー・ランズ・スルー・イット/1992」のトム・スケリット。

監督、脚本、音楽は「プリンセス・アンド・ウォリアー/2002」「パリ、ジュテーム/2006」「パフューム ある人殺しの物語/2006「ザ・バンク 堕ちた巨像/2009」「クラウド アトラス/2012」のトム・ティクヴァ。


異国の地で体調を壊したアランを助けたのは、他でもないアラヴの女性ドクター、ザーラとお調子者の運転手のユセフだった。

決して若くはないアランが、異なった文化を持つイスラムの地に順応できるってスゴいなぁ!と感心するばかり。デンマーク人のハンナにもらった酒を密かに飲んではいたけど...。

滞在するホテルに酒は置いていないが、どうやらこの国にやって来る外国人が持ち込むらしい。


シアターで何度か予告編を見てはいたが全く期待しないで見に行った。意外なことにとてもナイスなドラマで大満足。しかしながら都内では、今現在日比谷と錦糸町(午前1回のみ)でしか公開していないのが疑問?トム・ハンクス主演なのに…。


デンマーク人のハンナは何処かで見た?見た?と思っていたら「インフェルノ」でWHOのエリザベス役のシセ・バベット・クヌッセンだった。

ユセフを演じるアレクサンダー・ブラックが最高!

ベン・ウィショーは“3Dホログラム”のプレゼンテーションで姿を現すのみ。


女性がまだまだ自立していないサウジアラビアでザーラの大胆なこと!やはり映画だから?

アランがサウジアラビアに残る決断をしたまさかの展開に思わずにんまり。


TOHOシネマズ・シャンテにて



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by margot2005 | 2017-02-27 00:07 | UK | Trackback(2) | Comments(0)

「マリアンヌ」

Allied 2016 UK/USA

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1942年、モロッコのカサブランカ。マックスはイギリスの特殊作戦執行部に所属するカナダの諜報員で、ナイトクラブで偽装妻と落ち合う極秘任務を受けていた。偽装妻役はフランスの女性レジスタンス、マリアンヌ。夫婦を装った二人にはドイツ大使暗殺という過酷な任務が用意されていた


マックスに「白い帽子の女/2015」ブラッド・ピット。

マリアンヌに「マクベス/2015」マリオン・コティヤール。

フランクに「ブーリン家の姉妹/2003」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生/2008」「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト/2013」「コードネームU.N.C.L.E./2015」ジャレッド・ハリス。

ブリジットに「127時間/2010」リジー・キャプラン。

役人に「マジック・イン・ムーンライト/2014」「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション/2015」サイモン・マクバーニー。

ホバーに「青い棘/2004」「ヒトラーの贋札/2007」「ブッデンブローク家の人々/2008」「イングロリアス・バスターズ/2009」「リスボンに誘われて/2013」アウグスト・ディール。

ガイに「マッチポイント/2005」「敬愛なるベートーヴェン/2006」「ウォッチメン/2009」「シングルマン/2009」「イノセント・ガーデン/2013」「イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密/2014」「セルフレス/覚醒した記憶/2015」マシュー・グード。

監督、製作は「フォレスト・ガンプ/一期一会/1994」「キャスト・アウェイ/2000」「フライト/2013」のロバート・ゼメキス。


愛しい娘を生んでくれた美しい妻は二重スパイなのか?と悩む夫。悩むブラッド・ピットが最高!

アンジーと共演の「白い帽子の女」は最悪だったけど本作は素晴らしい!アンジーとの相性は悪かったのかも?別れて正解??


wowowで放送のハリウッドの映画情報番組で盛んに宣伝していて、なんだかとても素敵な映画のイメージで興味があった。

ブラッド・ピットのロマンスものって「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い/1994」と「ジョー・ブラックによろしく/1998」しか思い浮かばない。久方ぶりに見た彼のロマンス映画はとても良かった。戦争を背景に描くロマンス映画って最近全く作られないので、変に?新鮮でありながらも懐かしくてドラマにどっぷりと浸かってしまった。


ブラッドが若い!おそらく30代の男性を演じているのだろうけど違和感なし。そしてマリオンが美しい!絵になる二人がドラマを盛り上げている。マリオンが纏う40年代のファッションもゴージャス!

「白い帽子の女」でブラッド・ピットがフランス語を話しているのは違和感ありだったけど...初めて聞いたからかも知れない...でも本作での彼のフランス語は素敵に聞こえる。


イケメンのマシュー・グードが誰かわからないほどの醜い顔(特殊メイクってスゴい!)でワンシーンに出演。そして元イケメンのアウグスト・ディールは最近見る影もない。「青い棘」の美青年は何処へ?


TOHOシネマズ日本橋にて



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by margot2005 | 2017-02-17 23:09 | UK | Trackback(6) | Comments(6)

「未来を花束にして」

Suffragette2015 UK

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1912年、ロンドン。洗濯工場で働くモードは同じ職場の夫サニーと幼い息子の三人で暮らし日々の生活は貧しく、職場は男尊女卑がまかり通る劣悪な環境にある。ある日、街中でショーウインドウのガラスに石が投げ込まれる現場に遭遇する。それは女性参政権運動を展開するWSPU(女性社会政治同盟)の過激な抗議活動だった。そして職場で抗議活動をしていた女性バイオレットに自己紹介され、モードは活動に参加するようになる


モード・ワッツに「プライドと偏見/2005」「17歳の肖像/2009」「わたしを離さないで/2010」「SHAME -シェイム-/2011」「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌/2013」のキャリー・マリガン。

イーディス・エリンに「カンバセーションズ/2005」「英国王のスピーチ/2010」「レ・ミゼラブル/2012」「天才スピヴェット/2013」「シンデレラ/2015」のヘレナ・ボナム・カーター。

バイオレット・ミラーに「終着駅 トルストイ最後の旅/2009」「ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ/2009」「リピーテッド/2014」のアンヌ・マリー・ダフ。

アリス・ホートンに「タロット・カード殺人事件/2006」「エンジェル/2007」「つぐない/2007」「ワン・デイ 23年のラブストーリー/2011」ロモーラ・ガライ。

サニー・ワッツに「追憶と、踊りながら/2014」「ロブスター/2015」「リリーのすべて/2015」ベン・ウィショー。

アーサー・スティード警部に「イン・マイ・カントリー/2004」「プルートで朝食を/2005」「グリーン・ゾーン/2010」「アルバート氏の人生/2011」「推理作家ポー 最期の5日間/2012」「ある神父の希望と絶望の7日間/2014」のブレンダン・グリーソン。

エメリン・パンクハーストに「マダム・フローレンス! 夢見るふたり/2016」のメリル・ストリープ。

監督はセーラ・ガヴロン。


モードが活動にのめり込んでいったのは夫とのやり取りから...“この子が娘ならどんな人生?と聞くモードに君と同じ工場勤めと答えるサリー。モードはもし娘が生まれたら自分と同じ運命になることを案じ、許せなかったに違いない。


たび重なる妻の投獄に怒りを覚えたサリーはモードを家から追い出してしまう。追い出されたモードは息子にも会わせてもらえない。やがて一人で子育てすることが無理だと判断したサリーは、息子を養子に出してしまう。それを知ったモードはサリーを罵るが、自分ではどうすることもできない。この時代女性(妻)には親権がなかったのだ。モードが別れ間際に私を探しに来てね!と幼い息子に懇願する。あのシーンは哀し過ぎる。


主演のキャリー・マリガンを始めとして、いずれの女優もスッピンで頑張っている。

2シーンくらいしか出演しないものの、メリル・ストリープ案の定圧倒的な貫禄を見せつけていてさすが。


映画のエンディングに世界の女性が参政権を得た年が記される。ドラマの舞台となった英国は1928年。アメリカ合衆国はそれ以前の1920年。日本は1945年(第二次世界大戦終結の年)で、フランスとイタリアも日本と同じ年で遅いなぁと驚く。サウジアラビアはなんと2015年にやっと獲得が認められた。それはニュースで見た覚えがある。


TOHOシネマズ・シャンテにて


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by margot2005 | 2017-02-14 23:11 | UK | Trackback(1) | Comments(6)

「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」

Eye in the Sky2015 UK/南アフリカ

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キャサリン・パウエル大佐はフランク・ベンソン中将と協力し英米合同テロリスト捕獲作戦の指揮に当たっている。ある時、米国軍の最新鋭ドローン偵察機がケニアのナイロビでテロリストのアジトを突き止める。しかもアジトでは今正に自爆テロを決行するための準備が行われていた。パウエル大佐はテロリスト殺害のため、ドローンでのミサイル攻撃決行を決断する。やがて指示を受けた米国ネバダ州のドローン・パイロットが発射の準備に入ったその時、アジトの側でパンを売る少女の姿が目に入る...


キャサリン・パウエル大佐に「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男/2015」ヘレン・ミレン。

スティーヴ・ワッツに「エクソダス:神と王/2014」「パパが遺した物語/2015」アーロン・ポール。

フランク・ベンソン中将に「大統領の執事の涙/2013」「モネ・ゲーム/2012」「暮れ逢い/2013」「ヴェルサイユの宮廷庭師/2014」アラン・リックマン。

ジャマ・ファラに「キャプテン・フィリップス/2013」のバーカッド・アブディ。

ブライアン・ウッデールに「抱擁/2002」 「インベージョン/2007」「奇蹟がくれた数式/2015」「われらが背きし者/2016」ジェレミー・ノーサム。

キャリー・ガーションにフィービー・フォックス。

ジェームズ・ウィレット英外相に「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙/2011」「ダウントン・アビー (シーズン2)/2011」のイアン・グレン。

監督は「ウルヴァリン:X-MEN ZERO/2009」のギャヴィン・フッド。


ケニアのナイロビ。両親の愛情を受け無邪気に遊ぶ少女の姿が映し出される。やがて少女は母親が焼いたパンを売りに行くが、屋台を置いた場所はテロリストのアジトのすぐ側だった。

楽しそうにフラフープで遊ぶ少女の姿でエンディングを迎える。あの少女は無事だったのだろうか?


ロンドンに隣接するノースウッド司令部で指揮を執る英国軍事情報部のキャサリン・パウエル大佐。

ロンドンの内閣府で大臣のブライアン・ウッデールや法務長官らとミーティング中の国防相フランク・ベンソン中将。

米国ネバダ州でドローン操作をするパイロットのスティーヴ・ワッツとキャリー・ガーション。

現場(ケニア、ナイロビ)で虫型小型ドローンbeetleを飛ばす工作員ジャマ・ファラ。

それぞれが違う場所にいながら、インターネットや電話を駆使して、全く違った場所にいる人々が一同に集まっているかの様に見えるシチュエイションがスゴくて感心する。


パウエル大佐はテロリスト殺害のため少女を犠牲にするか否かで、上(政治家のトップ)に判断を求めるが、責任を取りたくない政治家たちの議論がまとまらない。テロリストを逃しても、民間人を犠牲にしても批判されることを知っているパウエル大佐は苛立ちを募らせる。

ヘレン・ミレンがクールでかっこいいが、何はともあれ虫型小型ドローンbeetleのスゴさに驚き!あれは確かにカブトムシの格好をしていた。

beetleを操作する工作員ジャマ・ファラがゲームで遊んでいるように見えて、子供がやらせて!なんて言うシーンにはニヤリとなる。


シンガポールで海老を食べ腹を壊した英外相が不機嫌だったり、米国国務長官は北京で卓球に夢中…全編に臨場感が漂い手に汗握る展開から目が離せないが、責任回避する政治家たちの姿だけは滑稽に映る。

フィクションだけど、昨今多々起こる自爆テロ事件を思い出し、現実のことのように見えるのが恐ろしい。

映画は今年1月に亡くなったアラン・リックマンを偲び、コリン・ファースがプロデューサーで参加している。


TOHOシネマズ・シャンテにて



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by margot2005 | 2016-12-29 00:23 | UK | Trackback(8) | Comments(2)

「ミス・シェパードをお手本に」

The Lady in the Van2015 UK

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ロンドンのカムデン、グロスター・クレセント通り23番地にはヴィクトリア時代の邸宅が立ち並び、リベラルな文化人が多く暮らす街。劇作家のアラン・ベネットもここに居を構えている。ある時、ミス・シェパードと名のるホームレスの老婦人が路上に停めた壊れかけたバンで暮らしているのを発見する


ミス・シェパードに「美しき家、わたしのイタリア/2003」「ラヴェンダーの咲く庭で/2004」 「ジェイン・オースティンの秘められた恋/2007」「パリ3区の遺産相続人/2014」 「マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章/2015」マギー・スミス。

アラン・ベネットに「クィーン/2006」アレックス・ジェニングス。

ヴォーン・ウィリアムズ夫人に「マイ・ベスト・フレンド/2015」フランシス・デ・ラ・トゥーア。

ルーファスに「麦の穂をゆらす風/2006」「クイーン」「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙/2011」「天使の分け前/2012」「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出/2015」ロジャー・アラム。

アンダーウッドに「ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期/2016」ジム・ブロードベント。

監督、製作は「英国万歳!/1994」「私の愛情の対象/1998」「センターステージ/2000」のニコラス・ハイトナー。


ミス・シェパードは壊れかけたバンで気ままに暮らし、近所の人に親切にされても感謝もせずに彼らを追い払う頑固ばあさん。しかし退去命令が下され途方に暮れるミス・シェパード。そんな彼女にベネットは一時的に自宅の敷地を提供する。やがて落ち着いたミス・シェパードは相変わらず自由奔放な生活を送り、結局15年もの間ベネットの敷地に居座り続けるのだった。


ホームレスに敷地を占領されたら普通追い出すことを考えるだろうけど、アラン・ベネットはそんなことはしない。やけに音楽に詳しかったり、フランス語を理解するミス・シェパードに興味をかきたてられるのだ。そう作家としての。案の定ミス・シェパードは波乱に満ちた人生を送っていた様子。


マギー・スミスはホームレスの頑固ばあさんが似合う。

そして英国人俳優のドミニク・クーパーやジェームズ・コーデンが俳優や、商人役でワンシーンに出演している。

邦題の「ミス・シェパードをお手本に」には、“老人も自立”という意味が込められている?

この老人自立はしているが、周りに迷惑をかけているのも事実。でもドラマを見る限りベネットはそれほど迷惑を被っているという雰囲気ではなかった。まぁこの世の中にベネットのような人が何人もいるとは思えない。彼は作家だからミス・シェパードの生き様に興味を持ったのだろう。ミス・シェパードはベネットが隣人で、おまけに常に自由であったことが一番幸せだったに違いない。


シネスイッチ銀座にて


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by margot2005 | 2016-12-23 00:30 | UK | Trackback | Comments(0)

「マダム・フローレンス! 夢見るふたり」

Florence Foster Jenkins2016 UK

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<音痴の歌姫>として知られるフローレンス・フォスター・ジェンキンスの驚きと感動の人生をメリル・ストリープ主演で映画化した音楽伝記ドラマ。”


フローレンス・フォスター・ジェンキンスに「イントゥ・ザ・ウッズ/2014」メリル・ストリープ。

シンクレア・ベイフィールドに「噂のモーガン夫妻/2009」「Re:LIFE~リライフ~/2014」「コードネームU.N.C.L.E./2015」ヒュー・グラント。

コズメ・マクムーンにサイモン・ヘルバーグ。

キャサリンに「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション/2015」「ガール・オン・ザ・トレイン/2016」レベッカ・ファーガソン。

アグネス・スタークに「ミッドナイト・イン・パリ/2011」「ラブストーリーズ コナーの涙/2013」ニナ・アリアンダ。

監督は「ヘンダーソン夫人の贈り物/2005」「クィーン/2006」「わたしの可愛い人-シェリ/2009」「あなたを抱きしめる日まで/2013」スティーヴン・フリアーズ。


1944年、ニューヨーク。超リッチなマダム・フローレンス幼い頃にホワイトハウスで歌った経歴を持ち心から音楽を愛している。かねてからソプラノ歌手になるという夢を捨てきれないでいた彼女は歌のレッスンを再会しようと考える。パートナーのシンクレアはフローレンスが音痴であることを理解しているが、愛する彼女の夢は奪いたくないという優しい心の持ち主。やがてレッスンの手配を始めたシンクレアはピアニストの面接を始める


フローレンスの歌の伴奏を務めるために雇われたピアニスト、コズメは彼女の音痴ぶりに呆然となる。そこでシンクレアはコズメを上手く取り込み、フローレンスが気持ちよく歌える環境を作るため奔走する。金にモノを言わせるシンクレアが意外と嫌みなく映るのはヒュー・グラントのキャラのせいかも知れない。


フランス映画「偉大なるマルグリット/2015」でもヒロインは実在の人物でアメリカ人という解説があった。本作を見てカトリーヌ・フロがマダムを演じたフランス版はかなり脚色してあったことを知った。名前も変えてあったし、ヒロインも若かったし

しかしながら本作はヒロインを忠実に描いている様子。メリル・ストリープが実際の歳以上に老けていると思ったら70代の役を演じていた。

メリル・ストリープは少々苦手ながらやはりスゴい!女優だなと思わずにはいられない。そしてヒュー・グラントがナイス!こんなヒューは初めて見たかも知れない。自己中な男が似合う彼だが、パートナーにも、メイドにも、お抱えのピアニストにまで優しい気配りを見せるシンクレア役がぴったりなのだ。


イングランドやスコットランドで撮影された、1940年代のレトロな雰囲気が楽しめる。

フローレンスはポテト・サラダが大好き。バスタブに保存したポテト・サラダはちょっと食傷気味だったけど

フランス版よりこちらの方が見応えがあった。


TOHOシネマズ日劇にて



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by margot2005 | 2016-12-17 22:15 | UK | Trackback(3) | Comments(2)

「シークレット・オブ・モンスター」

「The Childhood of a Leader」 2015 UK/フランス/ハンガリー

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第一次世界大戦末期の1918年。アメリカの政府高官がヴェルサイユ条約締結を目的にフランスに送り込まれる。彼にはドイツ人で信仰心の篤い妻と少女のように美しい一人息子がいる。その少年はかんしゃく持ちで日々大人たちを混乱させていた…


プレスコットにトム・スウィート。

母親に「ブラウン夫人のひめごと/2002」「アーティスト/2011」「タイピスト!/2012」「ある過去の行方/2013」「あの日の声を探して/2014」ベレニス・ベジョ。

父親に「日蔭のふたり/1996」「麦の穂をゆらす風/2006」「HUNGER/ハンガー/2008」リーアム・カニンガム。

家庭教師に「ハイ・ライズ/2016」ステイシー・マーティン。

家政婦に「パリ、ジュテーム/2006」「セラフィーヌの庭/2008」「ミックマック/2009」「ゲンズブールと女たち/2010」「危険なプロット/2012」「カミーユ、恋はふたたび/2012」「神様メール/2015」ヨランド・モロー。

チャーリー(リーダー)に「ニュームーン/トワイライト・サーガ/2009」「リメンバー・ミー/2010」「恋人たちのパレード/2011」「ベラミ 愛を弄ぶ男/2012」ロバート・パティンソン。

監督は「ファニーゲーム U.S.A./2007」「メランコリア/2011」「アクトレス ~女たちの舞台~/2014」「エスコバル 楽園の掟/2014」の俳優ブラディ・コーベット。


子供に愛情を込めてキスをしたり抱きしめたりしない母親がいるだろうか?しつけと称して父親も叱ることしか頭になく全く愛情表現をしない。このような両親に育てられた子供がまともに育つわけがない。

もう一人子供が欲しいという夫に“息子を生む時死にそうになった!”と訴える妻。おまけに結婚などしたくなかったと嘆いている。

結局母親は子供を甘やかす家政婦をクビにしてしまう。家政婦は少年にとってたった一人愛情を与えてくれる存在で心のよりどころだったのに…。


舞台が1910年代なので照明が暗い上、ドラマを盛り上げるためのBack Musicが重くて暗い。Back Musicは騒音のようにも聞こえて少々不愉快だった。

とにかくラストに唖然!唐突に終わる様は意図したものだろうけどエンディングもないなんてあり得ない!?

こちらもシアターでさんざん予告編を見て少々興味があったが良く理解できないドラマだった。


映画の公式HPには“この謎にヴェネチアがひれ伏した”と絶賛している。そういえばポスターに“A MASTERPIECE/傑作”の文字と星も5個つけてある。でもその謎も説明されないので良くわからない。

見る人によって“素晴らしい!”もしくは“良くわからない!”に分かれてしまう一作かも?

予告編を見る限りドラマはサイコホラー?と思っていたので、顔(こめかみ)にディナー・フォークざしだけではもの足りない。もっとスリリングに描いていたら面白かったかも知れない。


オープニングに当時の実写フイルムが映し出され、中盤で、父親は”ヴェルサイユへ行くぞ!”と息子をせき立て、ヴェルサイユ条約締結のために集まった人々が実写で映し出される。第一次世界大戦は終結したが、次に第二次世界大戦が始まり独裁者が現れる…といったアレンジ?

大ラス、いきなり大人になり独裁者として登場したカレ…現タイトル「The Childhood of a Leader/リーダーの幼年時代」を思い出した。

ロバート・パティンソンのスキンヘッドは実に似合っていなかった。彼のようなギョロ目はスキンヘッドだめなのかも知れない。


シークレット・オブ・モンスターの公式HPのPRODUCTION NOTEに監督のコメントあり。


TOHOシネマズ・シャンテにて


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by margot2005 | 2016-12-06 22:33 | UK | Trackback(3) | Comments(2)