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「野生のエルザ」

「Born free」1965 UK
マット・モンローが歌うテーマ「Born free」が大ヒットした思い出の作品。
作曲したジョン・バリーがアカデミー賞に輝いている。
原作はジェイ・アダムソンが書いたノンフィクション小説。
先月あたりからだったと思うが、wowowがアカデミー特集をしている。
運良くこの映画も放映していたので観ることが出来た。
一番最初観たのは、たぶんリヴァイヴァルでシアターに架かっていたのを観たと記憶する。
それもかなり前の話だが...映画を観た後感動してしまって原作を読んだ覚えがある。
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監督はジェームス・ヒル。
アダムソン夫妻役。ジェイにヴァージニア・マッケンナ。ジョージにビル・トラヴァース。

ケニア在住の動物保護官ジョージ(トラヴァース)は、ある日人食いライオンを射殺する。
そして、彼は殺された母ライオンの3匹の子供を家に連れ帰る。
ライオンの子供を我が子のように育て始める妻のジェイ(マッケンナ)。
ジェイは一番小さなライオンの子に、エルザと名付け、片時も離れない生活を送り始める。
しかしライオンたちは成長し、手放す時が日に日に近づいて来ていた。
エルザを我が子のように可愛がるジェイを知っているジョージは、エルザだけ動物園に送らず家に連れ帰る。
大人になったエルザは獲物を捕獲する力も、気力もなく、遊び相手という感覚しかない。
エルザを動物園に送りたくないアダムソン夫妻は、野生で行きて行けるようエルザを特訓する。

「Born free」のテーマが流れるラストは感動で泣ける...ライオン映画で泣けるなんてこの映画くらいだろうか?
映画のテーマ・ミュージックの重みを感じる1作。
ジェイが何度も、エルザは“生まれながらに自由”であると主張するシーンにはジーンとくる。
ジェイ・アダムソンは1980年にアフリカ、ケニアで亡くなっているが、確かライオンにアタックされたと記憶している。
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by margot2005 | 2007-02-21 23:04 | UK | Trackback | Comments(2)

「ヘンダーソン夫人の贈り物」

a0051234_0484161.jpg「Mrs Henderson Presents 」2005 UK
主演のヘンダーソン夫人に「007/カジノ・ロワイヤル/2006」のジュディ・デンチ。
劇場の支配人ヴィヴィアン・ヴァンダムにボブ・ホスキンス「メイド・イン・マンハッタン/2002」。
劇場のスター、モーリーンにケリー・ライリー「ロシアン・ドールズ/2005」
監督はスティーヴン・フリアーズ「堕天使のパスポート/2002」。
巷で評判のこの作品...前から観に行こう、行こうと思っていたのだが、行けなくて...やっと...
シアターは中高年の方々で一杯。
ジュディ・デンチ主演だからか?作品がオールド・ファッションぽいからか?は解らないが...
期待していたように素晴らしい作品で満足。
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1937年、舞台はロンドン。夫が他界し、莫大な財産を相続した未亡人ローラ・ヘンダーソン(デンチ)は、家で刺繍やおしゃべりに満足しているタイプではない。夫の死後しばらくして、街に出かけたローラはウエストエンド、ソーホーにある“ウインドミル劇場”を買い取り改装する。
ここのオーナーとなったローラは劇場の支配人としてヴィヴィアン・ヴァンダム(ホスキンス)を雇い入れる。
ローラが考えだした“ヌード・レビュー”により劇場はセンセーションを巻き起こす。
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あの時代、フランスではOKなヌード・レビューが、英国では上演が許可されなかったというが、これもお国柄なのか?
紳士、淑女の国英国で、あのようなレビューを考え、演じさせたローラ・アンダーソンってスゴイ人。70才になっても女性って恋をしたいのだ、と思わせるローラ役のジュディ・デンチが可愛い。
ローラの劇場を完全に仕切ったヴィヴィアン・ヴァンダムも、さぞかし才能ある人物であったことだろう。ヴァンダム役のボブ・ホスキンスも最高に適役である。
映画の中、劇場でのパフォーマンスはどうってことは無かったが、ミセス・ヘンダーソンとヴァンダムのやり取りは素晴らしかった。
あの時代、フランスまで小型飛行機で飛んだり、ボートを漕いでストレスを発散させたりしているローラ・ヘンダーソンって逞しい女性だったんだなぁ!と感動してしまった。
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by margot2005 | 2007-02-07 00:57 | UK | Trackback(9) | Comments(8)

「 007/カジノ・ロワイヤル」

a0051234_235378.jpg「Casino Royale」2006 USA/ドイツ/UK/チェコ
ダニエル・クレイグ「Jの悲劇/2004 ミュンヘン/2005」主演Brand-new Bond!
ボンドの故郷英国では、映画が公開されるまで酷評されまくっていたと言うダニエル・クレイグ。私的に大好きなのでとっても楽しみにしていたが...いやもうブラヴォー、ダニエル!!
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ダニエル!!とっても素敵な"007"である!
ボンド・ガール、ヴェスパーにエヴァ・グリーン「ドリーマーズ/2003 ルパン/2004」。もちろんMにはジュディ・デンチ「ラヴェンダーの咲く庭で/2004」。
監督はマーティン・キャンベル。
"007"映画に必ず登場するリッチ・ピープルが集まるスポット。今回はバハマ、コモ、ヴェニスが舞台として使われている。モンテネグロも舞台の一つとなっているが、実際はチェコの著名なホテルのカジノで撮影されたと思える。
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世界中のテロリストの資金調達をしているル・シッフル(マッツ・ミケルセン)と、モンテネグロのカジノで勝負をすることが最初の任務となったジェームス・ボンド(クレイグ)。彼はモンテネグロに向かう長距離列車の中でM(デンチ)に雇われたヴェスパー(グリーン)と対面する。
この後のストーリーは割愛させていただく。
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"007"ジェームズ・ボンドはやはりなんてったってショーン・コネリーである。彼の「ロシアより愛をこめて/1963」は、私的に“007映画”の最高作品だと思っている。後の「ゴールド・フィンガー/ 1964」「サンダーボール作戦/1965」も素晴らしい作品だ。その後ボンド役は変わり、時代的にストーリーよりも派手なアクション・シーンばかり目立つスパイ映画になってしまったが...まぁそれも仕方あるまい ...
今迄の"007"ではボンド・ガールのナイス・バディが売り物だったが...ダニエル版ボンドではボンド本人のナイス・バディが披露されている...私的には大満足...これも時代の成せる技かと...
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ダニエルは「Jの悲劇」以来の大ファンなので、彼のあのブルー・アイズをうっとりと見入ってしまっていた映画である。スパイ映画の主人公をうっとりと観ることって殆どないのだが...
ファンはダニエルのブルー・アイズに魅せられるようだが、ダニエルご本人は"M"役のデンチのブルー・アイズに魅せられたとかの記事があった。デンチは昨今basan役が多い(実際basanだが...)が"007"シリーズの"M"役では滅茶クール!
この作品ド派手なシーン満載の上、とってもチャーミングなジェームズ・ボンドが描かれている。そして、それは主演のダニエルがボンド役にとってもマッチしているからではないだろうか。エンド・クレジット最後の ”ボンドは戻って来る”...で次の作品に期待したい!
フランス人女優のエヴァ・グリーンは、ハリウッド大作「キングダム・オブ・ヘヴン/2005」にも出演しているクール・ビューテイ。素晴らしい女優だが、これでも素敵なボンド・ガールを演じている。
先週末に初来日したダニエルは4か間日本滞在とかだが、まだ東京にいるのかな?ダニエルあのちょっと突き出した小さな口がとってもチャーミング。
トレーラー
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by margot2005 | 2006-12-02 23:58 | UK | Trackback(34) | Comments(16)

「上海の伯爵夫人」

a0051234_012513.jpg「The White Countess」2005 UK/USA/ドイツ/中国
原作は「日の名残り/1993」のカズオ・イシグロ。監督も左記のジェームス・アイヴォリー。
主演のアメリカ人外交官ジャクソンに「イングリッシュ・ペイシェント/1996」のレイフ・ファインズ。伯爵夫人ソフィアにナターシャ・リチャードソン「メイド・イン・マンハッタン/2002」。日本人ビジネスマン松田に真田広之。ソフィアの亡き夫の母親オルガにリン・レッドグレイヴ。その姉サラにヴァネッサ・レッドグレイヴ。ヴァネッサ&リンは実の姉妹で、ヴァネッサはナターシャの実の母親。
「イングリッシュ〜」以来のレイフ、ファンで、彼の作品は「嵐が丘/1992」を始めとして、「ことの終わり/1999」「オネーギンの恋文/1999」と彼の雰囲気にぴったしの役ばかり...これもそうである。彼は「イングリッシュ〜」の頃とちっとも変わらないなぁ...と何れを観ても感じる。
これは「ナイロビの蜂/2005」の前に作られた作品。
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1930年代、上海、ロシアから亡命してきた伯爵夫人ソフィア(リチャードソン)は、亡き夫の代わりに、残された家族を養うためクラヴのホステスをしている。ある夜そのクラヴで、盲目の元外交官ジャクソン(ファインズ)と出会う。彼はテロで妻子を失った上、自身の目も失っていた。絶望のどん底にいるソフィアとジャクソンは互いに求め合っていく。
一方で、やはりクラヴで知り合ったビジネスマン松田(真田)とも交流を深めていくジャクソンだったが...
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「日の名残り」もそうだが、カヅオ・イシグロの世界は決してフィジカルに愛情表現はしない。この作品でも二人は一回キスを交わすだけ...
互いに交わす目と目(一人は見えていないので、交わす言葉で...)が滅茶語る(心に染みる)のである。
かつて貴族であり、何不自由ない暮らしをしていたソフィアは家族のため夜の街で働く日々。ソフィアが働かなければ家族は食べて行けない。しかし義母オルガ(リン)と義妹グルーシュカ(マデリーン・ポッター)はソフィアに辛く当たる。これって万国共通で、嫁は立場が無い...いや哀しすぎる...
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ラストはなんとなく読めるのだが...最期まで飽きさせないアイヴォリーはやはり素敵だな。レイフはハマり過ぎる役で、あの方のあのやるせない...これは特に盲目役で、妻子を亡くした役で...いやでも巧い(似合い過ぎ)...
謎の日本人ビジネスマン松田を演じた真田広之が光る。存在感ありで、彼の今後のInternationalものに是非期待したいものである。
以前雑誌にレイフの記事が掲載されていたのを読んだ。それには“東京の街は大好きで何度も来ている。この街が良いのは、歩いていても誰も私に気づかず騒がれることがない...” そうなんだレイフって誰も気がつかないんだ...とは一般の方々(映画otakuじゃない)のことであって、わたしを初め、この映画を観にbunkamuraに来ていたレイフ狙いのobasamaたちは、貴方を見かけたら絶対呼びとめることでしょう。
とにかくbunkamuraのシアターはレイフ、ファン(一部ナターシャ、ファンと思われるojisama)で満席であった。bunkamura&シャンテはなぜに?あんなに混むのでしょうか??
上、ソフィアの緑のドレスはシアター出口前(普段売店)に飾ってあります。
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by margot2005 | 2006-11-16 00:21 | UK | Trackback(13) | Comments(18)

「トリスタンとイゾルデ」

「Tristan + Isolde」2006 UK/ドイツ/チェコ/USA
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トリスタンに「ジェームス・ディーン/2001」のジェームズ・フランコ。
イゾルデにソフィア・マイルズ。
イングランド、コーンウオール領主マークに「娼婦ベロニカ/1998」のルーファス・シーウェル。
メローに「モンテ・クリスト伯/2002」のヘンリー・カヴィル。
監督はケヴィン・コスナー主演「ロビンフッド/1991」の監督ケヴィン・レイノルズ。
“トリスタンとイゾルデ”は“ロミオとジュリエット”のベースとなった様だが結末はちょっと違っている。この物語はかなり前に読んだがまた読んでみたくなった。
キング&プリンセスもの大好き!おまけにアイルランドでロケされたというので、是が非でも観たいと思って初日に観に行った。新聞にもアイルランドでロケされた映像が素晴らしい!と書いてあったように、アイルランドの美しい海岸線...素晴らしい景色を堪能できる。
この手の映画を観るといつも感じるのだが、あの衣装で海水に浸かって演技するのって本当に大変だろうな...俳優てすっごい重労働だなといつも思う。
両親をアイルランド軍に殺害されたトリスタン(フランコ)は、彼の命の恩人でもあるコーンウオールの領主マーク(シーウェル)に引き取られる。やがてマークの甥メロー(ヘンリー・カヴィル)と共に成長したトリスタンは戦場で重傷を負い王家の葬船に乗せられ死へと旅立つ。
一方で、アイルランドのプリンセス、イゾルデ(マイルズ)は父親の命で愛してもいないモーホルト(グラハム・ムーリンズ)と結婚の約束をする。ある日イゾルデは海岸に打ち上げられた一艘の船に、まだ息のあるトリスタンを見つけ、海辺の小屋に彼をかくまい献身的に介護する。やがて二人は結ばれるが、トリスタンがアイルランドから去る日が近づいていた。イングランドに戻り、元気を取り戻したトリスタン。やがて運命のいたずらか?愛するイゾルデがマークの政略結婚の相手と知って愕然とする。
ジェームズ・フランコは「ジェームス・ディーン」でマジでジミーか?というくらいジミーになりきっていた。この作品では運命に翻弄されるトリスタンを素敵に演じている。彼はカリフォルニア出身のアメリカンである。彼以外の出演者はほとんど英国人で、フランコはキングズ・イングリッシュを話すため特訓したとの事だが...なんとなく彼の台詞は少なかった気もするが...フランコ、トリスタン役はとっても素敵である!
イゾルデ役のマイルズについてほとんど知識はない...「フロム・ヘル/2001」でジョニー・デップの妻を演じていたので観たことはあるはずだが...
シーウェルはほんと古典が似合う!この方の現代物ってジョゼフ・ファインズの「マーサ・ミーツ・ボーイズ/1998」くらいかな?記憶には...
ストーリー、解ってはいるのだが、もどかしい...なんとかならないのか...なるわけないのに...といった感じで...
ラストはあまりにも美しく哀しい。久方ぶりに感動で胸がいっぱいになった映画であった(これ系に感動する人なので...万人に受けるとは限らないが...)。
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by margot2005 | 2006-10-17 23:58 | UK | Trackback | Comments(0)

「マッチポイント」

a0051234_0103523.jpg「Match Point」2005 UK/USA/ルクセンブルグ
監督、脚本は「さよなら、さよならハリウッド/2002」
ウディ・アレン。
主演は「ベルベッド・ゴールドマイン/1998」「アレキサンダー/2004」のジョナサン・リース・マイアース。
マイアース演じるクリスを虜にするノラ役にスカーレット・ヨハンソン「理想の女/2004」
クリスの妻クロエに「Dear・フランキー/2004」のエミリー・モーティマー。
クロエの兄トムにマシュー・グード「チェイシング・リバティ/2004」。
モーティマーとグードは、どこかで観た顔?と思っていたら、ちょっと前にそれぞれが出演する映画をwowowで放送していた。
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観終わって、この映画はアレン・ムーヴィーぽくないなと感じた。アレンの映画は会話が炸裂するが、これはそうではなくゆったりとストーリーが展開し、素敵なサスペンス・ドラマに仕上がっている。いやかなりお気に入りの部類に入るアレン・ムーヴィーである。
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アイルランド出身のクリス・ウイルトン(マイヤース)は元テニス・プロで、ロンドンにある会員制のテニス・クラブのコーチとして働き始める。ある日そこで出会った青年実業家トム(グード)にオペラに誘われ、オペラ・ハウスでトムの家族を紹介され、家族ぐるみの付き合いが始まる。トムの妹クロエ(モーティマー)はクリスに夢中になり、クリスもまんざらではない。一方でトムのフィアンセである女優志願のアメリカ人女性ノラ(ヨハンソン)と出会ったクリスは、ノラの官能的な魅力の虜となってしまう。男はどんなに素晴らしい家庭を持っていても、誘惑に負けるのだろうか?その代償がとんでもないことになるなんて思ってもいなかっただろうが...
今一度、実に素晴らしいサスペンス・ドラマである!!
冒頭のネット際のテニス・ボールのシーンと、テームズ川欄干の指輪のシーン...ニクいなアレン!!と唸ってしまった。
タイトルの“マッチ・ポイント”も絶妙である。
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スカーレット・ヨハンソンはホントに妖艶である。1984年生まれで20才ちょっとなのだが、このようなハリウッド女優て最近いない気がする。過去には一杯いた妖艶なるハリウッド女優になれそうである。マイアースは「ベルベッド・ゴールドマイン」でユアン・マクレガーと共に強烈な印象を残したが、今ではスーツが似合う。
リッチでなかったクリスが突然リッチマンになり、オフィスも自宅も高いビルの上...高所恐怖症と訴えるクリスが哀れである。リッチマンは高い所がお好きかも??
映画に登場するクリスとクロエの新居は、テームズ川沿いのビッグ・ベンが目の前に広がる瀟洒なアパートメントの一室。2年前に見たロンドンの景色が懐かしくもあり、また行きたくなってしまった。
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by margot2005 | 2006-08-30 00:14 | UK | Trackback(60) | Comments(18)

「ナイロビの蜂」

a0051234_2113620.jpg「The Constant Gardener」2005 UK/ドイツ
オスカー助演女優賞(2005)/レイチェル・ワイズ

監督はブラジル出身のフェルナンド・メイレレス「シティ・オブ・ゴッド/2002」。主演の英国外交官ジャスティン・クエイルにレイフ・ファインズ「メイド・イン・マンハッタン/2002」「上海の伯爵夫人/2005」、妻テッサにレイチェル・ワイズ「ニューオリンズ・トライアル/2003」。原作はジョン・ル・カレ「テーラー・オブ・パナマ/2001」。
久々のレイフ主演映画で楽しみにしていた。多分、レイチェル・ワイズがオスカーをゲットしたので??大きな劇場で公開に至ったのかもしれない?なんて勝手に想像して...有楽町の丸の内プラゼールで観た...土曜日...雨の午後だったもので、普段映画観ない人とかもいたし...初日だしで...シアターは満員であった。
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この作品はやはり...“冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの同名ベストセラー”と言うことで納得した。やはりコレは冒険映画だったのだ。常に前知識ゼロで映画を観るため...観る前は、ストーリーを語るしっとりとした作品か??なんて思っていたのが大きな間違いであった。ハリウッド映画ばりの大スペクタクルである。
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ある講演で偶然知り合った英国外交官ジャスティン・クエイル(ファインズ)と学生テッサ(ワイズ)。二人は結婚しアフリカ、ケニア、ナイロビに移り住む。ガーデニングが趣味の温和で無欲な夫ジャスティンに対し、妻のテッサは行動力の固まりのような女性で、地元での救援活動に明け暮れていた。ある日、テッサはアフリカ人医師アーノルド(ユベール・クンデ)と出かけたまま帰らぬ人となる。陰謀事件に巻き込まれた後、テッサは殺されたと確信したジャスティンは、一人で事件解明に乗り出す。
レイチェル演じるテッサは前半で死んでしまうのだが、その後ジャスティンがテッサとの過去を思い出す回想シーンでしばし登場する。
原題が語るように主人公はこよなく緑を愛するガーデナーである。
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最近冒険活劇は食傷気味なので私的にはおすすめではないが、アフリカの地ケニア、スーダン...ラストに登場する広大な湿地帯は素晴らしく美しい!
劇場の入り口にrottentomatoesの記事が掲載されている。アメリカでは評判良かったみたい...オスカーも受賞したし...。
しかしレイフ・ファインズは「シンドラーのリスト/1993」や「イングリッシュ・ペイシェント/1996」の頃と比べて、余り変化してないのがスゴイ!
「Jの悲劇/2004」のビル・ナイが黒幕で出演している。
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by margot2005 | 2006-05-14 02:21 | UK | Trackback(53) | Comments(18)

「美しきイタリア、私の家」

a0051234_23445351.jpg「My House in Umbria」 2003 UK/イタリア
マギー・スミス「ムッソリーニとお茶を/1998」、「ラヴェンダーの咲く庭で/2004」主演のTVドラマ。共演はオスカー俳優「アダプテーション/2003」のクリス・クーパー。
監督はリチャード・ロングレイン。
マギー・スミスは凛とした役が似合う女優だが、これではちょっとアル中気味の恋愛小説家を演じていて素敵に似合う。スミスは70才過ぎの現在だが、まだまだ魅力あるbasanである。
スミス演じる恋愛小説家エミリー・デラハンティの執事のような存在クインティ役にティモシー・スパール「宮廷料理人ヴァテール/2000」。
原題の“ウンブリア”はイタリアの中西部に位置する田園地帯で、トスカーナ州が近く、世界遺産で有名なシエナの街も映画に登場する。とにかく田園風景が素晴らしい!!
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ある日、ミラノに買い物に行くため、列車に乗ったエミリー(スミス)。彼女は偶然にも爆弾事故に遭遇する。同じコンパートメントに居合わせた人々で、からくも生き延びたのはイギリス人のジェネラル(ロニー・ベーカー)、若いドイツ人ワグナー(ベンノ・フユルマン)、アメリカ人少女エイミー(エミー・クラーク)、そしてエミリー自身の4人であった。
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病院から退院した3人と共に我が家に戻ったエミリーはご機嫌であった。彼女は人の世話をするのが大好きだったのである。エミリーの過去は悲惨で、実の親に捨てられた後、養ってくれる人はいたが、10代で家を出て以来自由奔放のジプシー生活が続いた。
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クインティ(スパール)は、エミリーと共に3人の珍客を歓待する。エイミーは事故の後心を閉ざし言葉を失っていた。やがてエイミーの叔父と名乗るトム(クーパー)がアメリカからやって来る。
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イタリア、ウンブリア州はシエナに近いようで、少女エイミーが見たかったシエナの街をみんなで観光するシーンもある。世話になっているミセス・デラハンティのために、彼女の故郷である英国風のガーデンを、ジェネラルとワグナーが作るシーンもあり、美しい庭も堪能できる。
主演のマギー・スミスはちょっとお茶目で、おしゃべりで、アル中気味のレディを好演している。クリス・クーパーの存在がまた素晴らしい。この方は、ただそこにいるだけで存在感のある俳優だが、これでも正にそのものズバリである。インスペクター役のジャンカルロ・ジャンニーニ(雲の中で散歩/1995)がこれ又素敵なojisamaで大好きである。
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by margot2005 | 2006-02-20 22:05 | UK | Trackback(1) | Comments(6)

「ラヴェンダーの咲く庭で」

a0051234_19504449.jpg「Ladies in Lavender」 2004 UK
英国の名女優二人、マギー・スミス「ゴスフォード・パーク/2001」とジュディ・デンチ「シッピング・ニュース/2001」、「プライドと偏見/2005」が姉妹を演じた素敵なハートフル・ドラマ。
監督、脚本は「スイミング・プール/2003」で出版社社長ジョンを演じたチャールズ・ダンス。
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時代は1936年...初老の姉妹ジャネット(スミス)とアーシュラ(デンチ)は、英国の最西端コーンウオール地方で静かに暮らしていた。嵐の去ったある日、浜辺に打ち上げられた若い男を見つける。けがをしていた彼を二人は家に連れ帰り看護する。彼は英語を話さない異国人であった。後に彼はポーランド人のヴァイオリニスト、アンドレア(ダニエル・ブリュール)であることが解る。姉妹で手厚く看護していたが、妹のアーシュラは、この若い異国人に異性としての感情を抱き始めていた。けがが癒えて元気になったアンドレアは姉妹に得意のヴァイオリンを聞かせるようになる。
難を言えば姉妹役の二人が似ていない...これにはちょっと困った。しかし名女優二人の存在は素晴らしい。しっとりとした素晴らしいドラマだ。タイトルにもなっているラヴェンダーが咲いた庭を初めコーンウオールの景色が美しい!
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貫禄のジュディ・デンチが、この作品では、時代的に男性と縁が薄かった未婚の純な女性を演じている。少々似合わないが、頑張っている。けなげな役のデンチって初めてかも??マギー・スミスは相変わらず、リンとした雰囲気のレィディ役がぴったり!
いつも怪しい魅力のナターシャ・マケルホーン 「デビル/1997、キリング・ミー・ソフトリー/2001」がアンドレアの才能を見抜くドイツ人、オルガ役で出演している。アンドレア役のスペイン人(ドイツ人だと思っていたが...)であるダニエル・ブリュールの作品は未見であるが、これから公開予定の「戦場のアリア/2005」にも出演している。2005年6月に公開され、現在DVDになっている。
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by margot2005 | 2006-02-11 20:39 | UK | Trackback(13) | Comments(16)

「高慢と偏見」

a0051234_07480.jpg「Pride and Prejudice」1995 UK(BBCミニ・ドラマ・シリーズ)
主演は「ブリジッド・ジョーンズの日記/2001」「秘密のかけら/2005」のコリン・ファース& 「抱擁/2001」のジェニファー・エール。
監督はサイモン・ラントンで脚本はアンドリュー・デイヴィス。
シアターの大画面で観る映画と、TVシリーズで放映されたドラマをDVDで観るのとではちょっと趣は違うが...原作であるジェーン・オースティンが書いた、とても有名な「高慢と偏見」を読んでいないため、フル・ストーリーを知らなかった。
キーラ版「プライドと偏見/2005」では2時間足らずですべてを描かなきゃならないが、この作品では5時間余りのストーリー展開となっている。なもんで、キーラ版のエリザベスとダーシーの描き方が早急で、途中なぜに?二人は?みたいに感じることがあったが、これでは二人の出会いから、互いに好感を抱き、結ばれるまで丁寧に描かれていて満足できる。
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「ブリジッド・ジョーンズの日記」に登場する、高慢な弁護士マーク・ダーシーが、この「高慢と偏見」をベースに描かれているというのもうなずける。観ているとほんとあのマーク・ダーシーとかぶるのである。池に飛び込むシーンも出て来る。
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ダーシー、エリザベスはもちろんの事、他の出演者も...ジェーン役のスザンヌ・ハーカーはクラシック・ビューティで素敵だし(上写真)、コリンズ役のディヴィッド・バンバーは素晴らしいの一言。ミセス・ベネット演じるアリソン・ステッドマンはハマり役。そして印象深かったのは、ミス・キャロライン・ビングリーを演じるアンナ・チャンセラー(ドリーマーズ/2003)が、とてつもなく高慢ちきで、下の人間を見下すリッチ・ウーマン役ぴったりで堪能できる。
ダーシーの館ペンバリーを始めとして、キャサリンのロージングス、コリンズの牧師館ハンスフォード、そしてベネット家と、そのどれもがこのドラマの住人を考えて探して来たというだけあって素晴らしい!ペンバリーは殆どお城状態で、ドラマ中で”こんな館に住めるならなんでもするわ!”という台詞が登場する。原作を忠実に描いたということなで、益々ジェーン・オースティンの小説が読みたくなってしまった。
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下写真“63rd Annual Golden Globe Awards”でのエマ・トンプソンとコリン(picture by ColinFirth.com)。
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by margot2005 | 2006-01-21 01:53 | UK | Trackback(3) | Comments(6)